美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。

ファーストなサイコロ

Ω127

「ラーゼ様、お帰りお待ちしておりました」

 そういって頭を下げるのは私専属のメイドたちだ。勿論私が選りすぐった可愛い子達である。人種だけじゃない。まあ基本人種に近い種から選んでるけどね。じゃない流石にね。だって私の美意識って人の姿が基準だし。そこは仕方ない。 
 てか皆こんな所まで……

「ごめんね、心配かけて」
「いえ、信じておりましたから」

 そういうのは二十代くらいに見えるが、その耳は透明な鰓みたいになってて、スカートからも綺麗な青い尻尾が出てるメガネが良く似合う髪をきっちりに整えた女性が言ってくれる。

 彼女はメイド長の『ベララ』だ。種族的に苗字とかはない。別に困らないからそのままだ。その他にもなかなかに個性的なんだけど……まあ今は紹介する暇がないからいっか。まだ戦いは終わってないからね。彼女たちに服を脱がされてお風呂に入る。入ってる間も手足をもみもみとしてくれる。

「ここの施設ではラーゼ様は満足できないかもしれませんが、私達が精一杯労をねぎらいますね」
「うむ」

 私はメイドの子達を揉む。向こうも揉んでくれてるけど、こっちも揉む。勿論、別に私がマッサージしてる訳じゃない。私はただ揉み心地を堪能してるだけだ。皆若いから、肌はモチモチだし、種族が違うと肌触りも違う。まあけどおっぱいはやわかいよ。自分のもんでもいいけど、やっぱり他人の方がなんか楽しいよね。

 反応見れるのもいいし。ベララは中々揉ませてくれない。なので別の子を今は揉んでる。私と同じくらいの女の子だ。ちょっと悪戯して乳首も弾いたりしちゃって……

「あん! ラーゼ様」

 彼女も満更じゃないね。まあ一緒にお風呂に入ってじゃれ合うのが皆楽しいみたいだからこれは合法なのだ。そもそも同性だしね。女の子の体を堪能してる間にマッサージも終わり、髪も体も全部洗ってもらう。お風呂から出て、体を拭いてもらって、彼女達が用意してた服に着替える。

 女の子らしいフワフワとした服だ。勿論どれもこれも超高級品である。別にそこにこだわりがある訳じゃないけど、私の立場だと勝手に服なんて増えていくし、そのどれもが高級品だから、それをきるしかない。全く贅沢だよね。

 全然困らないけど! 髪もとかしてもらって、私の髪は長いから歩きやすい様に結んで貰う。髪飾りなんかもつけて、ドレス程派手やかではないけど、私ならありなくらいに決めて私はヘビの元へと向かう事にした。きっと一時間くらい待たせてるでしょうしね。

 てか、大丈夫なのかな? 実はカンガタやアンティカ達が既に……なんて事になってたら流石に責任感じるよ。

(まあけど、その時は流石に呼びに来るよね)

 私はそう信じて、ヘビの元を目指す。その時、そういえばって事を思い出した。だからベララに私は言うよ。

「そういえばお腹も減ってるから、何か食べる物を用意しといてね。まだやる事あるし、食べないと力でないからね」
「既にご用意出来ております。アンサンブルバルン様の所には軽めの物をお持ちしましょう」

 私のメイド部隊が出来過ぎてこま……ることはないね。誇らしい! 私は満足して蛇の所に突撃していった。

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