美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
Σ7
「居た」
私はカタヤさんを確認して後方の部隊に手で指示を送る。コソコソと二人が確認出来る位置まで移動させて、状況を共有するよ。情報は大事だ。人種にはその考えがちゃんとある。他の強い種族は力さえアレばどうとでも出来るって感じの考えらしい。まあそうだよね。力があれば細かい事なんて気にしないだろう。けど人種にはその力がないから、色んな事を考えて戦わないと行けない。
カタヤさんは一人の緑人と戦ってる。初めて私は緑人を見た。ゆうなればそれは緑の人。まんまだけど人種の様な外見をしてた。特徴は緑色の皮膚に、額に生えてる二本の触覚? それと頭の天辺には植物の芽の様な物があった。
「あれが緑人……なんか資料で見たのと結構違う?」
渡された資料でみた緑人はもっとヒョロヒョロでなんか曖昧な感じの写真だった。けど今カタヤさんと戦ってるアイツはどうだ? 身長はカタヤさんよりも大きくて百八十くらいはありそうだし、肩に羽織ってるなんか民族衣装みたいな布から見える身体はとても筋骨隆々だ。写真でみた緑人は納得できたけどさ……あいつはアレだよね? ナメッ○星人だよね?
とてもそう見える。まあ私以外ならラーゼくらいしかこれには同意して貰えないだろうけど……いやあいつはもう覚えてないかな? ラーゼは向こうに未練なんてない感じだから、こっちから振らないと向こうの話しなんてしてくれない。あいつは向こうでどんなだったか、全く覚えてないみたいだからね。けど私が振ると思い出すみたい。
色々と細かい事を話せたりした。もしかしたら私と同じ普通の高校生だったのかもしれない。って今はそんな事を思い出してる場合じゃない。私達は二人の動きを観察する。屋根の上に登り、射線をとっていつでも撃てる準備も万端だ。
一人にこの人数は卑怯? これは戦争です。それにあれは強い。遠慮なんて出来る立場では人種はない。カタヤさんはアトラスで強化された身体能力を使って一気に突っ込む。それに反応して緑人はその手にもつ、小さな斧をふりかぶる。二人の攻撃がぶつかりあう。どうやら力は互角のようだ。けど、空いた手を使って緑人はその手に緑の槍を作り出す。
カタヤさんはそれを上手く回避して、一発緑人に入れた。緑色の血が流れ出る。どうやらカタヤさん優勢で事は運んでるみたい。やっぱりあの緑人も弱ってるのだろうか? てかよく見ると、あの頭の芽がしなってるみたいに見えるからやっぱり弱ってるんだろう。今があの緑人を無力化するチャンスではないだろうか? 次の攻撃に合わせて私達も攻撃を仕掛けよう。皆に指示を送って待機させる。
私も屋根に寝そべり、銃を構える。私のはスコープなんてついてないんだよね。女の子でも簡単に扱えるタイプのピストルサイズの銃だからね。けど、一応これも特別製だ。同タイプの銃よりも魔力を多く込めれるし、そもそもこれ自体にマガジンがなくなってる。その代わりに別の機構を仕込んでる。私はラーゼの力の供給を受けてるから、マガジンに頼って魔光石を込める必要性がないのだ。
ピストルをこの距離で打っても普通は当たらない。この世界の弾の速度は向こうの世界よりも遅いしね。当てるの自体がとてもむずかしいのがある。けど、私には問題ないのだ。
なのでスコープもいらない。
そんな事を思ってると今度は奴から動いた。激しく切り合う二人。流石にあれだけ早く動かれては狙いが定められない。焦ってはだめ。カタヤさんに当てる訳にはういかない。そんな中、激しいぶつかりあいで、互いのバランスか崩れて、一瞬速度が落ちた。ここだ!
「撃て!!」
一斉に響く銃声。無数の玉が緑人をめがけて飛んでいく。
私はカタヤさんを確認して後方の部隊に手で指示を送る。コソコソと二人が確認出来る位置まで移動させて、状況を共有するよ。情報は大事だ。人種にはその考えがちゃんとある。他の強い種族は力さえアレばどうとでも出来るって感じの考えらしい。まあそうだよね。力があれば細かい事なんて気にしないだろう。けど人種にはその力がないから、色んな事を考えて戦わないと行けない。
カタヤさんは一人の緑人と戦ってる。初めて私は緑人を見た。ゆうなればそれは緑の人。まんまだけど人種の様な外見をしてた。特徴は緑色の皮膚に、額に生えてる二本の触覚? それと頭の天辺には植物の芽の様な物があった。
「あれが緑人……なんか資料で見たのと結構違う?」
渡された資料でみた緑人はもっとヒョロヒョロでなんか曖昧な感じの写真だった。けど今カタヤさんと戦ってるアイツはどうだ? 身長はカタヤさんよりも大きくて百八十くらいはありそうだし、肩に羽織ってるなんか民族衣装みたいな布から見える身体はとても筋骨隆々だ。写真でみた緑人は納得できたけどさ……あいつはアレだよね? ナメッ○星人だよね?
とてもそう見える。まあ私以外ならラーゼくらいしかこれには同意して貰えないだろうけど……いやあいつはもう覚えてないかな? ラーゼは向こうに未練なんてない感じだから、こっちから振らないと向こうの話しなんてしてくれない。あいつは向こうでどんなだったか、全く覚えてないみたいだからね。けど私が振ると思い出すみたい。
色々と細かい事を話せたりした。もしかしたら私と同じ普通の高校生だったのかもしれない。って今はそんな事を思い出してる場合じゃない。私達は二人の動きを観察する。屋根の上に登り、射線をとっていつでも撃てる準備も万端だ。
一人にこの人数は卑怯? これは戦争です。それにあれは強い。遠慮なんて出来る立場では人種はない。カタヤさんはアトラスで強化された身体能力を使って一気に突っ込む。それに反応して緑人はその手にもつ、小さな斧をふりかぶる。二人の攻撃がぶつかりあう。どうやら力は互角のようだ。けど、空いた手を使って緑人はその手に緑の槍を作り出す。
カタヤさんはそれを上手く回避して、一発緑人に入れた。緑色の血が流れ出る。どうやらカタヤさん優勢で事は運んでるみたい。やっぱりあの緑人も弱ってるのだろうか? てかよく見ると、あの頭の芽がしなってるみたいに見えるからやっぱり弱ってるんだろう。今があの緑人を無力化するチャンスではないだろうか? 次の攻撃に合わせて私達も攻撃を仕掛けよう。皆に指示を送って待機させる。
私も屋根に寝そべり、銃を構える。私のはスコープなんてついてないんだよね。女の子でも簡単に扱えるタイプのピストルサイズの銃だからね。けど、一応これも特別製だ。同タイプの銃よりも魔力を多く込めれるし、そもそもこれ自体にマガジンがなくなってる。その代わりに別の機構を仕込んでる。私はラーゼの力の供給を受けてるから、マガジンに頼って魔光石を込める必要性がないのだ。
ピストルをこの距離で打っても普通は当たらない。この世界の弾の速度は向こうの世界よりも遅いしね。当てるの自体がとてもむずかしいのがある。けど、私には問題ないのだ。
なのでスコープもいらない。
そんな事を思ってると今度は奴から動いた。激しく切り合う二人。流石にあれだけ早く動かれては狙いが定められない。焦ってはだめ。カタヤさんに当てる訳にはういかない。そんな中、激しいぶつかりあいで、互いのバランスか崩れて、一瞬速度が落ちた。ここだ!
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