美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H526
ブレスが収まったら、なんか見える人達は皆無事だった。どうやら攻撃的なブレスではなかったらしい。なんかこの宇宙を広げるとか言ってたけど……見た目ぱっと見何が変わったのかわかんない。てか宇宙の全容なんてわかんないからね。けど――
『ふむ、これでなんとか入れるか』
――そんな事をいってそのでっかいドラゴンは頭と片足だけでなく、その全てをこの宇宙に入れようとしてくる。ちょっと、私のスペースが狭くなっちゃうんですけど……そのでっかいドラゴンはまさに山……と呼べるほどだ。なんなのこれ……
「お前は古竜か?」
アクトパラスがそんな事を言う。古い竜とかいて古竜だよね? まあ確かにこのでかさである、めっちゃ古くからいてもおかしくはないね。
『いかにも。我は古の竜の一体。どうだ? 我がこの宇宙を管理してやろう』
「古竜とは既に宇宙の中心に自身の領域を持ってると聞いたが?」
『そうだな。だが、別に新たな宇宙を加えていけないわけではない」
どうやら古竜という存在は宇宙の中心に近い存在らしい。宇宙の中心がなんなのかよくわかってないが、とりあえずこの新たなアクトパラスとゼンマイが作った宇宙は新参な宇宙だけあって、辺境とよんで良い場所にあるんだろう。
「そうそう自身の領域から出てこない古竜が一体どうやってこの宇宙に目をつけたのか……それが気になるんだが?」
『何をいうかとおもえば、まだまだ万年も生きてない奴は言う事が細かいな。こんなのはただの気まぐれ。古竜である我がわざわざお前達の宇宙を管理しようというのだ。それは貴様達にとっても、ありがたい事だろう?』
確かに……いままでずっとアクトパラスが戦ってきてたのは、下手に弱いドラゴンに管理されたくなかったから……と言うのがある。ドラゴンは宇宙の管理者としてその幅をきかせてるわけだ。けど下手なドラゴンに管理を任せると、宇宙自身がボロボロになる……なんて事があるらしい。だからこそ、神へと至った者達はこのドラゴンになら、任せてもいい……というドラゴンを見極めないといけない……とマニュアルに書いてあった。きっとあのマニュアルを執筆した著者はその経験があるんだろう。
ようはドラゴンにも当たり外れがある……と言う事だ。それでいえば確かに古竜に管理されるのなら、ある意味で良いと思えるよね。そこらのドラゴンとは文字通り格が違うだろうし。それになんか色々と知ってそう。今までのドラゴンは凶暴さが出てたけど、このドラゴン、まだ話わかりそうだし。
まあ懸念があるのもわかる。それは神とドラゴンの力の隔絶である。パートナーになるドラコンはあまり自分よりも強くない方が良い……と書いてあった。でも弱いのも駄目だから、そうなると同じくらいかちょっと今の自分よりも強いくらいがいいらしい。
でも明らかにこの古竜はアクトパラスとゼンマイよりも強い。それも圧倒的にだ。それがきっと二人は懸念点なんだろうね。でもあんまり頭ごなしにこいつの提案を拒否するなんて事もできない。
なにせドラゴンとは基本傲慢で暴力的な奴等なのだ。刺激したら、この宇宙、今度こそ消し飛ばされるかもしれない。そんな状況だよ。
『ふむ、これでなんとか入れるか』
――そんな事をいってそのでっかいドラゴンは頭と片足だけでなく、その全てをこの宇宙に入れようとしてくる。ちょっと、私のスペースが狭くなっちゃうんですけど……そのでっかいドラゴンはまさに山……と呼べるほどだ。なんなのこれ……
「お前は古竜か?」
アクトパラスがそんな事を言う。古い竜とかいて古竜だよね? まあ確かにこのでかさである、めっちゃ古くからいてもおかしくはないね。
『いかにも。我は古の竜の一体。どうだ? 我がこの宇宙を管理してやろう』
「古竜とは既に宇宙の中心に自身の領域を持ってると聞いたが?」
『そうだな。だが、別に新たな宇宙を加えていけないわけではない」
どうやら古竜という存在は宇宙の中心に近い存在らしい。宇宙の中心がなんなのかよくわかってないが、とりあえずこの新たなアクトパラスとゼンマイが作った宇宙は新参な宇宙だけあって、辺境とよんで良い場所にあるんだろう。
「そうそう自身の領域から出てこない古竜が一体どうやってこの宇宙に目をつけたのか……それが気になるんだが?」
『何をいうかとおもえば、まだまだ万年も生きてない奴は言う事が細かいな。こんなのはただの気まぐれ。古竜である我がわざわざお前達の宇宙を管理しようというのだ。それは貴様達にとっても、ありがたい事だろう?』
確かに……いままでずっとアクトパラスが戦ってきてたのは、下手に弱いドラゴンに管理されたくなかったから……と言うのがある。ドラゴンは宇宙の管理者としてその幅をきかせてるわけだ。けど下手なドラゴンに管理を任せると、宇宙自身がボロボロになる……なんて事があるらしい。だからこそ、神へと至った者達はこのドラゴンになら、任せてもいい……というドラゴンを見極めないといけない……とマニュアルに書いてあった。きっとあのマニュアルを執筆した著者はその経験があるんだろう。
ようはドラゴンにも当たり外れがある……と言う事だ。それでいえば確かに古竜に管理されるのなら、ある意味で良いと思えるよね。そこらのドラゴンとは文字通り格が違うだろうし。それになんか色々と知ってそう。今までのドラゴンは凶暴さが出てたけど、このドラゴン、まだ話わかりそうだし。
まあ懸念があるのもわかる。それは神とドラゴンの力の隔絶である。パートナーになるドラコンはあまり自分よりも強くない方が良い……と書いてあった。でも弱いのも駄目だから、そうなると同じくらいかちょっと今の自分よりも強いくらいがいいらしい。
でも明らかにこの古竜はアクトパラスとゼンマイよりも強い。それも圧倒的にだ。それがきっと二人は懸念点なんだろうね。でもあんまり頭ごなしにこいつの提案を拒否するなんて事もできない。
なにせドラゴンとは基本傲慢で暴力的な奴等なのだ。刺激したら、この宇宙、今度こそ消し飛ばされるかもしれない。そんな状況だよ。
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