パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
誰だこの幼女!
「私のことをカインはわからないのか!萎えるー。ブゥー」
見たこともない金髪ロリ幼女が目の前の瓦礫に座っている。
みんなに目で問いかけるも誰も知らない。
「名前は?」
「ヴァンパイアバードの中身のランバード神だよー!」
「やはりランバードか。なんで幼女なのだ」
「本当、いい加減その格好やめなさい」
「え?あ、これね!カインとネメシスがやらかしてくれたおかげで戦闘できるほどの魔力しか残っていなくて変化解けないー!」
「バカだなランバード。お前はいつもそうだったな」
これがランバード神……?
俺は目を疑った。
ジャンプすれば可愛い幼女、座れば可愛い幼女……抱きしめたくなるほどの可愛いさだ。
「そこ座ってないでこっちおいでよ。ヴァンパイアはいないなら安心だし」
「行くー!」
俺の呼びかけに嬉しそうに走ってたと思ったら抱きついてきた。
俺はその小さくてか細い幼女の体を受け止めるもランバード神とは分かっているが幼女を抱きしめていることに少し喜びを感じ……、
「カイ兄ーー!!許さないですわ!許さないですわその小娘!私しかカイ兄には抱きつき禁止ですわーー!」
「カインこのお姉ちゃん私を嫌っているの……?私怖い……」
「甘え上手で可愛い女の子ですね。カイン様、ウフフ」
「うん!確かに可愛いな!よしよしもう大丈夫だぞー?フィルテンプ、ダメだぞ?小さな子を怒ったら」
「カイ兄!騙されてはいけませんわ!その小娘は私達を騙そうとしているのですわ!」
フィルテンプが勝手な憶測で発言をすると、ランバード神は小さな可愛い体を起き上がらせて話した。
「それはないない!私は地上で死にかけていたところをヴァンパイアに拾われてしまい、吸収された。だから私にはヴァンパイアのあいつの様にみんなに敵意はないし、むしろ仲間にしてもらいたいほど!私は体を人間の姿に保ちながらこちらで生きることができる!ホルス、ネメシスやタイアードレイブのように召喚されないとこちらに来れないわけではない!」
「じゃあ一緒に俺らと旅しようぜ!ランバード!」
「いいですね。戦えるだけの魔力はあると言ってましたし」
「うちも賛成ですです!」
「むぅ。カイ兄が言うなら……」
意見が一致するとランバードは嬉しそうに飛び跳ねて俺にまた抱きつく。
すると負けじとフィルテンプも抱きついてきて、俺は正面に幼女、左側に妹といった男として最高の瞬間を味わっている。
少しすると、いつもなら絶対にしないユミソファが飛びついてきて泣き始める。
「カイン様ーー!うはぁぁああ!怖かったです、死ぬかと思いました、助けてくれてありがとうございましたーー!うはぁぁああ!」
「ユミソファらしくないなー。大丈夫だよ!みんな生きてたら幸せだろ?なぁ、タイアードレイブ」
「よくわかっているじゃねーか人間。主が死ねば私も消えてたからな。よく守ってくれたよ、フハハ」
主であるユミソファの泣き声に反応して自らこちらの世界に出向いてきたタイアードレイブ。
俺は神様4体に感謝されたことに、少しだけ胸が弾んだ。
「そうだそうだ。ホルスよ、確か青の炎と赤の炎を持つものが口付けを交わすことで互いの力を引き出しあえる「契約のソロモン」を互いが授かれるというのあったね?」
「懐かしいな。人間のは見たことないな。私が力を授けたのはカインのみだから」
「カイン!やってしまおー!ネメシスとキスをしてしまおー!」
みんながやれやれムードになると、フィルテンプは急に顔を真っ赤にしてモジモジとしだす。
男としてここは俺が頑張らないと!なんて思ったが、俺はフィルテンプを妹の意味で特別なのにいいのか?なんて考えてしまう。
だが、妹と兄がキスでスキンシップをとることはよくあると聞くから……答えがだせないが俺は恥ずかしいそうに待つフィルテンプの肩に手をおいて準備をする。
「恥ずかしいですカイ兄……早くしてくださいですわ」
俺は目を瞑りながらみんなの見ている前で口付けをする。
何だこの感触は!と俺は初めてする口付けに感動を覚えた。
唇から伝わってくる甘い熱と、柔らかく溶けてしまいそうなほどにプルッとしていて、でもトロッともしているような不思議な感触。
これが口付け……キスなのか!そう思うと俺の奥の何かが弾けた。
「フハッ……フハハハハハ!我が義妹よ……俺は今覚醒してしまいそうだ!フハハハハハ!」
俺はこの時、自分でも何を言っているのかわからないほどに思考が飛んでいた。
そして我に帰ると、みんな大笑いをしているのに気づく。
神様にも笑われた!ちくしょう!なんて思ったが、地味に暗く沈んでいた空間に笑いというたくさんの光がついた。
ランバード神も、ヴァンパイアに吸収されていただけで何もしていないのをみんなが理解をしてくれたことにより、仲間として馴染んだ。
俺にとってヴァンパイアバードを倒した今日は、「仲間との絆と最高の笑顔」を思い、見れた最高の日になった。
そして、次の敵は──────────ギルドだ……。
見たこともない金髪ロリ幼女が目の前の瓦礫に座っている。
みんなに目で問いかけるも誰も知らない。
「名前は?」
「ヴァンパイアバードの中身のランバード神だよー!」
「やはりランバードか。なんで幼女なのだ」
「本当、いい加減その格好やめなさい」
「え?あ、これね!カインとネメシスがやらかしてくれたおかげで戦闘できるほどの魔力しか残っていなくて変化解けないー!」
「バカだなランバード。お前はいつもそうだったな」
これがランバード神……?
俺は目を疑った。
ジャンプすれば可愛い幼女、座れば可愛い幼女……抱きしめたくなるほどの可愛いさだ。
「そこ座ってないでこっちおいでよ。ヴァンパイアはいないなら安心だし」
「行くー!」
俺の呼びかけに嬉しそうに走ってたと思ったら抱きついてきた。
俺はその小さくてか細い幼女の体を受け止めるもランバード神とは分かっているが幼女を抱きしめていることに少し喜びを感じ……、
「カイ兄ーー!!許さないですわ!許さないですわその小娘!私しかカイ兄には抱きつき禁止ですわーー!」
「カインこのお姉ちゃん私を嫌っているの……?私怖い……」
「甘え上手で可愛い女の子ですね。カイン様、ウフフ」
「うん!確かに可愛いな!よしよしもう大丈夫だぞー?フィルテンプ、ダメだぞ?小さな子を怒ったら」
「カイ兄!騙されてはいけませんわ!その小娘は私達を騙そうとしているのですわ!」
フィルテンプが勝手な憶測で発言をすると、ランバード神は小さな可愛い体を起き上がらせて話した。
「それはないない!私は地上で死にかけていたところをヴァンパイアに拾われてしまい、吸収された。だから私にはヴァンパイアのあいつの様にみんなに敵意はないし、むしろ仲間にしてもらいたいほど!私は体を人間の姿に保ちながらこちらで生きることができる!ホルス、ネメシスやタイアードレイブのように召喚されないとこちらに来れないわけではない!」
「じゃあ一緒に俺らと旅しようぜ!ランバード!」
「いいですね。戦えるだけの魔力はあると言ってましたし」
「うちも賛成ですです!」
「むぅ。カイ兄が言うなら……」
意見が一致するとランバードは嬉しそうに飛び跳ねて俺にまた抱きつく。
すると負けじとフィルテンプも抱きついてきて、俺は正面に幼女、左側に妹といった男として最高の瞬間を味わっている。
少しすると、いつもなら絶対にしないユミソファが飛びついてきて泣き始める。
「カイン様ーー!うはぁぁああ!怖かったです、死ぬかと思いました、助けてくれてありがとうございましたーー!うはぁぁああ!」
「ユミソファらしくないなー。大丈夫だよ!みんな生きてたら幸せだろ?なぁ、タイアードレイブ」
「よくわかっているじゃねーか人間。主が死ねば私も消えてたからな。よく守ってくれたよ、フハハ」
主であるユミソファの泣き声に反応して自らこちらの世界に出向いてきたタイアードレイブ。
俺は神様4体に感謝されたことに、少しだけ胸が弾んだ。
「そうだそうだ。ホルスよ、確か青の炎と赤の炎を持つものが口付けを交わすことで互いの力を引き出しあえる「契約のソロモン」を互いが授かれるというのあったね?」
「懐かしいな。人間のは見たことないな。私が力を授けたのはカインのみだから」
「カイン!やってしまおー!ネメシスとキスをしてしまおー!」
みんながやれやれムードになると、フィルテンプは急に顔を真っ赤にしてモジモジとしだす。
男としてここは俺が頑張らないと!なんて思ったが、俺はフィルテンプを妹の意味で特別なのにいいのか?なんて考えてしまう。
だが、妹と兄がキスでスキンシップをとることはよくあると聞くから……答えがだせないが俺は恥ずかしいそうに待つフィルテンプの肩に手をおいて準備をする。
「恥ずかしいですカイ兄……早くしてくださいですわ」
俺は目を瞑りながらみんなの見ている前で口付けをする。
何だこの感触は!と俺は初めてする口付けに感動を覚えた。
唇から伝わってくる甘い熱と、柔らかく溶けてしまいそうなほどにプルッとしていて、でもトロッともしているような不思議な感触。
これが口付け……キスなのか!そう思うと俺の奥の何かが弾けた。
「フハッ……フハハハハハ!我が義妹よ……俺は今覚醒してしまいそうだ!フハハハハハ!」
俺はこの時、自分でも何を言っているのかわからないほどに思考が飛んでいた。
そして我に帰ると、みんな大笑いをしているのに気づく。
神様にも笑われた!ちくしょう!なんて思ったが、地味に暗く沈んでいた空間に笑いというたくさんの光がついた。
ランバード神も、ヴァンパイアに吸収されていただけで何もしていないのをみんなが理解をしてくれたことにより、仲間として馴染んだ。
俺にとってヴァンパイアバードを倒した今日は、「仲間との絆と最高の笑顔」を思い、見れた最高の日になった。
そして、次の敵は──────────ギルドだ……。
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