美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Ω151
「カンガタ、貴様の力の弱まりを感じるぞ。残念だな、貴様の力は目減りすることしかない! それで俺に勝てると思ったか!! あの時と同じだ!!」
何とか横からアラガタに攻撃を仕掛けてきたカンガタにそういうアラガタ。これまでの戦いでよくわかったが、カンガタがアラガタを倒してくれることを期待するのはやめた。なぜなら、その確率は二十パーセントくらいしかないからだ。
それがゼロがはじき出した答えだった。ゼロだって間違う事があるってわかってる。けど、単純にカンガタはどんどんと動きが悪るくなってる。カンガタやアラガタの体はアンティカよりも頑丈なんだろう。だから何発が攻撃を貰ってもカンガタは無事だ。
でもそれだけ……どんどんとカンガタにはダメージが蓄積してる。彼には悪いが、この隙に私は目的場所を目指す。危なかった。実際、カンガタが来なければ、私達は……そこはちゃんと感謝してあげる。ゼウスから放たれた色々なパーツ。
それは換装出来るパーツに勿論武器だってある。
「ゼロ!」
「既にやってます」
ゼロに反応して、いくつかのパーツがこっちに移動してくる。ちゃんどそれぞれの機体に合うパーツだけが集まって来てるみたい。
「小癪な事を!!」
そう言ってアラガタが迫る。不味い、やっぱり武器だけにしてた方がよかったんじゃない? カンガタがちょっとは時間を稼ぐと思ったけど、それは無理だった――
「させん!!」
「カンガタ!!」
そこまでして私達を守る必要がこいつにあるだろうか? そう思ったとき、私とゼロを庇う背に、懐かしい背中をみた。それは車長さん? けどそれも一瞬だ。カンガタとアラガタは絡まりながら宇宙を飛び回る。
「そういえば……カンガタの中には車長さんがいるはず……」
「そうなのですか?」
ゼロがそう聞いてくる。ゼロは知らないか……当たり前だけど。だって向こうの星の中で足掻いてる時に起きた出来事だ。それを知ってる方が驚きだ。そういえば……ずっと聞いてなかった事がある。
「カンガタ! 貴方の中にいる人は無事なんですか?」
「何を今更!!」
確かにそうだね。今更過ぎる。だって車長さんは……
「私は無事です! ここにおります!! ――なっ! 貴様、おい!!」
カンガタから車長さんの声が聞こえて、なんかカンガタ自身が慌ててる。どういう状況なの? いや、前々から時々車長さんが顔出してることはあった。
「別の星の者が融合してる? それで無事……なのですか?」
「まあ、カンガタは元はこっちの星の存在だし?」
「それならば彼も回復を見込めるかもしれません」
「え? どうやって?」
私は食いつく。だってカンガタはやっぱり強いのだ。今はもう虫の息程度の力しか出せなくなってる。でもそれは減り続ける力のせいだ。それがもし、回復できるのなら……少しは状況が好転する! かもしれない。私はゼロの言葉を待った。
「簡単です、ラーゼさまの許可さえあれば、星は彼を受け入れるでしょう」
私は早速ゼウスへ通信をした。
何とか横からアラガタに攻撃を仕掛けてきたカンガタにそういうアラガタ。これまでの戦いでよくわかったが、カンガタがアラガタを倒してくれることを期待するのはやめた。なぜなら、その確率は二十パーセントくらいしかないからだ。
それがゼロがはじき出した答えだった。ゼロだって間違う事があるってわかってる。けど、単純にカンガタはどんどんと動きが悪るくなってる。カンガタやアラガタの体はアンティカよりも頑丈なんだろう。だから何発が攻撃を貰ってもカンガタは無事だ。
でもそれだけ……どんどんとカンガタにはダメージが蓄積してる。彼には悪いが、この隙に私は目的場所を目指す。危なかった。実際、カンガタが来なければ、私達は……そこはちゃんと感謝してあげる。ゼウスから放たれた色々なパーツ。
それは換装出来るパーツに勿論武器だってある。
「ゼロ!」
「既にやってます」
ゼロに反応して、いくつかのパーツがこっちに移動してくる。ちゃんどそれぞれの機体に合うパーツだけが集まって来てるみたい。
「小癪な事を!!」
そう言ってアラガタが迫る。不味い、やっぱり武器だけにしてた方がよかったんじゃない? カンガタがちょっとは時間を稼ぐと思ったけど、それは無理だった――
「させん!!」
「カンガタ!!」
そこまでして私達を守る必要がこいつにあるだろうか? そう思ったとき、私とゼロを庇う背に、懐かしい背中をみた。それは車長さん? けどそれも一瞬だ。カンガタとアラガタは絡まりながら宇宙を飛び回る。
「そういえば……カンガタの中には車長さんがいるはず……」
「そうなのですか?」
ゼロがそう聞いてくる。ゼロは知らないか……当たり前だけど。だって向こうの星の中で足掻いてる時に起きた出来事だ。それを知ってる方が驚きだ。そういえば……ずっと聞いてなかった事がある。
「カンガタ! 貴方の中にいる人は無事なんですか?」
「何を今更!!」
確かにそうだね。今更過ぎる。だって車長さんは……
「私は無事です! ここにおります!! ――なっ! 貴様、おい!!」
カンガタから車長さんの声が聞こえて、なんかカンガタ自身が慌ててる。どういう状況なの? いや、前々から時々車長さんが顔出してることはあった。
「別の星の者が融合してる? それで無事……なのですか?」
「まあ、カンガタは元はこっちの星の存在だし?」
「それならば彼も回復を見込めるかもしれません」
「え? どうやって?」
私は食いつく。だってカンガタはやっぱり強いのだ。今はもう虫の息程度の力しか出せなくなってる。でもそれは減り続ける力のせいだ。それがもし、回復できるのなら……少しは状況が好転する! かもしれない。私はゼロの言葉を待った。
「簡単です、ラーゼさまの許可さえあれば、星は彼を受け入れるでしょう」
私は早速ゼウスへ通信をした。
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