美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H437
「う……ん?」
私はどうなったんだっけ? たしかアクトパラスに上も下も掘られたんじゃなかったっけ? 私はそう思いだして、自分のお尻をさする。違和感はあるけど……まあ痛くはない。奴のたこ足はニュルニュルしてるから、それがローションみたいな感じになったのかもしれない。
「ん?」
私は自分の手を……腕を見て、お尻もみる。てか体全体見た。相変わらず私の体は完璧だと思う……ってそうじゃなくて、体が緑く成ってたはずだけど、何かもとの色に戻ってる。普通の人の色……いや、そこらの女性よりも圧倒的に健康的な色白である。
「起きたか」
「何したの?」
よく周囲を見ると、まださっきの場所だった。ちょっとだけ意識を失ってただけ……みたい。仮面をかぶらされたゼルもいるし、アクトパラスとゼンマイもいる。そして二人で何かメッチャ高密度のエネルギーをバチバチとしてる。
二人が向かい合って手を突き出して、その間に黒いような、いや白いような……何ともいえない光りが胎動してる。ゴクリ……とその光を見て私は思わずつばを飲み込んだ。何せその光のエネルギーがヤバい。
はっきり言ってそんなに大きな光りじゃない。それこそこいつらなら太陽くらいの大きさの光りだって生み出せれると思う。でもそうじゃなく、あくまで掌サイズ。でも信じられないくらいのエネルギーが内包してる。
「さあこい」
何やら誘われてる。いやいや、そんなアホみたいなエネルギーの塊に近づけるわけないでしょう。下手したら近づくだけでその余波で消滅するわ。
でもなんか体が勝手に動く。立ち上がって、ふらふらとだけで足が前へと出る。
「え? なんで?」
「お前の中のマナを感じてみろ」
そんなことをアクトパラスに言われたから感じてみた。うん……これって……
「マナが変わってる」
自身を構成するマナが、今までのマナではなくなってる。具体的には今目の前に居るアクトパラスとゼンマイのマナになってる。そういえばさっき無理矢理流し込まれたね。いやでも……
「なんで? 普通死ぬでしょ?」
「お前の体は適応できたと言うことだろう」
「普通は別の強大なマナに適応した体は別の強大なマナには耐えられないのが普通だが……君はやっぱり面白いよ」
カラコロと変な音を出しながら、私に対してゼンマイの奴が笑ってる? そもそもが私の力は結局の所借り物……でしかなったから? なのかな? クリスタルウッドのマナも、そしてゼルのマナも……結局私自身のマナではなかったし……それに後はきっとこの体だ。私の体は普通の人のそれじゃない。神の器として作られたものだ。だから適応性が高くてもおかしくはないと思う。
でもわさわざそうまでして私に何をやらせたいわけ? だって既にこいつらはゼルを手に入れている。私居る? そう思いつつ、私は二人の側まで来た。てか裸なのどうにかしてくれない? 服くらい用意してよ。言えないけど……アホみたいに高密度なエネルギーか渦巻いてる物の近くにまできたからか私の長い髪がメッチャバサバサなる。
風が出てるわけじゃない。そこから溢れるエネルギーが私の髪を……体を凪いでる。でもそれだけで痛いんですけど……
「何をさせたいの?」
「ゼルラグドールに言っただろう。許可が欲しいんだよ」
「いや、私に言われても……」
「君、これの巫女だ。出来るはずだ」
「まあ、やってみるけど……」
よくわからないが、こいつらに逆らったところで私にはどうすることも出来ない。なので手をかざして目をつぶる。そもそも私とゼルの魂の回廊ってどうなってるの? いやなんか感じるね。でも今までの感じじゃない。なにか……とても重くて、気持ち悪い感じになってる。そんなこと今まで感じたことないのに……やっぱり操られてるから?
もしかしたらこれはゼルが泣いてるのかもしれない。そう思った。
私はどうなったんだっけ? たしかアクトパラスに上も下も掘られたんじゃなかったっけ? 私はそう思いだして、自分のお尻をさする。違和感はあるけど……まあ痛くはない。奴のたこ足はニュルニュルしてるから、それがローションみたいな感じになったのかもしれない。
「ん?」
私は自分の手を……腕を見て、お尻もみる。てか体全体見た。相変わらず私の体は完璧だと思う……ってそうじゃなくて、体が緑く成ってたはずだけど、何かもとの色に戻ってる。普通の人の色……いや、そこらの女性よりも圧倒的に健康的な色白である。
「起きたか」
「何したの?」
よく周囲を見ると、まださっきの場所だった。ちょっとだけ意識を失ってただけ……みたい。仮面をかぶらされたゼルもいるし、アクトパラスとゼンマイもいる。そして二人で何かメッチャ高密度のエネルギーをバチバチとしてる。
二人が向かい合って手を突き出して、その間に黒いような、いや白いような……何ともいえない光りが胎動してる。ゴクリ……とその光を見て私は思わずつばを飲み込んだ。何せその光のエネルギーがヤバい。
はっきり言ってそんなに大きな光りじゃない。それこそこいつらなら太陽くらいの大きさの光りだって生み出せれると思う。でもそうじゃなく、あくまで掌サイズ。でも信じられないくらいのエネルギーが内包してる。
「さあこい」
何やら誘われてる。いやいや、そんなアホみたいなエネルギーの塊に近づけるわけないでしょう。下手したら近づくだけでその余波で消滅するわ。
でもなんか体が勝手に動く。立ち上がって、ふらふらとだけで足が前へと出る。
「え? なんで?」
「お前の中のマナを感じてみろ」
そんなことをアクトパラスに言われたから感じてみた。うん……これって……
「マナが変わってる」
自身を構成するマナが、今までのマナではなくなってる。具体的には今目の前に居るアクトパラスとゼンマイのマナになってる。そういえばさっき無理矢理流し込まれたね。いやでも……
「なんで? 普通死ぬでしょ?」
「お前の体は適応できたと言うことだろう」
「普通は別の強大なマナに適応した体は別の強大なマナには耐えられないのが普通だが……君はやっぱり面白いよ」
カラコロと変な音を出しながら、私に対してゼンマイの奴が笑ってる? そもそもが私の力は結局の所借り物……でしかなったから? なのかな? クリスタルウッドのマナも、そしてゼルのマナも……結局私自身のマナではなかったし……それに後はきっとこの体だ。私の体は普通の人のそれじゃない。神の器として作られたものだ。だから適応性が高くてもおかしくはないと思う。
でもわさわざそうまでして私に何をやらせたいわけ? だって既にこいつらはゼルを手に入れている。私居る? そう思いつつ、私は二人の側まで来た。てか裸なのどうにかしてくれない? 服くらい用意してよ。言えないけど……アホみたいに高密度なエネルギーか渦巻いてる物の近くにまできたからか私の長い髪がメッチャバサバサなる。
風が出てるわけじゃない。そこから溢れるエネルギーが私の髪を……体を凪いでる。でもそれだけで痛いんですけど……
「何をさせたいの?」
「ゼルラグドールに言っただろう。許可が欲しいんだよ」
「いや、私に言われても……」
「君、これの巫女だ。出来るはずだ」
「まあ、やってみるけど……」
よくわからないが、こいつらに逆らったところで私にはどうすることも出来ない。なので手をかざして目をつぶる。そもそも私とゼルの魂の回廊ってどうなってるの? いやなんか感じるね。でも今までの感じじゃない。なにか……とても重くて、気持ち悪い感じになってる。そんなこと今まで感じたことないのに……やっぱり操られてるから?
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