異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第4話 加入試験

アレスとレインとレイラに連れられギルドに併設されている訓練場に来た。

「それじゃあ、ここでやろうか」

訓練場は普段冒険者達が訓練や指導に使う場所だ。もちろんこのように試験にも扱われる

「いいですよ。武器はどうします?」

「自分ので構わないよ。トドメの攻撃だけを寸止めで、それ以外は本気でやって構わない」

「分かりました」

『マスター。マスターが使う武器ですと軽く振るだけで相手の武器は壊れてしまいます。』

(分かってる。あっちを使うよ)

そして、アレスは無限収納から1つの武器を取り出す。
しかし、その武器はいつも使っている創焉神の刀とは違った。
日本人が見たらそれただの日本刀じゃないの?と言われるような黒く、銀色に輝く刀身を持っていて、鋭いイメージを与える。

「なんだい?その武器は」

「これは僕の専用の武器のようなものです」

この刀はアレスが魔の森の奥の山で採れた純度の高い魔鉄鋼を錬成して純度100%の魔鉄鋼。つまり、魔純鉄鋼にして、それと共に八大魔獣ガイアグルドラゴンの爪を一緒に錬金して魔竜金剛鉄鉱を作り出し、それを想像制作を使って作った、妖刀竜刻斬月だ。
ついでに武器ランクは夢幻級ファンタズマだ。
この戦いには強すぎるかもしれないが、今はこれしかないためこれを使う。

「さて、始めましょうか」

「そ、そうだね。」

どうやら、この竜刻斬月を見て気圧されているようだ。

周りにいる冒険者も端のほうに寄って2人の様子を見ている。

「じゃあ、レイラ。審判をして貰えるかな」

「わかったわ。それじゃあこれからアレス君のギルド加入試験を始めます。……始め!」

アレスは右手に竜刻斬月を持ち力を抜いた状態で立っている。
そう、ただ立っている、、、、、、、だけだ。

レインは剣を構えていて、アレスはただ立っている。

そんな状況に周りの冒険者達から声が上がる。

「おいおい、なんで動かねぇんだよ」

「寝てんのかぁ?」

周りにいる冒険者達はそんな声を上げるが対峙しているレインはそんなことを思っていなかった。

(こっちだって攻めたいんだけどねぇ……ただ立っているだけなのにスキが見当たらない……!)

どう切りかかっても返される未来しか想像出来ない。そんな威圧をアレスは放っていた。
もちろんアレスはいつでも打ち込める。

「どうしましたレインさん。そっちから来ないのならこっちから行きますよ」

と言って10歳とは思えないスピードで迫ってくる。

「っ!」

キィィン!!!!

なんとか剣で避けるが勢いのまま押される。

「ぐぅぅ!!」

「はぁっ!」

そこからアレスの剣戟ラッシュが始まった。
レインは避けていくが避けきれない時が発生して少しずつ傷が増えていく。

しかし、それでもついていけている辺りは流石は冒険者ギルドを統べるものと言えるだろう。
最もアレスは本来の力の20分の1も出していないのだが。

「流石ですね。ならば一つギアを上げますか」

そうアレスが呟いた瞬間レインの眼にアレスの姿は映らなくなった。
そして、気づけば地面に倒れていて剣を突きつけられていた。

「そこまで!勝者アレス!」

レイラが勝利のコールをする。

試験はアレスの圧倒的勝利で終わった

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コメント

  • ラインハルト

    久し振りの投稿 面白いです。
    これからも頑張って下さい。

    2
  • ペンギン

    お久しぶりですね!楽しみにしてました!面白いです!ありがとうございます!
    これからも、頑張ってください!応援しています!

    1
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