異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第5話 王都到着

アイリス立ちが目覚めてから気まずい空気が流れ始めてから1時間と少したった頃、馬車が止まった。
馬車の外を見てみると少し先に大きな城壁と城の先端が見えた。

「アレス様は初めてでしたね。こちらがこのベルマーレ王国王都にして最大の都市王都フィオーレです。」

「これが……王都」

馬車は城門で手続きを済ませ、門の中に入る。

「アレス様。まずは騎士団本部に行きます。」

「わかりました」

(まずって何、まずって)

疑問を持ちながらも馬車は進み、城の横に併設されている大きめの建物の前で止まった。

「ここが騎士団本部です。ここで遺体を置いていただきたい」

馬車から出ると入口の前に1人の男がたっていた。

「君がアレス君だね。私はベルマーレ王国騎士団長エドガルドだ。遺体の回収誠に感謝する。こちらへ来ていただけないだろうか」

「アレス様我々は先に王城に向かいます」

「わかりました。」

そして、アイリスたちを乗せた馬車とルークやシルクが乗っている馬車は王城の方に行った。

(なんで、父上たちまで?)

疑問が多い中アレスはエドガルドについて行く。

「その年でその強さ、素晴らしいな」

「ありがとうございます。魔の森が近くにあるので」

「なるほど。おっとここだ。そこに遺体を」
「はい」

言われた場所にアイテムボックスから遺体を出す。

「普段、外で死んでしまった遺体はそこで穴に埋めてしまうから、滅多に家族の元へ返せることがないんだ。」

「そうなんですね。彼らは騎士として勇敢に戦っていました。」

「そうか。それは良かった。さて、もう用は済んだから次は王城だな」

「え?僕がですか?」

「ん?そうだぞ。恐らく謁見になるだろう。」

(まじか、覚悟してたけど早くないか?)

「ううぅ。行かなきゃいけませんよね」

「当たり前だろう。馬車はもう用意してある。一緒に行こうか」

「わかりました」

アレスは抵抗することをやめた

エドガルドと共に馬車に乗って王城の前につく。

「エドガルドさん。馬車に乗る必要ありました?」

「それは言うな。誰だって思ってんだ」

そんな話をしながら門の前に行く。

「騎士団長のエドガルドだ。謁見予定のアレス・フォン・シルフィード君を連れてきた。」

「お疲れ様です!あなたがアレス様ですね。こちらへお願いします。」

エドガルドと別れアレスは兵士について行く。すると、ひとつの扉の前に止まった。

「中に国王陛下とロレーヌ宰相、シルフィード辺境伯様がいらっしゃいます。どうか粗相のないように」

(いきなり国王かよ、しかもロレーヌ公爵様って宰相だったの?!)
「わかりました」

「国王陛下。アレス・フォン・シルフィード様をご案内致しました。」

「入れ」

合図があったので扉を開けて中に入る。
すると、右側のソファに父のルークが、
左側のソファに見たことの無い男の人が座っていた。

「アレス。こっちだ」

「はい」

アレスはルークに指示されルークの隣に座る。

「そなたがアレスだな?」

「はい。私がルーク・フォン・シルフィードが三男アレス・フォン・エスフィーナです。」

「アレス、コチラのお方が国王陛下のグラッド・ライム・キサラギ・ベルマーレ様だ。そして、その横に座っていらっしゃるのがこの国の宰相のナルサス・フォン・ロレーヌ公爵様だ。」

アレスの正面に座っているのが国王、その右側に座っているのがロレーヌ公爵のようだ。

「やあ、アレス君。僕はルミナスの父ナルサス・フォン・ロレーヌだ。この国の宰相をしているよ」

「アレス・フォン・シルフィードです。よろしくお願いします。」

「早速で悪いが早急に決めたいことがある。既にアレスの褒美は決まった。そのひとつに男爵のくらいがあるんだが」

(やっぱりか)

武術にすぐれ、魔法も使い、アイテムボックスすらも使う。そして、貴族の三男だから継承権がない。そんなアレスをこの国が見逃すはずがなかった。

「今はまだ良いのだが、事情があってな、のちのち爵位が上がっていくとして、上級貴族になった時、同じシルフィードの名があると混乱を招くのじゃ。だから、名を変えてもらいたい。」

「名をですか?」

「うむ。」

そんなこととは思ってなかった。しかし、それなら憧れの西洋向けの名前がある。

「ならばペンドラゴンでお願いします」

アレスが頼んだペンドラゴンという名は、かのアーサー王伝説のアーサー王の名前だ。前世の悠斗はアーサー王伝説が大好きだったのだ。

「ペンドラゴンか。わかった。これからはアレス・フォン・ペンドラゴンと名乗れ。」

「わかりました。」

「それじゃあこれから謁見なんだけど」

「え?今ので終わりじゃないのですか?」

「当たり前だろう。爵位を貰うんだ。こんなところで終わるなら楽だわい」

「申し訳ございません。」

「それで、流石にその服じゃ謁見は出来ないからもう、仕立て屋を読んであるからそこで仕立ててもらいなさい。」

「そんなに早くできるのですか?」

「大丈夫。既に出来ているやつの丈合わせをするだけだから」

「わかりました。」

「じゃあセバスチェン。連れて行ってやってくれ」

「わかりました。アレス様、私は執事のセバスチェンと言います。よろしくお願いしますね」

(おしい!セバスチャンだったら完璧!)

「よろしくお願いします。」

「ではご案内しましょう」

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コメント

  • べりあすた

    簡単な漢字のミスが所々…

    1
  • 真砂土

    セバスチェン……惜しいっ!

    1
  • ノベルバユーザー219214

    ペンドラゴンってダサッ

    3
  • ペンギン

    セバスチャンか、セバルチェンどちらなのでしょうか?

    2
  • 白夜

    「それで、流石にその服じゃ謁見は出来ないからもう、仕立て屋を読んであるからそこで仕立ててもらいなさい。」

    仕立て屋を呼んでだと思います。

    9
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