異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第14話 引越し

1週間が経った。

1週間の間に屋敷に何度か通い、必要なものを揃えていった。
アヤメにはもう少しで使用人たちが屋敷に来るけど、大丈夫だから、安心してねと伝えた。
王城から使用人たちが揃ったと連絡があってからシスティに先に屋敷に行ってもらった。システィはもちろんメイド長だ。
今日は引越し当日なので準備をと思ったが、ほぼアイテムボックスに入れてしまったので、手ぶらの状態で向かうことになった。
アレスは自分の部屋からでて、玄関に向かう。
玄関にはルークとリーン、シルクとほかの兄弟達がいた。

「アレス。準備はいいのか?」

「ええ。全てアイテムボックスに入れてしまったので」

「アイテムボックスがあるのはいいね」

「そうですね。」

「アレス君行っちゃうのか……」

「そんな寂しそうな顔をしないでくださいシルク姉様」

「そうだぞ、陛下によればそんな遠くないところを選んでくれたんだ。」

「ええ、馬車で15分ちょっとのところです。また何かあったら顔を出しますよ」

「そうした方がいいぞ。」

「アレス。頑張るんだぞ。僕はアレスよりは遅いけど立派な当主になるんだからね」

「ええ。僕も頑張りますよローレンス兄さん。では、そろそろ行きます。」

「気をつけるんだぞ。明日行くからな」

アレスは屋敷を出て馬車に乗った。
15分と少し経って馬車は屋敷の門をくぐり、屋敷の前に着く。

「アレス様、到着しました。」

馬車を降りると執事と数人のメイドが並んでいた、
並んでいた。

「お帰りなさいませアレス様」

「「「「「「「お帰りなさいませ!」」」」」」」

「ただいま。」

「アレス様。こちらが執事のアルベルトです。」

「初めましてアレス様。私はアルベルトと申します。実はシスティーナとは古くからの知り合いなんです。」

「たまたま、あって執事をしたいと言っていたので、ルーク様にお願いしたら陛下に伝わって許可が降りたんです。どうやら、陛下の専属執事のセバスチェン様と血縁関係にあるみたいでセバスチェン様からも押してもらったようです。」

「そうなんだ。よろしくね?アルベルトさん」

「はい。よろしくお願いします」

今回雇ったのは執事のアルベルトさんに、メイド長のシスティ、他にメイドが5人、料理人が2人、庭師兼調馬師が2人だ。

「あと、手紙が来ていてあと、誰も載っていない馬車と馬と御者が来ておりまして」


「え?」

「ことらでございます」

アレスは受け取った手紙を開く

『アレスへ

引越しは済んだかの?お主には王家から馬車をやろうと思って送っておいた。存分に使えよ

ベルマーレ王国現国王グラッド・ライム・キサラギ・ベルマーレ』


「まじか。確かにうち自身の持ってなかったから欲しかったから良かったけど。アルベルトさん。その馬車と馬それと御者さんに合わせてくれる?」

「わかりました。」

アレスとシスティーナ、アルベルトは裏の馬車置き場に向かう。
すると、大きく様々な装飾が施された馬車があった。

「え?なにこれ陛下何送ってくれてんの?」

「やはりこれは王城からのでしたか」

「うん。まあ、王城からじゃなくて王家からだけどね」

「王家?!どうしてですか?」

「まあ、予想はつくけどまだ言えない。」

「そうですか。」

「けど、これは恥ずかしいな。少し変えるか」

「王家からもらった馬車を改造してもいいのですか?」

「大丈夫大丈夫。多分ふざけて送ってるから。」

「そ、そうなのですか」

アレスは馬車を魔力で覆う。
そして、イメージを固め魔法を使う。

創造製作ドロップアップクリエイト

すると、馬車はみるみる変わっていき、シンプルだが、豪華でちょうど良い馬車になった。

「こ、これは……」

「アル、アレス様は規格外だから気にしちゃダメよ。それから、慣れなさい」

「そ、そうなのか。」

後ろで何やら失礼なことを言っているが無視だ無視。

「アレス様、御者の方をお呼びしました。」

「初めましてアレス様。王城からの命で、このペンドラゴン家の専属の御者をすることになりました。イレッダと申します」

「イレッダさんですね?これからよろしくお願いします。」

「こちらこそお願いします。」

「イレッダさんには調馬師と共に動いてもらうことになりました。」

「わかりました」

「システィ。アルベルト。明日、父上たちが来るから準備を済ませておいてくれる?」

「わかりました」

「屋敷を持った貴族が開催するパーティはいつになさいますか?」

「そうだね。一週間後でどうでしょう。」

「一週間後ですね。分かりました。」

アレス、システィーナ、アルベルトの3人は一週間後に行われるパーティをどのようにするか考えながら屋敷の中に入って行った。





次回は本体に戻ります。
ついに激突八大魔獣!!
決着はどうなるのか!

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