美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Σ35
「お……おう。いや、待ってなどいない。今来たところだ」
「そうですか、それはよかった」
おいおい……おいおいだよ。今来たとこ? まさかそんな漫画の中でしか聞いたことないようなセリフを現実できこうとは思わなかった。しかもそれがベールさんがいうとは……予想外過ぎる。てかなんでこんなに離れてて二人の声が聞こえるのかとかいうと――魔法? いやいや、違います。なんとラーゼが盗聴魔法を掛けたアイテムをその身に仕込んでる。
あいつもつまりは楽しんでるのだ。だからわざとああいうことをする。ラーゼの奴はベールさんの顔をあざとく覗き込んでる。
「大丈夫ですか? 顔が真っ赤ですよ?」
「し、心配ない! 俺はそういう顔だからな」
そう言ってそっぽを向くベールさん。見てない事をいいことにラーゼの奴腹を抱えてプルプル震えてますが? ほんとあいついい性格してるよね。今日のラーゼは膝丈の黒いスカートに赤いTシャツの上に更に落ち着いた色の上着を重ねてる。髪の毛は二つに分けて結んでて、その煌めく長い髪が少しの動作でゆらゆらしてる。足元は意味なさそうなひもが膝までラーゼの脚線美を包んでて、指まで見えるヒールの靴はいてる。
あれだね、はしたないとは思われないけど、この世界でなら、なかなかに攻めた格好してるよ。あのスカート丈もぎりぎり、ぎりぎりって感じだもん。結構ベールさんの好みついてるかもしれない。まあ好みしらないけど。けどラーゼなら別段相手の好みとか気にする必要ない。だってラーゼが最高峰なんだもん。好みうんぬんあるかもだけど、ラーゼなら大抵の奴をときめかせられる。
けど、ベールさんはどうなんだろう? カタヤさんがラーゼに惚れてるのはわかりやすいんだけど、ベールさんはあんまり接触しないようにしてた感じなんだよね。今の反応を見てる限り、怪しいけど……惚れてるのかまではわからない。昨日ラーゼが『一日で惚れるか賭けしましょう』とか言ってたけど、それは断っておいた。だって仲間だよ。
そんな遊びばれたら、関係が不味くなるでしょ。私たちはスリーマンセルなんだよ。互いの連携が大事なのだ。
「亜子、二人が移動するぞ。急げ」
めっちゃ張り切ってますねこの人。なんか残念だなーと思っちゃう。いや、惚れてる人が他の誰かとデートしてると知ったら、こんな風になっちゃうものなのかもしれない。けど、これは別に仕事みたいなものだよ。それにベールさんだから間違いは侵さないと思う。私はカタヤさんよりもベールさんの方を信じてるからね。彼は本当の堅物なのだ。
だからこそ、今日は彼の胃に穴が空かないか心配だ。だってラーゼの奴はノリノリだからね。今もほら、二人で移動する時、自然に腕を取って密着してる。それをみてカタヤさんが自作のスリングショットを取り出してベールさんの後頭部を狙ってたからとりあえず頭を叩いて止めておいた。
「ちょっとなんでこんな物持ってきてるんですか?」
「奴がラーゼに手を出さないとも限らないじゃないか。僕が彼女の貞操を守らないと。いや、別にラーゼが特別だからじゃない。女性を守るのは紳士の務めだからだ」
もう言い訳がまし過ぎる。それに貞操ね……そんなもの、ラーゼはとうに捨ててると思うけど。だって……ね。私はこの領に居た時の事を思い出す。ラーゼが足で太いナニを……ね。やってたし。それに時々、ラーゼの部屋から甘い声が聞こえたり……カタヤさんは気づいてないのかな? うーんこの人、ラーゼの事を口にするときは文句ばっかり口にするけど、実際それを楽しんでるというか……ちょっと自己に陶酔してラーゼを見てる感じ。
そんな事ないというだろうけど、多分自分の中のラーゼ像があるんだと思う。そしてそんな像はプライド高そうなラーゼがその体を誰かに許す……とかは思ってない。アンサンブルバルン様とか、明らかにペタペタしてのにね。あれで何もないなんて普通思う? それにあの人、母国を裏切っちゃってるからね。たった一人の女の為に作り上げた国を捨てたんだよ。
物語じゃん! 一冊書けちゃうよ。本出せるよ。確かに向こうの世界での漫画とかでは心が通じたとかで、主人公側に寝返る奴はいた。けど、それだけで実際すべてを捨てれるものだろうか? まあラーゼにかかればできそうな気もするけど……簡単な事ではないはずだ。ラーゼは確かにプライド高い。けど、それにも線引きがある気がする
あいつは進みだしたら止まらないから……目的の為なら、自身の美しさだって堂々と使う。それなら、その体だって……ね。ラーゼの体とか誰もが欲しがるよ。一回触れ合えばわかる。なんか放したくなくなるもん。胸がまだちっちゃいとか、大人の体系にも達してないとか、そんなのは倫理観に縛られたいいわけなのだ。そんな物を崩壊させるものを持ってるから、あいつは今、この地位にいるんだもん。
だからベールさんは今、もうたまらないだろう。なんか歩き方がおかしいのは下半身が固まっちゃってるのかな? ラーゼはそれをわかってる上で更に顔を近づけていく。もう最初から飛ばすね。隣の人が今にも刀抜いて飛び出していきそうだから少しは力抜いてほしい。私の体力が持たないよ!
「そうですか、それはよかった」
おいおい……おいおいだよ。今来たとこ? まさかそんな漫画の中でしか聞いたことないようなセリフを現実できこうとは思わなかった。しかもそれがベールさんがいうとは……予想外過ぎる。てかなんでこんなに離れてて二人の声が聞こえるのかとかいうと――魔法? いやいや、違います。なんとラーゼが盗聴魔法を掛けたアイテムをその身に仕込んでる。
あいつもつまりは楽しんでるのだ。だからわざとああいうことをする。ラーゼの奴はベールさんの顔をあざとく覗き込んでる。
「大丈夫ですか? 顔が真っ赤ですよ?」
「し、心配ない! 俺はそういう顔だからな」
そう言ってそっぽを向くベールさん。見てない事をいいことにラーゼの奴腹を抱えてプルプル震えてますが? ほんとあいついい性格してるよね。今日のラーゼは膝丈の黒いスカートに赤いTシャツの上に更に落ち着いた色の上着を重ねてる。髪の毛は二つに分けて結んでて、その煌めく長い髪が少しの動作でゆらゆらしてる。足元は意味なさそうなひもが膝までラーゼの脚線美を包んでて、指まで見えるヒールの靴はいてる。
あれだね、はしたないとは思われないけど、この世界でなら、なかなかに攻めた格好してるよ。あのスカート丈もぎりぎり、ぎりぎりって感じだもん。結構ベールさんの好みついてるかもしれない。まあ好みしらないけど。けどラーゼなら別段相手の好みとか気にする必要ない。だってラーゼが最高峰なんだもん。好みうんぬんあるかもだけど、ラーゼなら大抵の奴をときめかせられる。
けど、ベールさんはどうなんだろう? カタヤさんがラーゼに惚れてるのはわかりやすいんだけど、ベールさんはあんまり接触しないようにしてた感じなんだよね。今の反応を見てる限り、怪しいけど……惚れてるのかまではわからない。昨日ラーゼが『一日で惚れるか賭けしましょう』とか言ってたけど、それは断っておいた。だって仲間だよ。
そんな遊びばれたら、関係が不味くなるでしょ。私たちはスリーマンセルなんだよ。互いの連携が大事なのだ。
「亜子、二人が移動するぞ。急げ」
めっちゃ張り切ってますねこの人。なんか残念だなーと思っちゃう。いや、惚れてる人が他の誰かとデートしてると知ったら、こんな風になっちゃうものなのかもしれない。けど、これは別に仕事みたいなものだよ。それにベールさんだから間違いは侵さないと思う。私はカタヤさんよりもベールさんの方を信じてるからね。彼は本当の堅物なのだ。
だからこそ、今日は彼の胃に穴が空かないか心配だ。だってラーゼの奴はノリノリだからね。今もほら、二人で移動する時、自然に腕を取って密着してる。それをみてカタヤさんが自作のスリングショットを取り出してベールさんの後頭部を狙ってたからとりあえず頭を叩いて止めておいた。
「ちょっとなんでこんな物持ってきてるんですか?」
「奴がラーゼに手を出さないとも限らないじゃないか。僕が彼女の貞操を守らないと。いや、別にラーゼが特別だからじゃない。女性を守るのは紳士の務めだからだ」
もう言い訳がまし過ぎる。それに貞操ね……そんなもの、ラーゼはとうに捨ててると思うけど。だって……ね。私はこの領に居た時の事を思い出す。ラーゼが足で太いナニを……ね。やってたし。それに時々、ラーゼの部屋から甘い声が聞こえたり……カタヤさんは気づいてないのかな? うーんこの人、ラーゼの事を口にするときは文句ばっかり口にするけど、実際それを楽しんでるというか……ちょっと自己に陶酔してラーゼを見てる感じ。
そんな事ないというだろうけど、多分自分の中のラーゼ像があるんだと思う。そしてそんな像はプライド高そうなラーゼがその体を誰かに許す……とかは思ってない。アンサンブルバルン様とか、明らかにペタペタしてのにね。あれで何もないなんて普通思う? それにあの人、母国を裏切っちゃってるからね。たった一人の女の為に作り上げた国を捨てたんだよ。
物語じゃん! 一冊書けちゃうよ。本出せるよ。確かに向こうの世界での漫画とかでは心が通じたとかで、主人公側に寝返る奴はいた。けど、それだけで実際すべてを捨てれるものだろうか? まあラーゼにかかればできそうな気もするけど……簡単な事ではないはずだ。ラーゼは確かにプライド高い。けど、それにも線引きがある気がする
あいつは進みだしたら止まらないから……目的の為なら、自身の美しさだって堂々と使う。それなら、その体だって……ね。ラーゼの体とか誰もが欲しがるよ。一回触れ合えばわかる。なんか放したくなくなるもん。胸がまだちっちゃいとか、大人の体系にも達してないとか、そんなのは倫理観に縛られたいいわけなのだ。そんな物を崩壊させるものを持ってるから、あいつは今、この地位にいるんだもん。
だからベールさんは今、もうたまらないだろう。なんか歩き方がおかしいのは下半身が固まっちゃってるのかな? ラーゼはそれをわかってる上で更に顔を近づけていく。もう最初から飛ばすね。隣の人が今にも刀抜いて飛び出していきそうだから少しは力抜いてほしい。私の体力が持たないよ!
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