美少女になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。
#65
ライザップの中でも外れにある小さな村。そこに私直々に来てる。本当はこんな面倒な事、したくなかったんだけど、流石にここにあるという物はこの目で見たかった。それはアンティカ。どうやらあいつらはここを占拠してたようだ。しかも住民とか皆殺し。こういう事をするような奴には見えなかったけど、私もまだまだ甘いと言うことかな?
彼等は兵士だった。国の為、仲間の為なら敵国の奴なんて容赦なく殺す……そういう物なんだろう。
「アレでございます」
そういうのは先行してた獣僧兵団の一団の一人。高台から村の端に目を向けると、中々に不釣り合いな大きな空挺がある。シルバーの船体の四方にプロペラが四つ。形は船というよりもアメンボを野暮ったくしたみたいな形してる。あの中にアンティカがあるんだろう。てかアンティカを空輸するための専用の空挺だと思われる。
「アレにまだ人いるの?」
「数人確認してます。殺す事は簡単ですが、どうしましょうか?」
確かに獣人は人種よりも強いのは世界の常識……というか、この世界の最弱が人種なんだよね。地球はめぐまれてたんだと思う。同じような大きさで、力も強く、魔力も強大な種が複数いるこの世界では人種は台頭出来ない。まあ滅んで無いだけ立派だとは思うけどね。それに今、その常識を覆そうとしてるようだし。そこは同じ人種として頑張れと言いたい。
まあだけど、このままでは人種は滅ぶけどね。そもそも今まで人種が生き延びられたのは、上位種の興味がそっちに無かっただけ。聞いた話では、上位種は下賤な人種なんて視線に入れてないらしいからね。けど、こっちから仕掛けると手痛い反撃がくる。このまま色んな種に喧嘩売ってくと、そのうち絶対に手が回らなくなるよ。アンティカを大量生産出来るなら……ワンチャンあるかもだけど、蛇が言うには、アンティカは三機しか無かったみたいで、内一機は私が破壊済み……しかもパイロット達の言葉を考えるに、私が壊した奴が一番重要だった可能性すらある。
これから行こうとする国の最終兵器を自身で潰すと言うね……自分の首絞めちゃってるね。けどあの時は知らなかったんだもん。しょうがない。そもそもそんな兵器をポンポンと投入するなといいたいね。そしてこれから残りの二機も鹵獲しようとしてる。人種にとったら絶望だろう。まあ上層部とは繋がってるから、そこまででもないかもだけど、事情を知らない人達はかなり深刻に受け止めるかもしれない。
けどそこまで配慮はできないよ。勝手にどうにかしてくださいって感じ。私はわたしでアレにそれなりに興味ある。調べたって私じゃ理解なんて出来ない。けど、アレだけの物なら、魔術回路を手に入れておきたいじゃん。
私は触れるだけで、魔術的なアルゴリズムを吸収できる。まあそれが身になってるかって言ったら全然だけどね。けど、色々な魔術的な回路は収集してるんだ。ライザップでも沢山実は収集した。てか流石は首都だし沢山の機関が魔術的な要素で動いてる。この世界の主要な動力は電気ではない。電気もあるけど、メインはマナという世界に満ちる魔力の源である。
そしてそのマナを大昔から蓄積してる石、魔光石が主な動力だ。多分あの空挺も魔光石が動力だと思う。
「取り敢えず生け捕りにして。アンティカと共に残ってる中にはアレの技術者が居るだろうしね」
技術者以外は殺してもかまわないんだけど、見分けるのも大変だし、多分戦闘特化の奴等は首都に忍び込んだ奴等だから楽勝でしょ。私の合図で獣僧兵団が空挺へと強襲を掛ける。物の五分もすると制圧したうまを伝える旗を窓から出した。優秀である。私は優雅に空挺の中へと入る。傍にはグルダフが控えて、風景に溶け込んでカメレオンがいる。
多分カメレオンは気づかれてないと思ってるだろうけど、残念私には見えてる。確かに前の私ではカメレオンを認識はできなかった。それだけカメレオンの擬態は完璧だ。流石は英雄アンサンブルバルンの影。けど今はバレバレ。なぜなら私にはそのアンサンブルバルンの目があるからだ。どういうことかというと、私は蛇の特性を手に入れたようだ。
私は触れるだけで魔術回路を手にする事が出来る。多分それと同じような事だと思う。蛇のDNAを私は子宮で受けた。あの夜に私は蛇の特性を手に入れたんだと思う。つまりは色んな種や獣人とSEXすれば、私は様々な力とその特性をこの身にやどせるということだ。これは中々の大発見。上位種の力も特性もこの身に宿せるということだ。
マジで私は最強になれそう。けど、自身で戦う気は無いんだよね。それにそうそうSEXなんて……私はそんな安い女じゃない。寧ろ世界一、宇宙一高い女でいたいくらいだ。
今の私の視界はサーモグラフィーのようになってる。面白いから時々、切り替えて使ってる。後は肌を鱗みたいに出来る。けどこれはあまり意味はない。だって私はこのままで、超強固になれるからね。防御の面では鱗は仕えない。けど、手を鱗で覆えば、貫通力が増すのは実証済み。もうそろそろ厄介だったから、あの生体兵器施設の奴等は私が直々に引導を渡して殺った。
流石にパイロット達を解剖とかされても困るしね。けど、ちょっとした検査で面白い事がわかったようだったけどね。
そんな事を考えてると、大きな扉が開き、広い空間に出る。多分この空挺の八割はこの空間で埋まってそう。そこには金ピカの機体と、青い機体があった。一つ空いたスペースがある。そこは虚しく空……私のせいだね。そしてそんな中、獣僧兵団に囲まれてる人種の面々。私は不安そうな彼等に笑顔を見せながら近づいてく。
(大丈夫怖くなんてないよー)
「うふふ……ふふふ」
彼等は兵士だった。国の為、仲間の為なら敵国の奴なんて容赦なく殺す……そういう物なんだろう。
「アレでございます」
そういうのは先行してた獣僧兵団の一団の一人。高台から村の端に目を向けると、中々に不釣り合いな大きな空挺がある。シルバーの船体の四方にプロペラが四つ。形は船というよりもアメンボを野暮ったくしたみたいな形してる。あの中にアンティカがあるんだろう。てかアンティカを空輸するための専用の空挺だと思われる。
「アレにまだ人いるの?」
「数人確認してます。殺す事は簡単ですが、どうしましょうか?」
確かに獣人は人種よりも強いのは世界の常識……というか、この世界の最弱が人種なんだよね。地球はめぐまれてたんだと思う。同じような大きさで、力も強く、魔力も強大な種が複数いるこの世界では人種は台頭出来ない。まあ滅んで無いだけ立派だとは思うけどね。それに今、その常識を覆そうとしてるようだし。そこは同じ人種として頑張れと言いたい。
まあだけど、このままでは人種は滅ぶけどね。そもそも今まで人種が生き延びられたのは、上位種の興味がそっちに無かっただけ。聞いた話では、上位種は下賤な人種なんて視線に入れてないらしいからね。けど、こっちから仕掛けると手痛い反撃がくる。このまま色んな種に喧嘩売ってくと、そのうち絶対に手が回らなくなるよ。アンティカを大量生産出来るなら……ワンチャンあるかもだけど、蛇が言うには、アンティカは三機しか無かったみたいで、内一機は私が破壊済み……しかもパイロット達の言葉を考えるに、私が壊した奴が一番重要だった可能性すらある。
これから行こうとする国の最終兵器を自身で潰すと言うね……自分の首絞めちゃってるね。けどあの時は知らなかったんだもん。しょうがない。そもそもそんな兵器をポンポンと投入するなといいたいね。そしてこれから残りの二機も鹵獲しようとしてる。人種にとったら絶望だろう。まあ上層部とは繋がってるから、そこまででもないかもだけど、事情を知らない人達はかなり深刻に受け止めるかもしれない。
けどそこまで配慮はできないよ。勝手にどうにかしてくださいって感じ。私はわたしでアレにそれなりに興味ある。調べたって私じゃ理解なんて出来ない。けど、アレだけの物なら、魔術回路を手に入れておきたいじゃん。
私は触れるだけで、魔術的なアルゴリズムを吸収できる。まあそれが身になってるかって言ったら全然だけどね。けど、色々な魔術的な回路は収集してるんだ。ライザップでも沢山実は収集した。てか流石は首都だし沢山の機関が魔術的な要素で動いてる。この世界の主要な動力は電気ではない。電気もあるけど、メインはマナという世界に満ちる魔力の源である。
そしてそのマナを大昔から蓄積してる石、魔光石が主な動力だ。多分あの空挺も魔光石が動力だと思う。
「取り敢えず生け捕りにして。アンティカと共に残ってる中にはアレの技術者が居るだろうしね」
技術者以外は殺してもかまわないんだけど、見分けるのも大変だし、多分戦闘特化の奴等は首都に忍び込んだ奴等だから楽勝でしょ。私の合図で獣僧兵団が空挺へと強襲を掛ける。物の五分もすると制圧したうまを伝える旗を窓から出した。優秀である。私は優雅に空挺の中へと入る。傍にはグルダフが控えて、風景に溶け込んでカメレオンがいる。
多分カメレオンは気づかれてないと思ってるだろうけど、残念私には見えてる。確かに前の私ではカメレオンを認識はできなかった。それだけカメレオンの擬態は完璧だ。流石は英雄アンサンブルバルンの影。けど今はバレバレ。なぜなら私にはそのアンサンブルバルンの目があるからだ。どういうことかというと、私は蛇の特性を手に入れたようだ。
私は触れるだけで魔術回路を手にする事が出来る。多分それと同じような事だと思う。蛇のDNAを私は子宮で受けた。あの夜に私は蛇の特性を手に入れたんだと思う。つまりは色んな種や獣人とSEXすれば、私は様々な力とその特性をこの身にやどせるということだ。これは中々の大発見。上位種の力も特性もこの身に宿せるということだ。
マジで私は最強になれそう。けど、自身で戦う気は無いんだよね。それにそうそうSEXなんて……私はそんな安い女じゃない。寧ろ世界一、宇宙一高い女でいたいくらいだ。
今の私の視界はサーモグラフィーのようになってる。面白いから時々、切り替えて使ってる。後は肌を鱗みたいに出来る。けどこれはあまり意味はない。だって私はこのままで、超強固になれるからね。防御の面では鱗は仕えない。けど、手を鱗で覆えば、貫通力が増すのは実証済み。もうそろそろ厄介だったから、あの生体兵器施設の奴等は私が直々に引導を渡して殺った。
流石にパイロット達を解剖とかされても困るしね。けど、ちょっとした検査で面白い事がわかったようだったけどね。
そんな事を考えてると、大きな扉が開き、広い空間に出る。多分この空挺の八割はこの空間で埋まってそう。そこには金ピカの機体と、青い機体があった。一つ空いたスペースがある。そこは虚しく空……私のせいだね。そしてそんな中、獣僧兵団に囲まれてる人種の面々。私は不安そうな彼等に笑顔を見せながら近づいてく。
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