異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第13話 王都探索

翌日アレスは屋敷のことを報告に来た。

「というわけで、精霊の寂しい感情からのものでした」

「精霊か……。なるほど、わかった。それでは一年半の屋敷の維持費及び使用人の給料などを国から出そう」

「ありがとうございます。」

「よい。こちらはどうすることも出来ずにずっと金を消費していて無駄金だったからな。」

「そうなんですか。」

「うむ。元はあそこは公爵家の屋敷じゃったんだが、家の破綻で持ち主がいなくなったんじゃ。それからは色々な貴族にやると言ったんじゃが住んでから一週間後には屋敷を変えていてな。それからはもう誰にもやらなくなったんじゃ。けど、アレスなら大丈夫そうだからやることにしたんじゃよ」

「なんですか、僕だからって。まあ、大丈夫でしたけど」

「まあ、結果よければ全てよしじゃろ。」

「だからなんでそんなの知ってるんだよこの世界の人は……」

「何か言ったか?」

「いえ、それでは今日は失礼します」

「うむ。また来るんじゃ」

「まあ、必要なことがあったら……」

アレスは城を出て、場所に乗って帰った。
屋敷につくとシスティーが迎えてくれた。

「お帰りなさいませアレス様」

「ただいま。引越しは一週間後にしようと思うんだ」

「わかりました。」

「そう言えば今日の残りの予定は?」

「いえ、特に何も入っていないはずですが」

「うーん。久しぶりにやることがなくなったな」

「そうですね。王都に来てからずっと城に行ってましたし」

「うん。だから全然王都のこと知らないな」

「それでは王都を回りますか?」

「うん。そうしよ」

「それでは私が案内しましょう」

「あれ?システィは王都に来たことあるの?」

「来たことも何も元は王都出身なので」

「そうなの!初めて聞いたよ!」

「まあ、言っておりませんでしたし。王都でこの家のメイドになって領地について行ったんです」

「そうだったんだ。じゃあお願いしてもいいかな」

「もちろんです!」

それから少ししてアレスとシスティーナは屋敷の玄関で出かける準備をした。

「じゃあ行こうかシスティ」

「はい」

2人は馬車に乗る。

まず向かったのは平民街だった。

「ここは平民街です。まず、王都には貴族街、平民街のふたつしかないと言われてるんです。あと、認められてはいませんが、自然にできてしまう貧民街、つまりスラムもあります。貴族街には貴族の屋敷が多く、たまに大きな商会などが家を持ってる場合があります。平民街は貴族街以外のその他って感じです。民家もあるしギルドや教会もあります。あと、貴族街と平民街の間にアレス様が10歳になったら行く、王立ベルマーレ学園があります。北門は貴族街からの入口で、南門が平民街からの入口になってるんです。」

「街の構成はどうなっているの?」

「そうですね。縦と横に何本もの十字の道になっていて、綺麗な四角形になってるんです。あと、入口の門から王城まで、一直線の大通りになってるんです。主要なものはそこで買えるんです。」

「なるほど、碁盤の目になってるんだ。」

「ごばんのめ?」

「いや、なんでもないよ。平民街には商店とかも集まってるの?」

「そうですね。貴族街にはないものが沢山あるんですよ」

「へぇ。」

「アレス様、どこに行ってみたいですか?」

「うーん。馬車じゃなくて歩いてみたいかも」

「ん〜。わかりました。それでは馬車を降りて歩いて回りますか」

「うん!」

アレスとシスティーナは馬車を降りた。
システィーナは馬車の御者に何やら話すと馬車はどこかに行ってしまった。

「何を話したの?」

「今日はもう帰っていいと伝えたんです」

「そうなんだ。じゃあ、行こう」

「はい。」

真ん中の大通りを歩いてみると、思ったことがある。

「他種族が意外といるんだね」

「はい。昔は、他種族を嫌がって戦争とかもあったんですが、今はもうないんです。」

「そうなんだ。」

(それにしても意外といるなぁ。あれは獣人かな。うさぎ?あ、あれはドワーフだ。いかにもって感じがする。あっちはエルフだ。髪綺麗だなぁ)

アレスが色んなことに目を移しているとふと、美味しそうな匂いが漂ってきた。
匂いの元凶を辿るとそこには屋台があって、串焼きが売られている。

「システィ。お腹減ったからあれ買ってもいい?」

「はい。それなら私が出します。」

「大丈夫だよ。懐は潤ってるし」

アレスは屋台の前に言って、店主のおじさんに話しかけた。

「おじさん。串焼き2本ちょうだい?」

「お、坊主。いいぞ。ほい、どうか8枚だ」

「ありがとう!これで銅貨8枚ね」

「毎度あり!」

アレスは受け取った串焼きのひとつをシスティに渡す。

「はい。」

「そんな、いいのですか?」

「うん。システィにはいつもお世話になってるからね」

「それでは、いただきます」

アレスはシスティが受け取ったのを確認し自分の串焼きを食べ始めた。
肉を口に入れると肉汁がジュワリと溢れ柔らかくソースがよい風味を出している。

「おいしい!」

「ええ。美味しいですね。オーク肉でしょうか」

「お、よくわかったな。それはオークの肉を焼いてうちの特製ソースをかけてるんだ」

「へぇ、おじさんありがと!」

「おう!あと、俺はおじさんじゃなくてドルフだ。」

「ドルフさんね。また来るよ」

「また来いよ!」

その後アレスはシスティと共に街を回って屋敷に帰った。



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コメント

  • ノベルバユーザー79896

    これパクリじゃないの?いいの?転生貴族の異世界冒険録は確か書籍化してるからまずくない?

    18
  • ノベルバユーザー74205

    いくらなんでもパクリ過ぎだろ
    そんなんじゃないとかけないならやめちまえ

    12
  • ジブリーヌ

    パクリだけどおもしろかったらいいです

    1
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