美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。

ファーストなサイコロ

H366

「ほーら、シズちゃんとオオランちゃんはこっちだよ」

 私はそう言って自身のベッドをポフポフとする。勿論彼女たちにも部屋がある訳だけど無理矢理に今、私の部屋に居させてる。なぜかって? それは勿論、彼女たちと初夜をともにするためだ。

(まあ、本当なら食べちゃいたいくらいだけど……)

 舌をペロッとする。二人とも私のベッドの上ではしゃいでるかわいらしい姿を見せてくれてる。彼女たちは純粋で、今私が考えてることなんてきっと頭にないだろう。

 シズちゃんとオオランちゃんはどっちもタイプが違って両方一気に食べられたらきっと一度に二度美味しいんだろう。ラリアの奴は……綺麗だけど私への警戒感が強いからここに来なかったけど、二人は警戒感がないみたいだ。
 まあ、この子達が生まれた時代に女の子同士……なんてのが無かったのかもしれない。そういう性の多様性も余裕があるから生まれることかもしれないし。

 私は別に百合でもあるけど、男もいける。私は世界の宝である美少女が好きだから食べたいちゃいって思っちゃうんだよね。そして二人はとても可愛い。シシの孫であるシズちゃんはシシを思わせる様なちょっと勝ち気っぽい性格してるし、目元とかそっくりだ。
 コランの孫のオオランちゃんはコランと同じくちょっと引っ込み思案だけど、その天然さがコランを思い起こさせるよね。そして二人ともとっても可愛い。

「ふかふかー」
「ふかふかー」

 そう言って私のベッドの上で飛び跳ねてる。可愛い。私も混ざってちょっとドジってパンラス崩して二人をベッドに押し倒したら……

(事故だよね?)

 そのときちょっと胸をもんだり、下半身に手が行ったりしても――

(事故だよね?)

 むふふ……である。ただの少女である二人を女の子にしてあげるのも私の役目ではないだろうか? 女の子が自分を女と自覚すると意識として女に目覚めていくのだ。あの二人は今から教育を施せば最高の逸材に……いやこの時代のプリムローズになれる!

 というわけでこれは必要な課程なんだよ。もしかしたらラリアよりも進んじゃうかもだけど……そこは大目に見てほしい。あの子、二十歳超えてそうだけど、処女っぽいんだよね。
 てか私の嗅覚が処女だと言ってる。私は処女と非処女を嗅ぎ分けることが出来るのだ。まあ、あの年齢でまだ処女って身持ち堅すぎって思っちゃうけど、何か理由があるかもしれないからね。

 下手に聞くとまた怒りそうだし……

「ラーゼ様! このベッドとっても気持ちいいね!」
「とっても気持ちいいよ」

 うんうん、今はラリアよりもこっちだね。三人で今夜はとっても楽しく過ごそう。性的なことは……まあ今夜は止めとこうかな? 二人のこの純粋さがまぶしいからね。
 

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