間違いで始まる物語

seabolt

第14話 「けんか・・・」

山本は、とにかく野村と話さなければと野村に何度か声をかけようとした。


しかし


野村には無視されるような状態だった。






しばらくして


「はるかさん。ちょっと」


と声をかけてきたのは野村だった。


二人は、無言で歩き続け・・・・


会社の近くの公園に来ていた・・・・


「ごめんなさい・・」


声を出したのは、山本だった。


その言葉を聞いて野村は、


「ごめんなさい?」と言った後、


「二人で、私を馬鹿にしてたの?」


「そんなつもりはなかったの」


「じゃあ!!どういうつもりなの?」


「どういうつもりって。少しは私の話を聞いてよ!」


山本も少し声をあげた。


「・・・」と疑うような目で山本を見る野村・・・


「あの時、久保君に2時にあの場所に行くように言ったの・・・」


「それで・・?」


「その後、るみに・・・」


「それで、どうして間違えたわけ?あなたとわたし・・」


信じられない顔をして、野村は続けた。


「そうして私を笑いものにしたのね・・・二人して・・」


「るみちゃん、違うってば・・・ただ、二人になる時間を作りたくて・・・」


「そんなことないわ・・!」


野村はまったく聞こうとしない。


山本ももうどうしたらわかってくれるの?と困ってきた。






ある男が二人に近づいているとも気付かずに・・・


野村は腕を組んで、


「この間も、やけに親しそうだったし・・・」


「あれは・・」


「それに、フランで見かけた話をした時も、普通はもう少し・・反応があっても?」


山本に問い詰めた・・・


「それは、関係ないでしょ!」と困ったように答える山本


「ひょっとして、金曜日合コンのあと・・・はるかさんとデートでも・・・」


野村は、怒りにまかし、言ってしまった。


山本は、しばらく黙り込んでしまった。


それを見た野村は、山本を覗き込んで


「あれ?・・・・ひょっとして・・・?」と言おうした時、


「はるか!」と大声がして、男性が近づいてきた。


そして


その男性は、山本を思いっきり抱きしめた・・・


目の前の光景を見て、野村は呆然とした・・・



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