異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第10話 ドメキア帝国

僕とエドガルドさんは呼びに来た近衛騎士について行って、陛下たちのところへ行った。

「国王陛下、エドガルド様とアレス様をお連れいましました。」

「はいれ」

「「失礼します」」

中に入ると国王陛下とナルサスさんがいた。

「きたか。座ってくれ」

「はい」

僕とエドガルドさんは向かいのソファに座る。

「それで、昨日の賊たちなんだけど、理由がわかったんだ。」

「どんな理由だったんですか?」

「簡単に言えば復讐だね。アレス君が生まれる3年前くらいにこの国はドメキア帝国という国と戦争になったんだ。結果、ベルマーレ王国は勝利、ドメキア帝国は滅んだんだ」

「支配下には置かなかったんですか?」

「横槍が入ったんだ。国王を捕らえて首都を抑えて終わると思ったんだがそこに謎の集団が現れてうちの兵ごと首都を滅ぼしてしまったんだ。」

「な!一体だれが……」

「分からないんだ。その時首都にいた人達はほぼ殺されてしまってね。圧倒的な力で蹂躙して言ったそうだ」

「それだけの力がありながらその後何も音沙汰なしですか?」

「うむ。その後どこに行ったのかもわからない状態じゃ。だか、昨日の賊たちはそれをうちのものだと思ったらしい。職を失い、色々な所をさまよい歩き至ったところがワシを殺す事じゃったそうじゃ」

「そうだったんですか。よく、こんなに早く分かりましたね。それで、賊たちは?」

「うむ。うちで雇うことにした。」

「は?」

「勘違いでやって来てしまったんだ。それに仕事もないらしいしの」

「いや、そうじゃなくて陛下を襲った重罪人ですよ!どうして雇うなんか!」

「もちろんしばらくは罰を受けてもらう。しかし、彼らを結局ここまで招いたのは結局のところワシらのせいなのじゃ。それに、勘違いは誰でもある。」

「でも……」

「大丈夫じゃ。真相を話すとすぐに謝ってきたしな。それに、騎士団の誰にも気付かれずにワシらのところまで来たその腕を無闇に捨てることは出来ない。だから、半年間牢にいれ、それから我が国の諜報部隊に入ってもらう。それを話すと感謝してきおったよ」

「はぁ、わかりました。けど、随分と傷つけてしまいましたよ?」

「うむ。それはアレスに任せる。半年後、釈放されてから治してやってくれ」

「わかりました。」

「うむ。面倒をかけるな」

「いえいえ、配下の貴族としての当たり前です。」

「ありがとの。それよりあと二つほど話すことがある。」

「はい?なんでしょう」

「まず1つ目は屋敷の事じゃ。お主に渡す屋敷が決まったんじゃが、すこし曰く付きでな?その調査もしてくれれば一年半国から屋敷の維持費を出そう。もちろん使用人の分もじゃ」

「それだけでいいんですか?じゃあそれでお願いします。」

「わかった。次は領地のことなんじゃが」

「え?領地?」

「む?知らんかったのか?子爵からは小さくとも領地を持つものじゃぞ。」

「えええ、知りませんよ。聞いてませんし……」

「話してなかったから今話しとるんじゃが」

「けど、5歳で領地って大丈夫なんですか?」

「うむ。さすがに5歳ではいくらお主がすごくても無理じゃろうから様子を見て渡すことにする。ついでに場所は決まっとらん。多分直轄領から渡される。」

「わかりました。」

「そう言えば騎士団の訓練に参加したのじゃろう?どうじゃった?」

「そうですね。連携は出来てます。それは動き出しもいいと思うのですが、個人のレベルが低いと思います。」

「ふむ。それはスキルレベルのことか?」

「まあ、そうですね。例えば腰が引けているだとか、右手に力が入りすぎているとかそういう技術面のところですね」

「なるほどのぉ。」

「やっぱりそうだよね。どうしようかな…」

「まあ、魔物を倒してレベルを上げるというのもありですし、たまになら僕と参加しようと思います。」

「そうか。それなら騎士団の強さも上がるな」

「ええ。さっきも数十人対アレス君で模擬戦をして、負けてしまいましたし。それも武器無しでやって、一人一人に助言も出してました」

「武器なしでか。相変わらずだのぉ」

「ありがとうございます」

そのような話をして今日は解散になった。

ーーーその後の陛下たち

「あ、明日謁見っていいわすれた」

「ちょ!それまずっとないですか?」

「まあ、なんとかなるじゃろ」

忘れていた陛下たちだった






アレスは馬車に乗って屋敷に帰る。

「アレス様おかえりなさいませ。」

「ただいま。一応屋敷決まったみたいだから明日行ってくるね」

「そうですか。ついに新しい屋敷が……」

「うん。そう言えば謁見あるとか言ってたけどいつだろ」

「早いですよね。やっぱり」

「まあね。それよりお風呂の準備出来てる?」

「はい、もちろんです。」

「じゃあ入ってくるね」

「ごゆるりと」


国王から謁見の日を聞くのを忘れたアレスは風呂に入って、一日を終えた。
ついでに言うと謁見は明日である。

大丈夫か、アレス!気づくんだアレス!

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コメント

  • 名無し

    いきなりギャグ要素とんできたなぁ

    0
  • ゆるりんX

    パクりやん!夜州先生がかわいそうだからこの作品は読まない。

    3
  • ノベルバユーザー235896

    とりあえず…草

    1
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