モブキャラな私が孫子の兵法を手にしたら♪
第9話 イベント 天・地・将・法・道の基本原則
「兵は国の大事という言葉を知っておるか」
目の前に立っている諸葛亮は、無意味に羽扇をパタパタとさせながら、私に話しかけてきた、しかも、私が知らないとでも言いたそうな目をして、ほれどうじゃ・・と聞こえてくる。当然知っているわけもなく叫んでみた。
「ぴょんぴょん!!(知らんわ)」
あう~所詮モブキャラなのね、こうして、間抜けな会話が始まった。しかし、何故か、この言葉で諸葛亮と会話は成立していた。
「フォフォフォフォフォフォー・・・勇者殿が知らぬとは・・・フォフォフォフォフォフォー・・・初歩の初歩じゃぞ」
相変わらずエコーの効いた不気味な笑い声とともに、諸葛亮孔明はチラリと私に視線を送ってきた。そして、憎らしい笑顔をみせた。あの顔、絶対にバカにしている。絶対に
「ぴょんぴょん!!」
あう・・どうにかならないの間抜けな会話は、そんな私のいら立ちとは一切関係ないようで、諸葛亮との会話はまだ続いた。
「フォフォフォフォフォフォー・・・これはこれは勇者殿に失礼した。それはじゃの戦と言うのは国家の一大事じゃ、兵士だけでなく国民の生死がかかった。国家存亡の危機なのじゃ」
と言われても、何の関係があるのと思っていると
「だから簡単に戦はすべきでないのじゃ。もし戦をするなら、天・地・将・法・道の基本原則とし、その判断をするのじゃ」
天・地・将・法・道?ってひょっとして、新しい魔法なの?それなら知りたいと思って叫ぶと
「ぴょんぴょん!!(その魔法教えて!!)」
「魔法なんかじゃない!!天とは時間的な条件、地は地理的な条件、将とは部下の条件、法とは自軍の条件、道とは君主の条件じゃ」
思わず目が点になってしまった。この話って全然関係ないじゃん。どこがこの世界で通用するのと思いっきり疑問しか出てこないんだけど、そこはさすが諸葛亮、私の場合に当てはめて教えてくれた。
「天とは、ターンとか下準備にかかる時間じゃ、例えば、このマップ上で防護柵を作るとかするのには時間がかかるじゃろ。そういうことじゃ」
なるほど、マップ上でいろいろできるんじゃって・・・諸葛亮の言葉がうつちゃったんだけど、そうか、守りを固めることができるんだ。
「次に地とは、地理的なことを言うのじゃ、このマップには川とか岩があるじゃろ。そこで戦う場合は、地形効果といって、敵の攻撃か何%か軽減される。逆に攻撃する場合も、地形効果がある。それは、建物でも同じじゃ」
ふむふむなるほど、建物を立ててたら防御力になるのか
「将は、自分の部下のことじゃ、ここではパーティと言うようだが、彼らの才能がしっかりしているかじゃ。これはこれから勇者殿がレベルアップすれば、おのずとわかることじゃ。続いて法じゃが、これもいずれはわかることじゃが、自分が軍勢を持った時、ちゃんの軍勢を統率できるかどうかじゃ。そして、最後の道は、お主にその能力があるかどうかじゃ」
それからしばらくして、孔明は、簡単な街づくりや防衛設備の設置、地形効果等の説明をしてくれた。やがて、何かをもいだしたかのように
「おおっと、話しすぎたようじゃ。今日はここまでじゃ。そうじゃった。お代は頂いたから。じゃあ勇者殿、ご武運を祈ってます。フォフォフォフォフォフォー」
そういうと諸葛亮孔明は、私の懐から10Gを取って消えてしまった。
た・・・質が悪い・・・山賊よりも質が悪すぎるぞ孔明・・・ぐっと握った手が怒りで震えていたんだけど、レベルアップをしていた。
LV7、ライフ420、HP420、MP350、知力83
目の前に立っている諸葛亮は、無意味に羽扇をパタパタとさせながら、私に話しかけてきた、しかも、私が知らないとでも言いたそうな目をして、ほれどうじゃ・・と聞こえてくる。当然知っているわけもなく叫んでみた。
「ぴょんぴょん!!(知らんわ)」
あう~所詮モブキャラなのね、こうして、間抜けな会話が始まった。しかし、何故か、この言葉で諸葛亮と会話は成立していた。
「フォフォフォフォフォフォー・・・勇者殿が知らぬとは・・・フォフォフォフォフォフォー・・・初歩の初歩じゃぞ」
相変わらずエコーの効いた不気味な笑い声とともに、諸葛亮孔明はチラリと私に視線を送ってきた。そして、憎らしい笑顔をみせた。あの顔、絶対にバカにしている。絶対に
「ぴょんぴょん!!」
あう・・どうにかならないの間抜けな会話は、そんな私のいら立ちとは一切関係ないようで、諸葛亮との会話はまだ続いた。
「フォフォフォフォフォフォー・・・これはこれは勇者殿に失礼した。それはじゃの戦と言うのは国家の一大事じゃ、兵士だけでなく国民の生死がかかった。国家存亡の危機なのじゃ」
と言われても、何の関係があるのと思っていると
「だから簡単に戦はすべきでないのじゃ。もし戦をするなら、天・地・将・法・道の基本原則とし、その判断をするのじゃ」
天・地・将・法・道?ってひょっとして、新しい魔法なの?それなら知りたいと思って叫ぶと
「ぴょんぴょん!!(その魔法教えて!!)」
「魔法なんかじゃない!!天とは時間的な条件、地は地理的な条件、将とは部下の条件、法とは自軍の条件、道とは君主の条件じゃ」
思わず目が点になってしまった。この話って全然関係ないじゃん。どこがこの世界で通用するのと思いっきり疑問しか出てこないんだけど、そこはさすが諸葛亮、私の場合に当てはめて教えてくれた。
「天とは、ターンとか下準備にかかる時間じゃ、例えば、このマップ上で防護柵を作るとかするのには時間がかかるじゃろ。そういうことじゃ」
なるほど、マップ上でいろいろできるんじゃって・・・諸葛亮の言葉がうつちゃったんだけど、そうか、守りを固めることができるんだ。
「次に地とは、地理的なことを言うのじゃ、このマップには川とか岩があるじゃろ。そこで戦う場合は、地形効果といって、敵の攻撃か何%か軽減される。逆に攻撃する場合も、地形効果がある。それは、建物でも同じじゃ」
ふむふむなるほど、建物を立ててたら防御力になるのか
「将は、自分の部下のことじゃ、ここではパーティと言うようだが、彼らの才能がしっかりしているかじゃ。これはこれから勇者殿がレベルアップすれば、おのずとわかることじゃ。続いて法じゃが、これもいずれはわかることじゃが、自分が軍勢を持った時、ちゃんの軍勢を統率できるかどうかじゃ。そして、最後の道は、お主にその能力があるかどうかじゃ」
それからしばらくして、孔明は、簡単な街づくりや防衛設備の設置、地形効果等の説明をしてくれた。やがて、何かをもいだしたかのように
「おおっと、話しすぎたようじゃ。今日はここまでじゃ。そうじゃった。お代は頂いたから。じゃあ勇者殿、ご武運を祈ってます。フォフォフォフォフォフォー」
そういうと諸葛亮孔明は、私の懐から10Gを取って消えてしまった。
た・・・質が悪い・・・山賊よりも質が悪すぎるぞ孔明・・・ぐっと握った手が怒りで震えていたんだけど、レベルアップをしていた。
LV7、ライフ420、HP420、MP350、知力83
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