美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。

ファーストなサイコロ

H494

 私がかわいいで全世界……いや全宇宙をどうやって支配するか考えてる間に、黒い人が中に入った女王様はその姿が変わってた。なんか褐色の肌になって赤い髪、そしてモンスターのように赤く光る目になってた。そしてスタイルもいい感じになってるね。いや、元々女王様はなかなかにいいスタイルをしてた。それは間違いない。けどさらにそれが際立ったといえる。
 胸はこぼれんばかりになってるけど、こぼれることはない絶妙な張りがある。そしてきゅっと絞ったくびれに続くふっくらとしたお尻。こっちもふっくらとしてるがとても形がいい。そしてすらっと長い足……頭のてっぺんからつま先までとても美しくなってるね。

「私は……一体……」

 でも女王様事態はよくわかってないみたいだ。今自分が沼の上に立ってることさえ気づいてない。後は自分がすっぽんぽんになってることとかね。さっきまで服を着てたはずだけど、まあ汚れてたし今の彼女にはふさわしくないだろう。てかスタイル変わったしきっと合わなかったと思う。だから脱ぎ捨てたというか一緒になる中で黒い人が除外したのかもしれない。
 そんな風に思ってると今度は女王様……まだ呼び方女王様でいいのかな? ここはもう女王様が黒い人に勘違いされた名前の「ベル』でいいかな? だってもう前の姿じゃないから、その国の女王様とはいえないような気もするし、新しく生まれ変わったのだとしたらその名前は『ベル』ではないだろうか? 
 いや勝手に私はそう決めた! 今日から君は『ベル』なのだ!! 

 と言うわけでベルちゃんは数分苦しんだらいきなり笑い出した。多分だけど黒い人とまずは外見が混ざり合ってそしてその後に心とかも混ざり合ったんじゃないかな? だからだろう、彼女は手を何か動かしたら思ったら、その湖畔がいきなりピッカピカになった。まるで鏡みたいにね。
 いや黒いことに変わりはないけど、なんか表面がメタリック加工されたみたいになったのだ。あれは魔法だろう。もちろん女王様だって元々魔法は使えたはずだ。この世界の人たちはみんな魔法が使えるし……程度の差はあれどね。そしてそんな湖畔に移った自分の今の姿を見て、ベルちゃんはにんまりと笑った。どうやら気に入ったらしい。けどさすがに裸は……ね。いやだったのか再び魔法を使った。
 何やらその両手から黒い靄のような物が出てきてその手を掲げるとその靄が彼女の全身を包み込む。そしてそれがどんどんと濃くなっていく。

「ちっ」

 私は思わず舌打ちするよ。何せ靄のせいで彼女綺麗な体が見えなくなってるもん!! これは不満たらたらだよ。けどその後にその靄が彼女の服になったわけだけど、その姿には満足した。何せエロかったからだ。

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