パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら

永遠ノ宮

久しぶりの休みと5人目

薔薇十字団メンバーの俺の同期の助けもあり、無事ヴァンパイアバードは消滅。
 そして姿を戻せなくなった幼女のランバード神をパーティーに加えての新パーティーで活動をはじめた俺達5人は、俺の同期の3人と別れ、下町の宿に宿泊した。
 部屋は2部屋。フィルテンプ、ユミソファ、ナズナちゃんで一室。俺とランバードでもう一室。


「布団気持ちいーー!カインもきてよーー!」
 
「ガキか!神様はガキなのか中身が!」

「ガキでいいのいいの!一緒に寝よーー!カイン早くーー!」

「風呂はいるから待っててくれ。汗で臭いなこれ……。洗濯頼むか……」


──チャポン……。


 俺は一週間ぶりの風呂に感動を覚えた。
 汗が流される爽快感、下から伝わる熱、そしてなんと言っても幼女の裸体……ん!?


「なんでお前も入ってるんだよ!!ビックリを通り越して死ぬか思ったわ!!」

「なんと!きにネメシスの裸を見てないのー?!それに幼女の裸はきついよなー!」

「うるさいわ!てかなんでお前もはいってる?」

「人間の体になっている間のた・の・し・み・かただよ?」


 もう分けが分からないがとりあえず風呂に入れと言うことなのを俺は理解した。
 俺は後で入リ直そうと浴槽から出ると、誰かが部屋のドアを開ける音がした。
 ほとんどしない足音と、透き通るような声で俺の名前を呼ぶその人物は……、


「フィルテンプ様が来てあげたというのにどこにいるのですの?カイ兄ったら」

「ネメシスーー!!一緒に風呂入ってハーレムしようーー!!」

「なんで裸なのよ2人ともーー!!カイ兄のばかーー!!」


 ばかーー!!なんて叫びながらも服を一瞬で脱いで浴槽へ飛び込んでくるフィルテンプ。
 緊急クエスト終了と、街への危害があるかもしれないとして緊急で動いたギルドと街の責任者からの感謝で、かなり大きな風呂を用意してもらったために3人で1つの浴槽は楽々だった。
 ただし……、


「なんで俺は妹的存在のフィルテンプと、神様の幼女の裸体を見せられているんだ?しかも挟まれているんだ?」

「それはカインが望んだことなのじゃないの?あ、お客様ごらいてーん」

「あら、もうネメシス様もカイン様もランバードちゃんもいたのですね」

「うちらもきたですです!」

「もうやだこの状況……。サービスシーンすぎるだろ……」


 俺は今、4人の女の子と同じ風呂にはいっている。
 俺が変態や悪いわけではない……勝手に入ってきたこの4人が悪いのだ。
 俺は何も見ていない……それどころか全然休めきれてない。


「いやぁーもう!ユミソファなにするのでのよ!」

「ネメシス様も感じやすいのですね!」

「やれやれ!ユミソファ!いえーい!」


 俺はこの騒ぎようについていけないどころか、披露が溜まりつつある。 
 先にでて、部屋で書物を読んだ。
 ヴァンパイア、そしてその他のまだ潜む魔物を全て頭に叩き込むために。
 裏ステータスの暗記力が役にたつときだ。


「何読んでるのー?カイン♡」

「ランバード……服を着てから張り付いてこい」

「裸体はだめなのー?」

「サービスシーンにしかならない……。俺を勝手に幼女の体を好きロリコン重症者にしようとするじゃない!」


 俺は思った、幼女が2人、同じ歳が2人、そして次は……、


「ユミソファはいませんかー?」


 おかしなのがきたーー!俺より確実歳上だ。多分2つ3つ……。


「今風呂にいってて……」

「カナリア様!こちらでなにをなされて」

「ユミソファきたよー?お姉さんがきたよー!」

「誰!?そのお姉さん!」

「カナリア様は私の師匠で、SS魔法使いの方ですよ」 


 また凄い有名人が来てしまったと俺は思った。
 SS勇者1人、最上位魔法使い1人、特殊型攻撃種族1人、神様1人で、入りたいと言われたらこれはすごいことになってしまう。


「ユミソファいるなら私はいるねー」

「ですよね……そうきますよね。魔法何使いますか?」

「治癒だよー?回復全般だよー」


 これでパーティー必須の勇者2名、魔法使い(攻撃型)1名、魔法使い(回復型)1名、パーティー結成してから1ヶ月目にしてやっと揃った。俺は今少し嬉しい気分にある。
 ただしその喜びを本気で喜べない俺もいる。
 それはこのパーティーメンバー全員、キャラが強すぎるからだ。


「ということでよろしくですー。あ、カナリアですー」

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