美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H485
「凄いじゃん。これが命の輝きって奴なんだ」
世界で争いが絶えないわけだ――私はそう思ったよ。それに世界によっては争い続けるようになってる。私が以前いた世界だって、沢山の種がその星の頂点を目指してたしね。戦う理由はそうしないといけなかったり、生き残るためだったり、とその場に居る人々にはどうしようもないことなんだと思う。
まあ戦争……とか言うくだらない理由も勿論あると思うけど……でもやっぱり命が輝くのは自身の意思で戦いに身を投じたときなんだろう。だからこそ、世界は自然と争うようになってる。魂を強くするために、そういう風に作られてると言っていい。
私はそんなの意識してなかったけど、でも、やっぱり自然とそうなる。世界とは……いや宇宙とはどうしようもないほどに弱肉強食なのだ。この聖女ちゃん達の戦いで世界のエネルギーの容量は大きく増加してる。彼らが命を輝かせて戦ってるおかげだ。
「問題は相手であるモンスター達に命の輝きがないことだね」
これはちょっとした問題だね。もしもこれが双方命の輝きをもたらしてくれたら、単純に今の二倍のエネルギーの伸び率になったんではないだろうか?
「こんな考えだから、根本的に世界から争いはなくならないんだね……つまり争いがなくならないのは誰かのせいじゃなく、神の性だったんだね」
そういう事になる。でもでも……仕方ないのだ。私にはやらないといけないことがある。確かにこうやって自分で作った世界は愛着もある。ただの道具とは観れなくなってる気がする。だってここで生きてる人達は真剣だからね。でもそれでも……このまま私はアクトパラスとゼンマイに使われるだけで終わるわけにはいかないのよ。
「だから……ごめんね」
私はそう呟く。聖女ちゃん達は戦ってる。その命を燃やしてだ。それが眩しいよ。その力、無駄にはしない。それを誓うから、これからもこの世界、いや、私が生み出す世界は理不尽に試練が訪れることになるだろう。でもそれでも、乗り越えてくれると信じてるよ!!
本当に、「信じてる」って都合のいい言葉である。だって……それを言われる側は迷惑でしかないんだからね。そんなことを思ってると、その都市に光が満ちていく。それは戦いの中、傷を負った聖女ちゃんだった。これ以上はもうだめだと思われた。けど、それでも彼女は力を使う。
思いが通じ合った騎士と口づけを交わして愛の力が相乗された聖女の力……でもそれだけでもたりないし、このままだと彼女は死ぬだろう。ここで彼女を死なすのは良くない。
だから私がちょっとだけ手伝った。聖女ちゃんの傷を癒やして、その力をちょっとだけブースト。それによって、めでたくハッピーエンドが訪れたみたいだ。
世界で争いが絶えないわけだ――私はそう思ったよ。それに世界によっては争い続けるようになってる。私が以前いた世界だって、沢山の種がその星の頂点を目指してたしね。戦う理由はそうしないといけなかったり、生き残るためだったり、とその場に居る人々にはどうしようもないことなんだと思う。
まあ戦争……とか言うくだらない理由も勿論あると思うけど……でもやっぱり命が輝くのは自身の意思で戦いに身を投じたときなんだろう。だからこそ、世界は自然と争うようになってる。魂を強くするために、そういう風に作られてると言っていい。
私はそんなの意識してなかったけど、でも、やっぱり自然とそうなる。世界とは……いや宇宙とはどうしようもないほどに弱肉強食なのだ。この聖女ちゃん達の戦いで世界のエネルギーの容量は大きく増加してる。彼らが命を輝かせて戦ってるおかげだ。
「問題は相手であるモンスター達に命の輝きがないことだね」
これはちょっとした問題だね。もしもこれが双方命の輝きをもたらしてくれたら、単純に今の二倍のエネルギーの伸び率になったんではないだろうか?
「こんな考えだから、根本的に世界から争いはなくならないんだね……つまり争いがなくならないのは誰かのせいじゃなく、神の性だったんだね」
そういう事になる。でもでも……仕方ないのだ。私にはやらないといけないことがある。確かにこうやって自分で作った世界は愛着もある。ただの道具とは観れなくなってる気がする。だってここで生きてる人達は真剣だからね。でもそれでも……このまま私はアクトパラスとゼンマイに使われるだけで終わるわけにはいかないのよ。
「だから……ごめんね」
私はそう呟く。聖女ちゃん達は戦ってる。その命を燃やしてだ。それが眩しいよ。その力、無駄にはしない。それを誓うから、これからもこの世界、いや、私が生み出す世界は理不尽に試練が訪れることになるだろう。でもそれでも、乗り越えてくれると信じてるよ!!
本当に、「信じてる」って都合のいい言葉である。だって……それを言われる側は迷惑でしかないんだからね。そんなことを思ってると、その都市に光が満ちていく。それは戦いの中、傷を負った聖女ちゃんだった。これ以上はもうだめだと思われた。けど、それでも彼女は力を使う。
思いが通じ合った騎士と口づけを交わして愛の力が相乗された聖女の力……でもそれだけでもたりないし、このままだと彼女は死ぬだろう。ここで彼女を死なすのは良くない。
だから私がちょっとだけ手伝った。聖女ちゃんの傷を癒やして、その力をちょっとだけブースト。それによって、めでたくハッピーエンドが訪れたみたいだ。
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