異世界転生した貴族は自重を忘れたようです

夜叉神

第2章王都編 第1話 王都へ その1

グレーブさん達の家庭教師契約が切れて1週間経った。
今日は王都に行く日だ。
予定では1週間で王都まで行き、その一週間後に披露宴になっている。
披露宴が終わったらシルクは来年から学園に行くためリーンと共に王都に残り、アレスとルークは領地に戻ってくる手筈になっている。
移動手段は馬車だ。途中いくつかの街によっていくらしい。

「アレス、シルク準備出来たか?」

「はい。」「できました」

「じゃあ行こうか。頼む」

「はい。それでは出発します」

今回一緒に行くのは領主のルーク、リーン、シルク、僕、僕専属のシスティーナ、執事のローレンス。の6人と護衛騎士15人だ。

1時間ほどアレスの探知に魔物の反応があった。しかも、こっちに向かってきている

ーーさてとどうするか……


「父上、すこしトイレに行きたいのですが」

「全く水飲みすぎたんじゃないか?
おい、少し止まってくれ」

ルークが指示を出すと馬車が止まった。

「少し、休憩にする。アレス今のうちに行ってこい」

「ありがとうございます。父上」

馬車を降りて森の中に入る。すこし、歩いたところで止まった。

「ここなら大丈夫かな。『召喚サモン』四大天使」

アレスは四大天使を呼んだ。

「「「「お呼びでしょうか。アレス様」」」」

「うん。みんな久しぶりだね。いま王都に向かってるんだけど、そのあいだ僕達の護衛をしてくれるかな」

「分かりました」

「条件は3つ。1つ。絶対に人前に出てはならない。2つ。魔物以外は対峙してはならない。3つ。僕達以外の人達が襲われている時は念話をちょうだい。それ以外は大丈夫。範囲はそうだなぁ。半径1キロぐらいかな。あ、あと倒した魔物はこれに入れて置いて。」

僕は4人に魔法袋マジックバックを渡した。

「じゃあ行ってくれ」

「「「「御意!」」」」

四大天使達に護衛を頼んで僕は戻っていった。


「アレス遅いぞ。」

「ごめんなさい」

「では出発しますね」

「ああ頼む」

馬車に乗るとまた動き出した。
もう一度探知をするとさっきの魔物の集団がどんどんと減らされているのがわかる。
その後は止まることなく1つ目の街に着いた。


「ようこそいらっしゃいました、エスフィーナ卿、リーン様、シルク嬢。」

「久しいな、ブリッヂ卿。紹介しよう。私の息子のアレスだ。」

「ご紹介に預かりました。ルーク・フォン・エスフィーナが三男、アレス・フォン・エスフィーナと申します。」

「これはこれはご丁寧にありがとうございます。私はこのトリルの街を治めるマトル・フォン・ブリッヂ・トリル子爵です。」

この人は子爵のようだ。

「今日はよろしくお願いします」



その日の夜、人々が寝静まった頃、アレスはトリルに来るまでの森の中にいた。

「どれくらい討伐出来た?」

「そうですね。ゴブリン種が1000体くらい、オーク種が800体くらいスライム種が…………」

「ちょっと待って、そんなにいたの?」

「そうですね。この森はランクは低いですが、数が多いいです。それにかなりの数が溜まってましたね。あれは魔物の侵攻スタンピートが起きてもおかしくないです。」

「そんなにか。それはおかしいな。各領地で、近くの森の魔物討伐は定期的にやっているはずだ。なのに、そんなに多いなんて…………これは何かありそうだね。」

「そうですね。しかし、どうするのです?出発は明日なのでしょう?」

「正直どうすることも出来ない。今は保留だ」

「わかりました。」

「結局合計で何体くらい?」

「そうですね。7000くらいでしょうか」

「まだいるの?」

「ん〜〜。まだ、反対側を見てないから分からないけど倍くらいいるんじゃない?」

「はい。そのくらいいると思われます。」

「王都側はまだいいや、今日はもういい。ありがとう。」

「「「「はい!」」」」

四大天使は帰っていった。


「明日は四大悪魔にやってもらおうかな……」

そして、アレスは宿に転移した。



ちょいコマ〜???〜

アレスが領地の近くの森で精霊王モードを試した頃
「ふふふ、そろそろかなりの数の魔物が集まった頃だろう」

「そうですね。合計、1万以上でしょうか」

「そうか。では、侵攻を始めるとするか……」

実はソフィアの街に魔族による侵攻が起こりそうになっていた。

どっかーーーーーん
どどどどどどどどっ!!!!

「ん?なんの音だ?」

「大変です!西の方から巨大な火の玉が来ました!」

「何!まさかバレたのか!!」

「そんなことは無いと思いますが」

「くそう!!我々の悲願が!!」

魔族たちは逃げようとするももう遅く……


どっっっっかあああぁぁぁぁあん!!


煙が晴れた頃そこには魔物も魔族も何も無くなっていた。
こうしてアレスは知らない間に街を守っていたのだった。

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コメント

  • 作者K

    そんなことより食っちゃえ

    1
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