神眼使いの異世界生活
第47話 初依頼(4)〜アルテミス2〜
村長の家に荷物を置いて村の外に出てきた私達はとりあえず話し合う事にした。
「まとまって調査した方がいいかも知れないですね」
「分担したらダメなんですか?」
「今回の調査はこの小さな村ということで人員は私達だけです。この4人で行わなければなりません。ここが安全で魔物が出ないような所ならいいのですが・・・あいにく魔物についての調査なので分けてしまうと2人と2人。さすがに危険です。それだったら4人でまとまって行動した方が安全です。それに私は調査系の魔法を使えるのでいいのですが、私以外は使うことが出来ないので時間がかかってしまいます。だから、私が魔法で調査するので近辺警戒を3人にして欲しいんです。」
「なるほど。」
「カロナは頭の切れるんで作戦とか交渉なんかはカロナの担当なんです。僕は戦うことしか出来ないし、シェルはあんまり喋らないので交渉なんかには向かないんです」
「なるほど。勉強になります」
「それはありがとうございます。さて、皆さんまずは畑の調査に向かいましょう。」
予め聞いておいた畑に行くと、畑はなかなか酷い状態だった。
「これは・・・この足跡はウルフ系の足跡に間違いないですね」
「けど、グリーンウルフの足ってこんなに大きかったっけ?」
畑に残っていた足跡は通常のグリーンウルフの足跡よりも一回り大きかった。
「大きな個体がたまたま居たと言うなら分かるんですが・・・・・・さすがに全部この大きさとなると偶然とは言えないですね」
「じゃあグリーンウルフでは無いんですか?」
「可能性は3つ。1つはグリーンウルフの特殊個体が現れて群れ全体が強化されている可能性。2つ目は村人達が見間違えていて本当はもっと大きなウルフ系の魔物。3つ目はあまり考えたくないのですが・・・村人が騙している可能性」
「そんな!そんなことあるんですが?!」
「ええ、盗賊に村を乗っ取られていたり、意思のある魔物や強い力を持った盗賊・・・要するに第三者によって脅されている場合はそんなことがあるのです。実際この何年かでそのような事件はいくつか起こっています。けど、この可能性はとても低いと思います。」
「どうしてですか?」
「村人達に不自然さがなかったし、なにか獲物を狙っているかのような目をしていなかったんです」
「不自然さ?」
「ええ、例えば何か隠している時、嘘をついたりする時、相手から目を背けたり、緊張したりしますよね?」
「・・・そうですね」
「それがなかったんです」
「じゃあ村人達の人達に以上はないと。ということは見間違いか特殊個体のどちらか・・・ということですか?」
「その可能性が高いです。」
「特殊個体だとしたらランクは1つ上に上がってBランクの魔物になります。さすがに僕達もBランクとなると犠牲が出る可能性すらあります」
「それじゃあどうするんですか?」
「とりあえず調査を続けましょう。折を見てギルドに連絡して更に高位の冒険者を連れてきて貰う他ありませんね」
「分かりました。それじゃあ調査を続けましょう」
それからしばらく調査していたが、周りの跡から見てグリーンウルフの上位種または特殊個体と判断された。
アルテミス達は2組に別れてフィリップとアルテミスは1度王都に帰り、カロナとシェヘラザードは村に残ることになった。
「それでは私達は1度王都に戻ります。二人ともお願いしますね」
「分かってるよ。2人も出来るだけ早くお願いな」
「はい。出来るだけ早く戻ってきますね」
「ん、私がカロナに襲われないうちにおねがい」
「襲わないよ!」
「「ははははは」」
アルテミス達は王都に戻ってきたのは日が落ちて少し経った頃だった。
「それではギルドに向かいましょう。」
「はい」
そしてギルドに行くと・・・・・・
「あははははっ!!!ソウマはかたいのらぁぁぁ!!!」
「あ、まてこらシュレイ!どんだけ飲むつもりだよ!」
「いやーん、主様はに襲われるぅ!」
「何馬鹿な事言ってんだよ!」
「襲ってもいおのじゃぞ?」
「襲わねえよ!」
酒ダルを抱えて飲んでいる黒い髪の女性とその女性を止めようとしているソウマであった。
「ソウマ?」
「あ、アルテミス・・・おかえり」
この時フィリップは察した。
(これは・・・修羅場になるな・・・・・・)
「まとまって調査した方がいいかも知れないですね」
「分担したらダメなんですか?」
「今回の調査はこの小さな村ということで人員は私達だけです。この4人で行わなければなりません。ここが安全で魔物が出ないような所ならいいのですが・・・あいにく魔物についての調査なので分けてしまうと2人と2人。さすがに危険です。それだったら4人でまとまって行動した方が安全です。それに私は調査系の魔法を使えるのでいいのですが、私以外は使うことが出来ないので時間がかかってしまいます。だから、私が魔法で調査するので近辺警戒を3人にして欲しいんです。」
「なるほど。」
「カロナは頭の切れるんで作戦とか交渉なんかはカロナの担当なんです。僕は戦うことしか出来ないし、シェルはあんまり喋らないので交渉なんかには向かないんです」
「なるほど。勉強になります」
「それはありがとうございます。さて、皆さんまずは畑の調査に向かいましょう。」
予め聞いておいた畑に行くと、畑はなかなか酷い状態だった。
「これは・・・この足跡はウルフ系の足跡に間違いないですね」
「けど、グリーンウルフの足ってこんなに大きかったっけ?」
畑に残っていた足跡は通常のグリーンウルフの足跡よりも一回り大きかった。
「大きな個体がたまたま居たと言うなら分かるんですが・・・・・・さすがに全部この大きさとなると偶然とは言えないですね」
「じゃあグリーンウルフでは無いんですか?」
「可能性は3つ。1つはグリーンウルフの特殊個体が現れて群れ全体が強化されている可能性。2つ目は村人達が見間違えていて本当はもっと大きなウルフ系の魔物。3つ目はあまり考えたくないのですが・・・村人が騙している可能性」
「そんな!そんなことあるんですが?!」
「ええ、盗賊に村を乗っ取られていたり、意思のある魔物や強い力を持った盗賊・・・要するに第三者によって脅されている場合はそんなことがあるのです。実際この何年かでそのような事件はいくつか起こっています。けど、この可能性はとても低いと思います。」
「どうしてですか?」
「村人達に不自然さがなかったし、なにか獲物を狙っているかのような目をしていなかったんです」
「不自然さ?」
「ええ、例えば何か隠している時、嘘をついたりする時、相手から目を背けたり、緊張したりしますよね?」
「・・・そうですね」
「それがなかったんです」
「じゃあ村人達の人達に以上はないと。ということは見間違いか特殊個体のどちらか・・・ということですか?」
「その可能性が高いです。」
「特殊個体だとしたらランクは1つ上に上がってBランクの魔物になります。さすがに僕達もBランクとなると犠牲が出る可能性すらあります」
「それじゃあどうするんですか?」
「とりあえず調査を続けましょう。折を見てギルドに連絡して更に高位の冒険者を連れてきて貰う他ありませんね」
「分かりました。それじゃあ調査を続けましょう」
それからしばらく調査していたが、周りの跡から見てグリーンウルフの上位種または特殊個体と判断された。
アルテミス達は2組に別れてフィリップとアルテミスは1度王都に帰り、カロナとシェヘラザードは村に残ることになった。
「それでは私達は1度王都に戻ります。二人ともお願いしますね」
「分かってるよ。2人も出来るだけ早くお願いな」
「はい。出来るだけ早く戻ってきますね」
「ん、私がカロナに襲われないうちにおねがい」
「襲わないよ!」
「「ははははは」」
アルテミス達は王都に戻ってきたのは日が落ちて少し経った頃だった。
「それではギルドに向かいましょう。」
「はい」
そしてギルドに行くと・・・・・・
「あははははっ!!!ソウマはかたいのらぁぁぁ!!!」
「あ、まてこらシュレイ!どんだけ飲むつもりだよ!」
「いやーん、主様はに襲われるぅ!」
「何馬鹿な事言ってんだよ!」
「襲ってもいおのじゃぞ?」
「襲わねえよ!」
酒ダルを抱えて飲んでいる黒い髪の女性とその女性を止めようとしているソウマであった。
「ソウマ?」
「あ、アルテミス・・・おかえり」
この時フィリップは察した。
(これは・・・修羅場になるな・・・・・・)
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コメント
シャル猫
早く続き読みたいです