美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
閑話 ある日のコランの日常 10
エデンへと着いた私達。どうやら初めてエデンに来た子もいるのか、「はへー」と気の抜けた声をだしてる。でもそれも無理はない。今やファイラルではめずらしくなった他種族がいっぱいだし、エデンは凄く未来っぽいんだよね。
私達はエデンの駅に併設されてる建物にでてる。だからここにはそこまで人がいるって訳じゃない。観光客とかが、でるゲートは駅違いだしね。でもそれでも雰囲気が変わったことには直ぐにわかる。それにここは特別な駅なのだ。ラーゼ様が私達だけに作った場所だからね。
偉い人たちに色々と言われてたけど、ラーゼ様は鶴の一声でそれらを一蹴して私達の為にこれをつくってくれたのです。
『この中で一番偉い奴は誰? 私よね? 私でしょ? ならやれ』
って感じだった。ああいう風に人を使うなんて私には一生出来そうにありません。流石はラーゼ様です。
「ほらほら、皆さんはぐれないように気をつけてください」
周囲に気をやってばかりの皆さんを私はしっかりと誘導します。なんだか先生になった気分です。
「こんな簡単にエデンに来れるんですね。あの時、シシ様がエデンに行かれましたけど、冗談だと思ってました。エデンはいきなり行こうと思っても、私達にはそんな簡単な場所ではないですから。ですが……やはりプリムローズの皆さんは違うんですね!!」
私よりも年上だと思う彼女は、最初はとても落ち着いて話してました。けど、だんだんと興奮してきたのか、最後の方はすっごく前のめりになっててちょっと怖いです。
「皆さん、私達の事好いててくれてるんですね。ありがたいです」
「好いてるなんて物じゃ有りません!!」
「ええ?」
「私達にとってはプリムローズ様達は天使、そしてラーゼ様は神なのです!! ですからその一端に私達も加えていただき、この魂を全てつかって奉仕したいと思ってます」
なんかヤバい人だと言うのはわかった。けどこの人の言葉に少なからずの子が頷いてます。どうやら私はいつの間にか天使になってたみたいです。恐れ多いですよ。私はそんな大層な存在じゃないです。きっとミラお姉ちゃん達もそこは否定するでしょう。シシちゃんはわかんないけど……一つだけ同意できる事があるとすれば、それはラーゼ様が神様だって事です。
実際ラーゼ様はエデンを支配してますし、私達人種では考えられない位のマナを持ってます。それは神と言っても差し支えないことなのです。でもそこだけです。それにこのままずっとこの思考ではダメだと私は思いました。だから私は言うことにします。
「えっとですね皆さん。皆さんアイドルになりたいんですよね?」
「……恐れ多いですが……こうやって採用して頂けました」
「うん、きっと皆さんがとっても頑張ったんだって私思います。おめでとうございます」
私はそう言って一人バチバチと拍手してあげる。なんか一部に泣いたり、拝んだりしてる人たちがいますけど、そこには今はあえて触れません。私達の事、慕って敬ってくれるのはとてもありがたい事です。でもそれだけじゃダメです。
だって、アイドルなら見なくちゃいけないのはファンの方……
「アイドルになったんです。これからは皆さんがこの世界に光を与える存在になるんです。私達に奉仕しなくても良いんです。皆さんが向き合わないといけないのは、これからはファンの皆さんになるんです。覚えておいてください」
ちょっと偉そうにいいましたか? とりあえず何か考える様にみなさん今の言葉を受け止めようとしてくれてます。過剰な人は何やら文字をおこしてますね。あとで広めないで欲しいですけど、無理ですかね。ううーシシちゃんみたいな黒歴史を刻んだかもしないです。
とりあえず私達は専用の列車にのって目的地に向かいます。
私達はエデンの駅に併設されてる建物にでてる。だからここにはそこまで人がいるって訳じゃない。観光客とかが、でるゲートは駅違いだしね。でもそれでも雰囲気が変わったことには直ぐにわかる。それにここは特別な駅なのだ。ラーゼ様が私達だけに作った場所だからね。
偉い人たちに色々と言われてたけど、ラーゼ様は鶴の一声でそれらを一蹴して私達の為にこれをつくってくれたのです。
『この中で一番偉い奴は誰? 私よね? 私でしょ? ならやれ』
って感じだった。ああいう風に人を使うなんて私には一生出来そうにありません。流石はラーゼ様です。
「ほらほら、皆さんはぐれないように気をつけてください」
周囲に気をやってばかりの皆さんを私はしっかりと誘導します。なんだか先生になった気分です。
「こんな簡単にエデンに来れるんですね。あの時、シシ様がエデンに行かれましたけど、冗談だと思ってました。エデンはいきなり行こうと思っても、私達にはそんな簡単な場所ではないですから。ですが……やはりプリムローズの皆さんは違うんですね!!」
私よりも年上だと思う彼女は、最初はとても落ち着いて話してました。けど、だんだんと興奮してきたのか、最後の方はすっごく前のめりになっててちょっと怖いです。
「皆さん、私達の事好いててくれてるんですね。ありがたいです」
「好いてるなんて物じゃ有りません!!」
「ええ?」
「私達にとってはプリムローズ様達は天使、そしてラーゼ様は神なのです!! ですからその一端に私達も加えていただき、この魂を全てつかって奉仕したいと思ってます」
なんかヤバい人だと言うのはわかった。けどこの人の言葉に少なからずの子が頷いてます。どうやら私はいつの間にか天使になってたみたいです。恐れ多いですよ。私はそんな大層な存在じゃないです。きっとミラお姉ちゃん達もそこは否定するでしょう。シシちゃんはわかんないけど……一つだけ同意できる事があるとすれば、それはラーゼ様が神様だって事です。
実際ラーゼ様はエデンを支配してますし、私達人種では考えられない位のマナを持ってます。それは神と言っても差し支えないことなのです。でもそこだけです。それにこのままずっとこの思考ではダメだと私は思いました。だから私は言うことにします。
「えっとですね皆さん。皆さんアイドルになりたいんですよね?」
「……恐れ多いですが……こうやって採用して頂けました」
「うん、きっと皆さんがとっても頑張ったんだって私思います。おめでとうございます」
私はそう言って一人バチバチと拍手してあげる。なんか一部に泣いたり、拝んだりしてる人たちがいますけど、そこには今はあえて触れません。私達の事、慕って敬ってくれるのはとてもありがたい事です。でもそれだけじゃダメです。
だって、アイドルなら見なくちゃいけないのはファンの方……
「アイドルになったんです。これからは皆さんがこの世界に光を与える存在になるんです。私達に奉仕しなくても良いんです。皆さんが向き合わないといけないのは、これからはファンの皆さんになるんです。覚えておいてください」
ちょっと偉そうにいいましたか? とりあえず何か考える様にみなさん今の言葉を受け止めようとしてくれてます。過剰な人は何やら文字をおこしてますね。あとで広めないで欲しいですけど、無理ですかね。ううーシシちゃんみたいな黒歴史を刻んだかもしないです。
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