美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H570
「うーん、色……いえ、そもそもが服の形そのものを変える事って出来ないんですか?」
私は色を変える……と言おうと思ったけど、そもそもがの問題を思い出した。だってそもそもがこのスーツ、可愛くない。別に男ならそれでもいいでしょう。けどさ、女の子にはカワイイ格好をして欲しい。だってここにはかわいい子が多い。多分魂の強さとか容姿にも影響有るんじゃ無いかな?
だって私が元いた星も、強い奴ほど美しくてカワイイだったしね。だからこそ超絶に強い古竜であるズラララバライトも普通に変化するだけで美男になってるんだと思う。かわいい子がカワイイ格好をするのは義務にしたいくらいである。
だってその方が華やかになるし、幸せになる。自分だけじゃ無く、周囲もそうなるじゃん。まあもちろん、優劣が出てくると厄介なことはあるけどね。この街には花が足りないよ。折角めっちゃ進んでて、快適な街なのに、どこか寂しいと思うんだもん。
それはこの街には花がないからだ。一応色々と派手なスクリーンとかで広告とか流れてたりはする。けどそれの殆どが風景とか、動物とかを映してる。実際、その映像は驚くほどに綺麗だ。それにみたことない風景とか、みたことない動物とか……流石宇宙が違うだけあって、似たような動物でもちょっと違うとかある。もちろん全く知らない動物とかもいるようだ。
「流石に全く違うように変化させるのは難しいでしょうね」
「そうなんだ」
やっぱり全然違うように形を変化させる……というのは難しいらしい。色くらいが現実的か……それだけでもかなりこの町の印象は変わると思う。
「じゃあ色を変えるくらいは出来ますよね?」
「まあそれくらいなら……」
「それだけでも変わりますよ。それに実際の所、皆さんオシャレには興味があるみたいですしね。さっきの施設? お店? みたいなところは一杯あるんですか?」
さっきのと言うのは、もちろんおじさんが美少女になってた場所である。なかなかに衝撃的だったからね。おじさんでも可愛くなりたい……というのはまあわかる。なにせ可愛いは皆の憧れだからだ。実際の所、自分自身が可愛くなりたい――という人が大多数では無いというのはわかるけどね。でも絶対にいない訳でもない。あのおじさんがその証拠。それに話を聞くと、けっこうああいう場所には男女ともに人気らしい。
「それなりに有りますね。この町だけで十店舗はあります」
「なるほど……」
それが多いのか少ないのかは私にはわかんない。けど彼がそれなりと言ってるから、そこそこ多いんだろう。あの場所がそこそこあるって事は、みなさんオシャレに興味があるって事だからね。だって皆さん普通に……と言うか当たり前にこの同じスーツを着てるから、この世界にはオシャレ的な概念が無いのかな? って思ってしまう。でもそうじゃないとわかって良かった。
確かにかわいい子がピシッとした服を着てるのも良い。ギャップ萌えという奴だ。でも皆が皆それをやってたらそれはもう個性じゃ無い。没個性である。私は色んな美少女をみたい。その為にもオシャレは大切なのだ。
「皆さん、ああいう所でしかオシャレしないの?」
「服とかのオシャレは個人で楽しむものでしょう? それに他人に他の姿を見せるのはふしだらなことです。恋人や家族、そういう近しい人にだけ見せるものですよ」
「へ……へぇー」
なるほど、この場所はそういう倫理観なんだ。なるほどなるほど……そういう社会構造になってるんだ。残念である。
私は色を変える……と言おうと思ったけど、そもそもがの問題を思い出した。だってそもそもがこのスーツ、可愛くない。別に男ならそれでもいいでしょう。けどさ、女の子にはカワイイ格好をして欲しい。だってここにはかわいい子が多い。多分魂の強さとか容姿にも影響有るんじゃ無いかな?
だって私が元いた星も、強い奴ほど美しくてカワイイだったしね。だからこそ超絶に強い古竜であるズラララバライトも普通に変化するだけで美男になってるんだと思う。かわいい子がカワイイ格好をするのは義務にしたいくらいである。
だってその方が華やかになるし、幸せになる。自分だけじゃ無く、周囲もそうなるじゃん。まあもちろん、優劣が出てくると厄介なことはあるけどね。この街には花が足りないよ。折角めっちゃ進んでて、快適な街なのに、どこか寂しいと思うんだもん。
それはこの街には花がないからだ。一応色々と派手なスクリーンとかで広告とか流れてたりはする。けどそれの殆どが風景とか、動物とかを映してる。実際、その映像は驚くほどに綺麗だ。それにみたことない風景とか、みたことない動物とか……流石宇宙が違うだけあって、似たような動物でもちょっと違うとかある。もちろん全く知らない動物とかもいるようだ。
「流石に全く違うように変化させるのは難しいでしょうね」
「そうなんだ」
やっぱり全然違うように形を変化させる……というのは難しいらしい。色くらいが現実的か……それだけでもかなりこの町の印象は変わると思う。
「じゃあ色を変えるくらいは出来ますよね?」
「まあそれくらいなら……」
「それだけでも変わりますよ。それに実際の所、皆さんオシャレには興味があるみたいですしね。さっきの施設? お店? みたいなところは一杯あるんですか?」
さっきのと言うのは、もちろんおじさんが美少女になってた場所である。なかなかに衝撃的だったからね。おじさんでも可愛くなりたい……というのはまあわかる。なにせ可愛いは皆の憧れだからだ。実際の所、自分自身が可愛くなりたい――という人が大多数では無いというのはわかるけどね。でも絶対にいない訳でもない。あのおじさんがその証拠。それに話を聞くと、けっこうああいう場所には男女ともに人気らしい。
「それなりに有りますね。この町だけで十店舗はあります」
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それが多いのか少ないのかは私にはわかんない。けど彼がそれなりと言ってるから、そこそこ多いんだろう。あの場所がそこそこあるって事は、みなさんオシャレに興味があるって事だからね。だって皆さん普通に……と言うか当たり前にこの同じスーツを着てるから、この世界にはオシャレ的な概念が無いのかな? って思ってしまう。でもそうじゃないとわかって良かった。
確かにかわいい子がピシッとした服を着てるのも良い。ギャップ萌えという奴だ。でも皆が皆それをやってたらそれはもう個性じゃ無い。没個性である。私は色んな美少女をみたい。その為にもオシャレは大切なのだ。
「皆さん、ああいう所でしかオシャレしないの?」
「服とかのオシャレは個人で楽しむものでしょう? それに他人に他の姿を見せるのはふしだらなことです。恋人や家族、そういう近しい人にだけ見せるものですよ」
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