美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Δ11
『マナを操りし人種……』
『我らは……』
『我らは……』
なんか雰囲気がとても悪い。なんでだろう? もう一度地上に降りられたんだから、もっと感動して私に感謝してくれていい物じゃない? 全く、私しかこんな事出来ないよ? 多分。こいつ等こんなんだから滅んだんじゃない?
「私は貴方達に話があってこうして呼んだのです」
なんとなく巫女っぽい雰囲気を出してそういってみた。ほら、なんか呪ってきそうなオーラ出てるからさ。ちょっと私は神聖なんだぞアピールでもと思ってね。シャグリラン達ってなんかそんなの好きそうじゃん。
『あの時……我らをたばかったのは……貴様か?』
「あの時? ああ、アレは事故です。貴方達の目がとんでもない節穴だったという事故ではないですか? シャグリランも魂のマナは見抜けないみたいですね」
ウフフとちょっと上品に笑ってみる。するとあら不思議。更に呪う事ができそうなオーラが強まった。全く、あんまり現世にとらわれてると、悪霊化しちゃうぞ。もう死んじゃってるんだから、色々と諦めてしまえば良いのに。
『我らの愚かさはその通り……われらを殺したのは貴殿ではない。我ら自身だ』
「そういう事ですね。私は一切手を出してない訳ですし」
逆恨みだよね。そもそも私だってあの時、いきなり死ぬとか思ってなかったし。まあ助かったんだけどね。でもこいつらは私に非がない事を認めてもそのオーラが衰える事がない。絶対納得してないよね? それよりもまだ何か気がかりがあるのかな?
『我らの愚かさはいい……だがあの方はどうしたのだ?』
「あの方?」
それってどっちなの? こいつらのお姫様……なのかはしらないけど、あの術者の女の子? それともゼル? どっちかちょっと判断つかないよね。でも待ってよ? こいつ等は何故か既に私があの時、あの子に入ってた人物だと気づいてるんだよね。それならば、あの時あの場で言った事はこいつら的にはどうなんだろう? 信じてない? それならあの方ってのは一つに縛られるよね。てかそもそもほんと、なんでバレてるの? 今更ながらそこおかしい事に気づいたよ。
だってバレてないと、こんな呪いそうなオーラ出してこないでしょ? そこら辺も聞いてみるかな? けど、そこまで長い間出しとくのはね……疲れる。単純に。
『貴様が乗っ取っていた体の主だ』
「ああそっちですね」
そんなの知らない。というか、確かあの時消えてったよね。なんか溶ける様に。精神が弱まったからマナに帰ったのかと思ったけど……どうやらこいつらのようすからして、クリスタルウッドで再開してないみたいだね。となると、まだゼルと共にいるのかな? でもあのゼルがそんな事を許すだろうか? あいつ私くらいしか友達いないよ? てかこいつらにはどういったら? 真実話しても呪ってきそうだけど、嘘ついてもなんかバレそうな気がしなくもない。
私は一つ息を吐いて真実を話してやった。
「消えましたよ。皆さんの死を伝えたら逆切れして私に襲い掛かってきたので返り討ち……はしてないけど、わたしという存在の偉大さに敗北を悟ったのでしょう。その存在は消滅しました」
『それでは……やはり我らは……』
『我らシャグリランは……』
なにやら大層落ち込んでしまった。もしかしたら彼女は無事なのかもしれないという希望があったのかもしれない。ごめんね、嘘の方がよかったね。でももう言っちゃったものは仕方ない。ここで取り消しても意味ないしね。あれ? でも待てよ。
「ん? でもクリスタルウッドに帰ってないんですよね? こっちでは彼女の体が消えてるんですけど? それってどういう事?」
あれれ? これはなんだか私が感づいてない何かが起こってる?
『我らは……』
『我らは……』
なんか雰囲気がとても悪い。なんでだろう? もう一度地上に降りられたんだから、もっと感動して私に感謝してくれていい物じゃない? 全く、私しかこんな事出来ないよ? 多分。こいつ等こんなんだから滅んだんじゃない?
「私は貴方達に話があってこうして呼んだのです」
なんとなく巫女っぽい雰囲気を出してそういってみた。ほら、なんか呪ってきそうなオーラ出てるからさ。ちょっと私は神聖なんだぞアピールでもと思ってね。シャグリラン達ってなんかそんなの好きそうじゃん。
『あの時……我らをたばかったのは……貴様か?』
「あの時? ああ、アレは事故です。貴方達の目がとんでもない節穴だったという事故ではないですか? シャグリランも魂のマナは見抜けないみたいですね」
ウフフとちょっと上品に笑ってみる。するとあら不思議。更に呪う事ができそうなオーラが強まった。全く、あんまり現世にとらわれてると、悪霊化しちゃうぞ。もう死んじゃってるんだから、色々と諦めてしまえば良いのに。
『我らの愚かさはその通り……われらを殺したのは貴殿ではない。我ら自身だ』
「そういう事ですね。私は一切手を出してない訳ですし」
逆恨みだよね。そもそも私だってあの時、いきなり死ぬとか思ってなかったし。まあ助かったんだけどね。でもこいつらは私に非がない事を認めてもそのオーラが衰える事がない。絶対納得してないよね? それよりもまだ何か気がかりがあるのかな?
『我らの愚かさはいい……だがあの方はどうしたのだ?』
「あの方?」
それってどっちなの? こいつらのお姫様……なのかはしらないけど、あの術者の女の子? それともゼル? どっちかちょっと判断つかないよね。でも待ってよ? こいつ等は何故か既に私があの時、あの子に入ってた人物だと気づいてるんだよね。それならば、あの時あの場で言った事はこいつら的にはどうなんだろう? 信じてない? それならあの方ってのは一つに縛られるよね。てかそもそもほんと、なんでバレてるの? 今更ながらそこおかしい事に気づいたよ。
だってバレてないと、こんな呪いそうなオーラ出してこないでしょ? そこら辺も聞いてみるかな? けど、そこまで長い間出しとくのはね……疲れる。単純に。
『貴様が乗っ取っていた体の主だ』
「ああそっちですね」
そんなの知らない。というか、確かあの時消えてったよね。なんか溶ける様に。精神が弱まったからマナに帰ったのかと思ったけど……どうやらこいつらのようすからして、クリスタルウッドで再開してないみたいだね。となると、まだゼルと共にいるのかな? でもあのゼルがそんな事を許すだろうか? あいつ私くらいしか友達いないよ? てかこいつらにはどういったら? 真実話しても呪ってきそうだけど、嘘ついてもなんかバレそうな気がしなくもない。
私は一つ息を吐いて真実を話してやった。
「消えましたよ。皆さんの死を伝えたら逆切れして私に襲い掛かってきたので返り討ち……はしてないけど、わたしという存在の偉大さに敗北を悟ったのでしょう。その存在は消滅しました」
『それでは……やはり我らは……』
『我らシャグリランは……』
なにやら大層落ち込んでしまった。もしかしたら彼女は無事なのかもしれないという希望があったのかもしれない。ごめんね、嘘の方がよかったね。でももう言っちゃったものは仕方ない。ここで取り消しても意味ないしね。あれ? でも待てよ。
「ん? でもクリスタルウッドに帰ってないんですよね? こっちでは彼女の体が消えてるんですけど? それってどういう事?」
あれれ? これはなんだか私が感づいてない何かが起こってる?
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