美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
H113
「お見事ですラジエル様」
なんかいつの間にか三人が平服してる現場にティルがきてた。いつものメイド服を着て、長い耳を揺らしながら、綺麗なメイド服を着てる。本当なら別にそんな服を着る必要なんてない。でもティルは何故かそこにこだわりを見せている。
そんなティルは一人で俺に向かって拍手をしてる。一体いつから見てたのか。てかこいつらもどこからみてたのか。何故にヌウナ種が一人から三人になってるのかというと、どうやら種は繋がってるらしい。種の危機には直感的な物が働くみたいな? そういうのは案外よくある力らしい。獣人は種にとっては数が多かったからそんな繋がり的な力は無かったが、小さなコミュニティ程度の種では一般的にあるらしい。なので残り二人のヌウナ種も来た。だけど、この二人は俺に攻撃をする事はなかった。
二人はこの暴れてた奴を殺さないでくれと、嘆願してるのだ。まあ自分で手を下す気はないんだけどね。どうしようもなかったら追い出すだけ。なにせ力の差はあるんだからな。協力為てくれるのなら、このままオウラムに居てくれていいが、これ以上問題を起こすのなら追い出す……それだけ。
「ヌウナ種の皆様、オウラムの盟主の力、わかってくれましたか? それにこんな物ではないですよ。わかりますよね?」
丁寧な言葉なんだけど、ティルの奴の言葉にはどこか威圧感がある。てかなんでここに来たのか……脅すために来たのか?
「出て行くのならご自由に。ですが、次に見かけた時はオウラムの全てが敵に回ると思ってください」
うん、やっぱり脅してるな。するとヌウナ種の二人は俺に突っかかってきてた奴の体を地面にめり込ませてこういってくる。
「すまない!! 本当に!! 俺達はもう、自分達だけでは生きてなど……」
「ここでは貴方たちも他の種も同じ位置ですよ? 上や下なんてない。なにせ、私達は等しく、この世界で下の位置です。わかってますか? いいえ、わかったんですよね?」
ティルの奴は何か拳を握りしめてる。
「おいティル」
その言葉に俺が気付いてる事に気付いた様だが、どうやら俺の事は無視するみたいだ。まあ止めるなって事だろう。それか、なにか不味い事がバレたか……盟主とか王とか言われてるが、俺はティルには逆らえない。甲斐甲斐しく世話してくれるし、いつも一歩後ろに居てくれるティルだが、だからこそ、こいつに支えて貰ってるからな。
そんなティルは極細の糸をヌウナ種達の体に巻き付けてる。アレは実態のある糸じゃないから極めて隠密性が高い。だからヌウナ種も気付いてない。そして猛威を振るうときには、気付いたら既に遅い。体がバラバラになってるという代物だ。ヌウナ種がマナで体を強化してたら通らないだろうが、今なら多分簡単に切れる。下手な事をいうと……次の瞬間ばらばらだぞ。
「ああ……我らヌウナ種は滅びた。それが事実だ。だから、何者でもなくなった我らを受けいれて欲しい。今一度……心を入れ替えると誓おう!!」
「だ、そうですよ?」
「あ……ああ、その言葉、忘れるな。次はない」
行き成り振られたからびっくりしたが、なるべく威厳を出してそう言っておいた。なんとか一段落したが、寧ろ力で解決できる事って楽なんだよな。
「ラジエル様、皆がお呼びです」
そう言って一礼するティル。それ、拒否権ないよね? 俺はこのあとティルの奴に引っ張られていく事になる。
なんかいつの間にか三人が平服してる現場にティルがきてた。いつものメイド服を着て、長い耳を揺らしながら、綺麗なメイド服を着てる。本当なら別にそんな服を着る必要なんてない。でもティルは何故かそこにこだわりを見せている。
そんなティルは一人で俺に向かって拍手をしてる。一体いつから見てたのか。てかこいつらもどこからみてたのか。何故にヌウナ種が一人から三人になってるのかというと、どうやら種は繋がってるらしい。種の危機には直感的な物が働くみたいな? そういうのは案外よくある力らしい。獣人は種にとっては数が多かったからそんな繋がり的な力は無かったが、小さなコミュニティ程度の種では一般的にあるらしい。なので残り二人のヌウナ種も来た。だけど、この二人は俺に攻撃をする事はなかった。
二人はこの暴れてた奴を殺さないでくれと、嘆願してるのだ。まあ自分で手を下す気はないんだけどね。どうしようもなかったら追い出すだけ。なにせ力の差はあるんだからな。協力為てくれるのなら、このままオウラムに居てくれていいが、これ以上問題を起こすのなら追い出す……それだけ。
「ヌウナ種の皆様、オウラムの盟主の力、わかってくれましたか? それにこんな物ではないですよ。わかりますよね?」
丁寧な言葉なんだけど、ティルの奴の言葉にはどこか威圧感がある。てかなんでここに来たのか……脅すために来たのか?
「出て行くのならご自由に。ですが、次に見かけた時はオウラムの全てが敵に回ると思ってください」
うん、やっぱり脅してるな。するとヌウナ種の二人は俺に突っかかってきてた奴の体を地面にめり込ませてこういってくる。
「すまない!! 本当に!! 俺達はもう、自分達だけでは生きてなど……」
「ここでは貴方たちも他の種も同じ位置ですよ? 上や下なんてない。なにせ、私達は等しく、この世界で下の位置です。わかってますか? いいえ、わかったんですよね?」
ティルの奴は何か拳を握りしめてる。
「おいティル」
その言葉に俺が気付いてる事に気付いた様だが、どうやら俺の事は無視するみたいだ。まあ止めるなって事だろう。それか、なにか不味い事がバレたか……盟主とか王とか言われてるが、俺はティルには逆らえない。甲斐甲斐しく世話してくれるし、いつも一歩後ろに居てくれるティルだが、だからこそ、こいつに支えて貰ってるからな。
そんなティルは極細の糸をヌウナ種達の体に巻き付けてる。アレは実態のある糸じゃないから極めて隠密性が高い。だからヌウナ種も気付いてない。そして猛威を振るうときには、気付いたら既に遅い。体がバラバラになってるという代物だ。ヌウナ種がマナで体を強化してたら通らないだろうが、今なら多分簡単に切れる。下手な事をいうと……次の瞬間ばらばらだぞ。
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