美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Δ45
「撃てええ!!」
そんな号令と共に、国軍の奴らが構えた銃の引き金を一斉に引く。放たれる光。私は止めようと口を開いたけど、私の声が音になる前に既に引き金は引かれてしまってた。攻撃するとしてもティアラには傷をつけたくない……とかおもってたんだけど、国軍の奴らにはそんな事は関係ないみたいだ。流石軍人は割り切り方が違うね。まあいざとなったらキララが何とか……とかおもってたけど、どうやらその心配は杞憂だった。放たれた銃弾は水に囚われ直ぐに止まったからだ。
「吸収された?」
なんかそんなふうに見えた。水の竜は体の下の方が湖に接地してる。銃弾の魔力が当たった場所から下に流れたように見えたんだ。遠距離系は効果がないのかも? さっきから亜子もゼロで遠距離攻撃を仕掛けてるけど、効果がないみたいだしね。なのでゼロは腰の剣を抜く。そしてその剣の刃の部分がジャラジャラと伸びた。それを巧みに操って素早く動きながら攻撃を叩き込んでいくゼロ。ちゃんと一瞬は切れるんだけど……いかんせんそれはいっしゅんだ。
そもそも相手は水龍……完全に水だから物理攻撃があまり効果ないみたい。そして遠距離は多分吸収されてる……これは……詰んでるんでは? もっと大出力の攻撃でないと、あの水の竜には効果を期待できない。けどゼロではそれは厳しい。なぜならゼロは支援型だからだ。近接特化と遠距離大出力は別に居るからね。後期待できることと言えば、ゼロのマナ干渉……かな? 寧ろそれしかないかも……ゼロしか出来ないその力……亜子はどこまで使えるのかわからないんだけどね。
亜子も普通にやってては効果がないとわかってる筈だ。けど赤いマナの散布はしないみたい。あの水龍の力の元は多分あの湖だからだろう。豊富なマナと直接的に繋がっている水の竜には効果がないと判断したのかも。
「マナの循環……少しでも阻害出来れば……」
アナハがそんな事をポツリと言う。アナハは世話しなく視線を動かしてる。
「でもマナを阻害なんて……そんなことどうやって?」
キララがそういうと、アナハ中に浮く小さな島を指さす。
「アレは……ただの景観……ではないと思う。複雑な陣が仕込んである」
「じゃあアレを壊せばティアラを助け……だせるかはわからないけど、手助けにはなるってことね!」
アナハその言葉に頷いて返す。するとキララは自身の肩に視線を向けた。
「ペル!」
「任せとけ!」
そういって小さな存在がキララの肩から飛び出る。ペルはあれでかなり強い。けど流石に一人じゃきついよね。
「グルダフ」
「お任せを」
私はグルダフに声を掛けてペルの後を追わせる。私達は籠の防御壁に守られてるから、それなりの戦力を裂いた。それに水龍は大きな脅威から排除しようとするようでこっちには興味示してないしね。とりあえず少し休憩しよ。みんなガンバ~。
そんな号令と共に、国軍の奴らが構えた銃の引き金を一斉に引く。放たれる光。私は止めようと口を開いたけど、私の声が音になる前に既に引き金は引かれてしまってた。攻撃するとしてもティアラには傷をつけたくない……とかおもってたんだけど、国軍の奴らにはそんな事は関係ないみたいだ。流石軍人は割り切り方が違うね。まあいざとなったらキララが何とか……とかおもってたけど、どうやらその心配は杞憂だった。放たれた銃弾は水に囚われ直ぐに止まったからだ。
「吸収された?」
なんかそんなふうに見えた。水の竜は体の下の方が湖に接地してる。銃弾の魔力が当たった場所から下に流れたように見えたんだ。遠距離系は効果がないのかも? さっきから亜子もゼロで遠距離攻撃を仕掛けてるけど、効果がないみたいだしね。なのでゼロは腰の剣を抜く。そしてその剣の刃の部分がジャラジャラと伸びた。それを巧みに操って素早く動きながら攻撃を叩き込んでいくゼロ。ちゃんと一瞬は切れるんだけど……いかんせんそれはいっしゅんだ。
そもそも相手は水龍……完全に水だから物理攻撃があまり効果ないみたい。そして遠距離は多分吸収されてる……これは……詰んでるんでは? もっと大出力の攻撃でないと、あの水の竜には効果を期待できない。けどゼロではそれは厳しい。なぜならゼロは支援型だからだ。近接特化と遠距離大出力は別に居るからね。後期待できることと言えば、ゼロのマナ干渉……かな? 寧ろそれしかないかも……ゼロしか出来ないその力……亜子はどこまで使えるのかわからないんだけどね。
亜子も普通にやってては効果がないとわかってる筈だ。けど赤いマナの散布はしないみたい。あの水龍の力の元は多分あの湖だからだろう。豊富なマナと直接的に繋がっている水の竜には効果がないと判断したのかも。
「マナの循環……少しでも阻害出来れば……」
アナハがそんな事をポツリと言う。アナハは世話しなく視線を動かしてる。
「でもマナを阻害なんて……そんなことどうやって?」
キララがそういうと、アナハ中に浮く小さな島を指さす。
「アレは……ただの景観……ではないと思う。複雑な陣が仕込んである」
「じゃあアレを壊せばティアラを助け……だせるかはわからないけど、手助けにはなるってことね!」
アナハその言葉に頷いて返す。するとキララは自身の肩に視線を向けた。
「ペル!」
「任せとけ!」
そういって小さな存在がキララの肩から飛び出る。ペルはあれでかなり強い。けど流石に一人じゃきついよね。
「グルダフ」
「お任せを」
私はグルダフに声を掛けてペルの後を追わせる。私達は籠の防御壁に守られてるから、それなりの戦力を裂いた。それに水龍は大きな脅威から排除しようとするようでこっちには興味示してないしね。とりあえず少し休憩しよ。みんなガンバ~。
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