美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
θ9
外に出た。私はとりあえずどこに出たのかを確認するためにひょこっと隅から顔を出す。ファイラル領には主要な都市が三つあるけど、細かな町や村も私の陣はつながってる訳で、ついでに言うと私はその選択肢を選ぶことはできない。とりあえず一応武器は腰に差してはいるんだけどね。それは私が一番最初に使ってた銃だ。アドパンで紛失してた……というか、固まってそして解き放たれたときにごたごたしてて、置き忘れてたんだよね。
私の荷物。それをちょっと前にグルダフに取りに行ってもらったのだ。グルダフは里帰りもかねて一人で行ってくれたよ。そういえばそのあとから、グルダフに上に立つ奴の責任感が芽生えた気がする。なんでだろうね。私の方が上に居る期間長い居ハズなのにね。ぜんぜん私にはその自覚がない。不思議である。まあでも、荷物なんてほとんど何もなかったんだけどね。
この銃と、そしてカラスに押し付けられた羽だけ。まあこの銃には愛着があったからちょうどいいからネジマキ博士に改造してもらって使ってるんだけどね。羽は屋敷の一つに飾ってる。どう使うのかわかんないし。まあ大体私が武器を使う機会なんてないだけど、普通は護衛が戦うからね。けど今は一人だし、私は領主であって超絶美少女であってそして今はプリムローズのメンバーだから、狙われるということで私の右に出る奴はいないだろう。
なので今回は一応ね。私はファイラル領にいっぱいの屋敷を持ってるが、あの転送陣はそういう公式の屋敷は避けて設置してある。蛇もしらない建物や土地に設置してるのだ。だってそうしないと抜け出す意味がないからね。どこに飛ぶかわからいのは、ただ単に、私に制御技術がないだけだ。私は体内で処理する魔力の流れは問題なく使えるけど、体外に排出しようとしたら、途端にその出力が桁違いだから難しくなる。
努力をすればそこらへんももう少し制御出来るようになったかもしれない。けど私はそんな努力をやってない。努力を否定したりバカにはしないよ。けど私には似合わないってだけ。まあ実は回避方法はあるんだけどね。それはネジマキ博士開発のマナ制御カードを使うことだ。それはただ微力なマナであらかじめカードに記憶させた魔法を発動させるというもの。
最初は実験的に亜子に使わせてたんだけど、有用だったって事で、今や市販されて広くこの国に広まってる。私が良心的な価格で広めたからね。魔法を使える人は少ないんだけど、マナはすべての生命に宿ってるから魔法を使えなくてもこのカードは使えるのだ。
じゃあなんでさっき使わなかったのかというと、だいたい帰るときにしか使わないからだ。だって蛇とかは追跡できる技術をもってる。ネジマキ博士もすでにこっちでメイン研究してるし、ログを追うみたいな技術もあるのだ。だから下手に行き先を指定すると速攻で捕まる。なので最初はランダムに限る。
ここはどうやら廃墟的にカモフラージュした小屋でそういうのも何個かあったなって思い出す。人的にはそこまで多くないから三都市の一つではないっぽい。てか三都市はそれぞれ特徴を打ち出してたから、すぐにわかるんだけどね。ほかの細かな街や村は勝手に作られてるから、私の感性は反映されてない。なので多分ここはその細かな方だ。私はすぐにバレるからとりあえず少しは変装しとくかな?
廃墟には不似合いな大きな箱にカードを差して開ける。そこから帽子とかをとって一応被る。まあただ変装しても私のうちからあふれるオーラでバレるからね。だから普段はあんまりしないアイテムを装備する。それは指輪だ。これには認識疎外の効果があるのだ。
「とりあえずギルドにでも行ってみるかな?」
強い奴は冒険者とかになってるでしょ。こんな片田舎のギルドに猛者がいるかはしらないけど、実は私は冒険者登録をしてるのだ。そこでいい奴がいたらスカウトしてみよう。てなわけで私は廃墟を後に何げなく通りにでる。持ち歌歌いながら、私はギルドを目指す。
私の荷物。それをちょっと前にグルダフに取りに行ってもらったのだ。グルダフは里帰りもかねて一人で行ってくれたよ。そういえばそのあとから、グルダフに上に立つ奴の責任感が芽生えた気がする。なんでだろうね。私の方が上に居る期間長い居ハズなのにね。ぜんぜん私にはその自覚がない。不思議である。まあでも、荷物なんてほとんど何もなかったんだけどね。
この銃と、そしてカラスに押し付けられた羽だけ。まあこの銃には愛着があったからちょうどいいからネジマキ博士に改造してもらって使ってるんだけどね。羽は屋敷の一つに飾ってる。どう使うのかわかんないし。まあ大体私が武器を使う機会なんてないだけど、普通は護衛が戦うからね。けど今は一人だし、私は領主であって超絶美少女であってそして今はプリムローズのメンバーだから、狙われるということで私の右に出る奴はいないだろう。
なので今回は一応ね。私はファイラル領にいっぱいの屋敷を持ってるが、あの転送陣はそういう公式の屋敷は避けて設置してある。蛇もしらない建物や土地に設置してるのだ。だってそうしないと抜け出す意味がないからね。どこに飛ぶかわからいのは、ただ単に、私に制御技術がないだけだ。私は体内で処理する魔力の流れは問題なく使えるけど、体外に排出しようとしたら、途端にその出力が桁違いだから難しくなる。
努力をすればそこらへんももう少し制御出来るようになったかもしれない。けど私はそんな努力をやってない。努力を否定したりバカにはしないよ。けど私には似合わないってだけ。まあ実は回避方法はあるんだけどね。それはネジマキ博士開発のマナ制御カードを使うことだ。それはただ微力なマナであらかじめカードに記憶させた魔法を発動させるというもの。
最初は実験的に亜子に使わせてたんだけど、有用だったって事で、今や市販されて広くこの国に広まってる。私が良心的な価格で広めたからね。魔法を使える人は少ないんだけど、マナはすべての生命に宿ってるから魔法を使えなくてもこのカードは使えるのだ。
じゃあなんでさっき使わなかったのかというと、だいたい帰るときにしか使わないからだ。だって蛇とかは追跡できる技術をもってる。ネジマキ博士もすでにこっちでメイン研究してるし、ログを追うみたいな技術もあるのだ。だから下手に行き先を指定すると速攻で捕まる。なので最初はランダムに限る。
ここはどうやら廃墟的にカモフラージュした小屋でそういうのも何個かあったなって思い出す。人的にはそこまで多くないから三都市の一つではないっぽい。てか三都市はそれぞれ特徴を打ち出してたから、すぐにわかるんだけどね。ほかの細かな街や村は勝手に作られてるから、私の感性は反映されてない。なので多分ここはその細かな方だ。私はすぐにバレるからとりあえず少しは変装しとくかな?
廃墟には不似合いな大きな箱にカードを差して開ける。そこから帽子とかをとって一応被る。まあただ変装しても私のうちからあふれるオーラでバレるからね。だから普段はあんまりしないアイテムを装備する。それは指輪だ。これには認識疎外の効果があるのだ。
「とりあえずギルドにでも行ってみるかな?」
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