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水乃流

それぞれの特徴、みたいな

まず機能面でいえば、後発に分があるのは仕方のないことでしょう。「カクヨム」も「マグネット!」も「なろう」を研究して、より洗練したものにしようとしている印象を受けます。


例えば、小説管理の画面でも、「カクヨム」では投稿しているすべての作品を一覧で確認できます。同時進行でシリーズ物を連載している場合なんかは便利じゃないかな?とおもいます。
また「マグネット!」の小説管理では、小説の各エピソードを見るためには「なろう」同様、一階層潜らなければなりませんが、エピソードの順番をドラッグ&ドロップで変更できるのは便利です。降順、つまり新しいエピソードが一番上に表示されるのもいい。エピソードの移動は、小説では機会が少なそうですが、エッセイなどをあとで分類し直す時には楽かなぁ。
そして、「カクヨム」「マグネット!」では、小説を下書き状態で保存出来ることも良いところです。「なろう」だと、予約を先延ばしすることで下書き状態を続けることができますが、作業が手間で面倒です。


じゃぁ、「なろう」の良いところはどこよ? と言われれば、PVとブックマークのシステムでしょうか。「カクヨム」にも同様のシステムがありますが、小説ごとの累計PVしか分かりません。「なろう」は日別月別、エピソード毎などのPVを確認できる。これは、作者のモチベーション向上に役立つツールですよ。


機能面以外だと、「なろう」は圧倒的にユーザーが多いことが特徴でしょう。「カクヨム」は大企業が運営しているという安心感がありますが、それ以外のメリットをあまり感じることはないですね。★(評価)やフォロー(ブックマーク)が少ないのは、単に作品がつまらないからなんでしょう。そして「マグネット!」は、やはり新しいだけあってユーザーは本当に少ない。逆に言えば、がんばればランキングにも掲載されるし、画像などで個性も発揮しやすい。スタンプなんて、コメントしやすいシステムを導入されましたし、チャレンジングな姿勢は評価できます。一方で、磁界とかマグネットとか本棚とか、よく分からない機能・用語があって、すべてを活用できていないという気がします。これから、って感じでしょうか。

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