異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第8話 襲撃その2

アレスが会場に戻ると、何人かの人が縄で縛られて気絶していた。

「アレス様。全員を確保しここに連れてきました。」

「お疲れ様。今日はもういいよ」

「は!失礼します」

とりあえず四大天使と四大悪魔を返して結界の方へ近づく。

「アレス。大丈夫だったか?」

「はい。親玉も捕まえましたし、賊は全員捕まえました。」

「そうか。それよりさっきでかい魔力を感じたんだがアレスか?」

「ええ。おそらく僕です。」

「アレス。どうなったのじゃ?」

「はい。もう賊は捕まえて安全かと」

「そうか。よくやった。」

「ありがとうございます」

アレスは結界をとくと集まっていた貴族が騒ぎ出す。

「あれは一体」

「何が起こったんじゃ」

などと言っている。すると、陛下から声がかかった。

「皆の者!ついさっきこの会場に何者かの襲撃があった!もう解決はしたがこのまま続けられる訳でもない!今日もう各自帰るように!アレス。あとで話を聞きたい。」

「はい。」

貴族達はゾロゾロと部屋を出ていく。
その様子を見ていたアレスに後ろから声がかかった。

「アレス君。」

「ラインハルトさん」

「陛下を助けていただいたこと、感謝する」

そう言って頭を下げてくる。

「いえいえ、当たり前のことをしただけですよ」

「私からも礼を言おう。本当なら私のやるべき事だったのに、気づけなかった。本当にありがとう」

「エドガルドさんまで」

ラインハルトやエドガルドが礼を言ってくる中、陛下から声がかかる。

「アレスよ。ほんとうに感謝するぞ。ここで話すのもどうかと思う。場所を変えよう。エドガルド、お前は賊の尋問をしろ。絶対にはかせよ」

「は!」

「ラインハルト。お主もそっちに行ってくれ。できるだけ早く事情を吐かせてくれ」

「わかりました。」

「ラインハルト殿行きましょう」

「うむ。ルークよ。またな」

「ああ。」

「アレス。お主はこっちじゃ。」

「はい。」

「ナルサスお主もじゃ」

「もちろんです。」

アレスたちは会場を出ると個室に向かった。
個室に向かうと急に飛び込ん出来た影がふたつある。

「「アレス様!」」

「アイリス。ルミナス」

「お怪我はありませんか!」

「うん。大丈夫だよ。心配かけたね」

「よかった。アレス様に何かあったら」

「アレス君。本当に助かったわ。あなたがいなかったらもう」

「王妃様そんな顔をしないでください。当たり前のことをしたまでですから」

「ミミル、アイリス、ルミナス。ここではなく部屋に入りたいのじゃが」

「あ、申し訳ございません」

陛下に言われアイリスたちは部屋に入る。

「して、アレス。あの時何があったんだ?」

「はい。まず、会場の光が消えて少ししたあとに陛下に向かってなにか飛んでいくのを見たんです。だから、すぐに間に入って結界で防ぎました。その後は皆さんの見た通りです」


「そうだったのか。それにしても良く見えたな」

「本当に偶然ですよ。視界の端に見えたんです」

「それにしても良かったのか?」

「何がです?」

「召喚魔法だよ。しかも、人型を出したんだ。」

「あの時は仕方がなかったです。じゃないと意外と人数が多くて捉えきれませんでしたから」

「アレス様はすごいのですね。」

「ありがとう。アイリス」

「じゃあ、今回の報酬じゃが。ちょうどいいし爵位上げるか。それと、白金貨50枚くらいかの?」

「陛下。少しは、自分の命を考えてください。国の王が狙われたんですよ?それでは足りないですよ。最低でも白金貨100枚です」

「そ、そんなにですか?」

「アレス君もアレス君だよ。国の王を助けたんだから。」

「そうじゃな。じゃあ王家からの謝礼も含めて白金貨150枚だな」

「さ、さらに増えた……」

「ナルサス。謁見の時間いつできる?」

「そうですね。明日か明後日でしょうか。まあ、捉えた者達の身元や襲撃理由も分からないといけないのでどうなるかはわかりませんが。」

「うむ。じゃあ明日は予定通り素材を売りに来てくれ。」

「わかりました。」

「じゃあ今日はお開きにしようか」

「「「は!」」」

アレスたちは城をでて、馬車に乗ってシルフィード屋敷に帰った。


〜ちょいコマ〜

屋敷に帰ったアレス達は城で何があったのかを話した。
「国王陛下が襲われた!?!」

「ああ。それをアレスが助けてさらにそいつらの捕縛もして、子爵になることが決まった。」

「子爵……」

「アレス!すごいわ!」

「アレス。本当にすごいね。大出世じゃないか」

「ありがとうございます。というわけでこれからしばらくは王城に通わなきゃいけないんです」

「最近毎日行ってるわね。何をしてるの?」

「まあ、貴族当主としての勉強みたいな感じです」

「ふふふ。頑張ってね」

「はい。」


アレスは家族とそのような会話をして、一日を終わった。


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