パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
地図にない森
「よく探せよフィルテンプ。森が地図にないってどういうことだよ」
「文句を言うなら自分で探してはどうですの?!ないものはない!仕方ないですの!」
「ユミソファの千里透視魔法でも森は見えないのか?」
「はい……。さら地が広がるのみでなにもですね」
「まじかよー。緊急クエストを勝手に投げつけておいて森がないとかもうこの時点で無理ゲーだぞ」
今現在俺達は今朝受けた緊急クエストの目的地に向かうために南に歩いている途中の酒場で、昼食をとりながら地図を広げていた。
だけどどれだけ地図を確認しても、南の方角に森の印は打たれておらず、ユミソファの千里透視魔法で空中から探してもらっても森はない。
どうすればいいんだよ……と、俺が頭を抱えていた時にある話しが聞こえてきた。
「聞いたか?南に方角に消えたり、現れたりする気味の悪い森がえるとかって」
「知ってるよその話!その森に入ると迷ってしまって同じところをぐるぐる回り出れないって言うそうじゃねーか!」
「あーほんとだよな!ぶっそうぶっそう!じゃあ店長、またくるぜー!」
明らかにあの二人は森と言ったのだ。
しかも消えたり、現れたりする森だといった。
入った者は同じところをぐるぐる回り続け出れないと言う。なんて、今朝来たギルド協会の使いと同じことを言っているなんて偶然じゃないと俺は思った。
「なぁ今の聞いたか?今朝来たギルド協会のおっさんと同じことを言ってたぜ」
「偶然じゃなさそうですわね。そこが迷いの森で間違いないですわ」
「うち聞いたことあるですです!その森は霧が深く入るものをあの世へいざなっているように霧にも魂があり、一つ一つが単独で動き出し目の前に橋と川が見えたらもうこの世へは帰れないとですです」
「恐ろしい言うか、迷信に近い言うか。まぁ、森が消える時点でオカルトだけどな!」
森が消えるや三途の川が見えるやらと言ったオカルト話は俺は嫌いなのだが、ありえない話ではない。
今現場のこの世界で起きている怪奇は魔法使いが関係していたり、ある種族によって引き起こされたものや、幻獣使い幻神使いなどによるものだと判明してきているからだ。
森の一つや二つくらいは消せて当然なのだろう。
だが、そうなるとそれはそれで厄介な敵だ。
霧が出てきた時の対処法などをねらなくては俺は思い、みんなに相談し、面白おかしく話をしながら作戦を練っていると、
「君たち勇者さんだよね?隣町まで一緒についてきてくれない?」
と、知らないヤツが声をかけてきた。
ちょうど隣町によってから森に向かおうとしていたので、いいよ、隣町まで一緒にいこう。なんて気安く承諾してしまったのだ。
「隣町に何か用があるのか?」
「うーん。隣町にね、親戚いてさ、一人で行こうにも森が急に現れたらやばいじゃん?」
「あー。それは俺もなんとなくわかる」
「男二人でビビってるじゃないですです!」
ビビっているんじゃない、いつどこで森が現れて、緊急クエストが開始となるかわからないからだ。
気づけばもう町が見えてきていた。
町は賑わっており、夜の暗い世界にの真ん中に、綺麗に輝く町の灯りを見つけると、ナズナちゃんとフィルテンプは二人で夜飯だー!なんて叫びながら走っていく。
俺達もその後ろを歩いてついていき、町についた。
町のメイン街道は食品販売店、武器屋、服屋、雑貨屋、飲食店と城下町のようにたくさんのお店が軒並み並んでいた。
夕食をとりに入ったお店でカレーを注文しみんなで食べていると、
「それでは食べ終わったので僕はここで失礼しますね!」
「そうか!じゃあまた会えたらいいな!」
「そうですね、森であえるかもしれませんよ?」
「冗談のうまいやつだ、じゃあ元気でな!」
冗談を言い残して俺達と別れ、お店を後にする謎の少年。
名前を聞き忘れていた俺は、聞いておけばよかった……と謎の後悔に包まれる。
カレーを食べ終えて宿を探そうと外でてみると信じられない光景が町の外で起きていた。
「おい、嘘だろ!まじかよ!」
俺達が探していた森が町の外に霧とともに現れた。
町中パニックになり、森が出たぞー!と騒ぎ立てる。
「カイン、とうとう姿を見せましたわ」
「あれが森なのですね……。神秘的とも言えますね」
「うち、森はすきじゃないですです」
「あれが迷いの森!俺達が向かわなければいけないところ!」
やっと見つけた森の方に歩いていき、森に一番近い宿で寝泊まりをした。
そしてとうとう森に入るときがやってきたと、俺達四人は万全な体調で朝の日が出る前に森へと足を踏み入れた。
「文句を言うなら自分で探してはどうですの?!ないものはない!仕方ないですの!」
「ユミソファの千里透視魔法でも森は見えないのか?」
「はい……。さら地が広がるのみでなにもですね」
「まじかよー。緊急クエストを勝手に投げつけておいて森がないとかもうこの時点で無理ゲーだぞ」
今現在俺達は今朝受けた緊急クエストの目的地に向かうために南に歩いている途中の酒場で、昼食をとりながら地図を広げていた。
だけどどれだけ地図を確認しても、南の方角に森の印は打たれておらず、ユミソファの千里透視魔法で空中から探してもらっても森はない。
どうすればいいんだよ……と、俺が頭を抱えていた時にある話しが聞こえてきた。
「聞いたか?南に方角に消えたり、現れたりする気味の悪い森がえるとかって」
「知ってるよその話!その森に入ると迷ってしまって同じところをぐるぐる回り出れないって言うそうじゃねーか!」
「あーほんとだよな!ぶっそうぶっそう!じゃあ店長、またくるぜー!」
明らかにあの二人は森と言ったのだ。
しかも消えたり、現れたりする森だといった。
入った者は同じところをぐるぐる回り続け出れないと言う。なんて、今朝来たギルド協会の使いと同じことを言っているなんて偶然じゃないと俺は思った。
「なぁ今の聞いたか?今朝来たギルド協会のおっさんと同じことを言ってたぜ」
「偶然じゃなさそうですわね。そこが迷いの森で間違いないですわ」
「うち聞いたことあるですです!その森は霧が深く入るものをあの世へいざなっているように霧にも魂があり、一つ一つが単独で動き出し目の前に橋と川が見えたらもうこの世へは帰れないとですです」
「恐ろしい言うか、迷信に近い言うか。まぁ、森が消える時点でオカルトだけどな!」
森が消えるや三途の川が見えるやらと言ったオカルト話は俺は嫌いなのだが、ありえない話ではない。
今現場のこの世界で起きている怪奇は魔法使いが関係していたり、ある種族によって引き起こされたものや、幻獣使い幻神使いなどによるものだと判明してきているからだ。
森の一つや二つくらいは消せて当然なのだろう。
だが、そうなるとそれはそれで厄介な敵だ。
霧が出てきた時の対処法などをねらなくては俺は思い、みんなに相談し、面白おかしく話をしながら作戦を練っていると、
「君たち勇者さんだよね?隣町まで一緒についてきてくれない?」
と、知らないヤツが声をかけてきた。
ちょうど隣町によってから森に向かおうとしていたので、いいよ、隣町まで一緒にいこう。なんて気安く承諾してしまったのだ。
「隣町に何か用があるのか?」
「うーん。隣町にね、親戚いてさ、一人で行こうにも森が急に現れたらやばいじゃん?」
「あー。それは俺もなんとなくわかる」
「男二人でビビってるじゃないですです!」
ビビっているんじゃない、いつどこで森が現れて、緊急クエストが開始となるかわからないからだ。
気づけばもう町が見えてきていた。
町は賑わっており、夜の暗い世界にの真ん中に、綺麗に輝く町の灯りを見つけると、ナズナちゃんとフィルテンプは二人で夜飯だー!なんて叫びながら走っていく。
俺達もその後ろを歩いてついていき、町についた。
町のメイン街道は食品販売店、武器屋、服屋、雑貨屋、飲食店と城下町のようにたくさんのお店が軒並み並んでいた。
夕食をとりに入ったお店でカレーを注文しみんなで食べていると、
「それでは食べ終わったので僕はここで失礼しますね!」
「そうか!じゃあまた会えたらいいな!」
「そうですね、森であえるかもしれませんよ?」
「冗談のうまいやつだ、じゃあ元気でな!」
冗談を言い残して俺達と別れ、お店を後にする謎の少年。
名前を聞き忘れていた俺は、聞いておけばよかった……と謎の後悔に包まれる。
カレーを食べ終えて宿を探そうと外でてみると信じられない光景が町の外で起きていた。
「おい、嘘だろ!まじかよ!」
俺達が探していた森が町の外に霧とともに現れた。
町中パニックになり、森が出たぞー!と騒ぎ立てる。
「カイン、とうとう姿を見せましたわ」
「あれが森なのですね……。神秘的とも言えますね」
「うち、森はすきじゃないですです」
「あれが迷いの森!俺達が向かわなければいけないところ!」
やっと見つけた森の方に歩いていき、森に一番近い宿で寝泊まりをした。
そしてとうとう森に入るときがやってきたと、俺達四人は万全な体調で朝の日が出る前に森へと足を踏み入れた。
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