モブキャラな私が孫子の兵法を手にしたら♪

seabolt

第24話 お・・・おら・・・韮川新之助だ ・・・あふぅううん・・・



「?」


モンスターRがいるという地域を見て、新之助が見て、まず驚いた。それは、整然と区画整理された田畑、そこには、イネとヒール草が植えられていたのだった。そして、整備された街道に出城と思われる強固な要塞が目の前に入ってきた。


「う・・・嘘だろう?」


そんな時だった。目の前にモンスターRが現れた。そして、その服には、23の文字が入っていた。


「ぴょんぴょん!!」


その言葉を聞いた新之助は、何故かその言葉を理解できた。


「何奴!!なぜここにいる!!」


こいつは見張りに違いないということは、あの城から俺は監視されているに違いない。


「あ・・・私は、旅の商人」


「ぴょんぴょん!!身なりからはどう見ても商人に見えないぞ)」


そうだろう、俺普段着のまま来ているもんな・・・・どうしようか


「あ・・・おら韮川新之助だ!!お・・ほぉーーん!!実は、拙者、越後のちりめん問屋の使いの者でして、イーストタウンへ行った時に、ヒールポーションやカップ食品ライス味をこの地から入手しているという噂を聞いたもので・・・それで・・・ここまできまして・・」


「ぴょんぴょん!!!怪しいぞ貴様!!」


そう言って、モンスターRが怒り始めたのだったが、その後ろから何故か、同じモンスターRの姿が


「何事だ!!」


その声に驚いたのは言うまでもない、それまで、モンスターRは一匹しかいなかったのだから、どこから気なのかというより、こいつちゃんと喋っているぞとさらに驚く新之助だった。


「あなたは何者ですか?」


「あ・・・ですから・・・越後のちりめん問屋の使いの者で、名を韮川新之助と申します」


「ということは、勇者とかでは」


「ないです」


「なら安心しました。ところで、ここヘは、何の用ですの?」


「実は、ヒール草やカップ食品を作られているという噂を聞きまして、こうして見に来たのであります」


するとそのモンスターRは


「あやしいな・・・ひったて!!」


こうして、新之助は逮捕されたのであった。





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