パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
ダンジョンボスおでまし
「おい!ナズナちゃんはまだ起きないのか?!」
「ナズナちゃんまだだめですわ!背中でヨダレ垂らしながら爆睡ですわ!」
「ユミソファなんとかならんか?」
「できないことはないのですが、私の魔法を使ってしまうとダンジョンもろとも無くなってしまいますので……」
「そうなんだよな……。俺の裏ステータスはまだ使いこなせないし……なんでダンジョンボスと出くわしてからこうなるかな!」
俺達はとうとうダンジョンの最下階層、ダンジョンボスの三十五階層に到達した。
到達したのはいいのだが……、ナズナちゃんは昨日の夜にユミソファとボードゲームで夜更しをしたせいでフィルテンプの背中で今になって爆睡中なのだ。
フィルテンプはナズナちゃんをおんぶしているから攻撃はできないし、ユミソファの魔法は囲いのない開けた場所で使わないと辺りにあるもの全て巻き込んでしまうためダンジョン内では使えない。
頼りとなるのは俺の裏ステータスだが……意識を他に集中させるものもなく、まだまだ使えこなせていない状態だからナズナちゃんが起きないと話にならない。
「ナズナちゃんそろそろおきてらしてよ?夜更しするなら朝はちゃんと起きるのがルールですわ」
「ネメシス様、お母さんみたいですね。ナズナちゃん頑張って起きないでますかね?」
「あの、アットホーム感だすのやめてもらっていいですかね?!今の状況見て少しは違和感もてーー!」
そう叫びながら俺はダンジョンボスと追っかけっこを楽しんでいる。楽しんではいないのだがな……。
捕まったらとりあえず喰われる、だがなぜか俺はダンジョンボスと同等の足の速さがある。
裏ステータス恐るべし……。
「ふぁ……。カインなにしてるですです?楽しそうですですね……ネムネム」
「おーい!起きたなら寝るんじゃないよナズナちゃん!そのまま起きて!起きて!俺体力限界だから!」
「ナズナちゃんは二度寝に入るのであった」
「アニメの続きを早く見たいと思わせるそのナレーション素敵ですね、ネメシス様。ウフフ」
「ウフフじゃねーー!何勝手に次回に回そうとしてるだフィルテンプ!」
「キーキーうるさいですわね、そのよく喋る口を腐らすことできないですの?!ナズナちゃん起きなさいまし、出番なのですよ?」
「うちおきたですです!大型モンスターの気配ですです!」
「やっと起きたか!ナズナちゃん頼む!」
やっと起きてくれたナズナちゃんにダンジョンボスを俺は引き渡した。
ナズナちゃんは特殊型戦闘種族の狐族……、大型モンスターにのみ力を発揮するなんともありがたくも使えないのである。一部シーンん除いて。
「うちの力!特と味わうがいいですです!」
第三陣形魔法 「最後の刻(ラストピリオド)」御見舞なのですです!
ナズナちゃんは陣形魔法を一瞬で発動しダンジョンボスは秒殺された。
ちなみに、最後の刻とこの必殺魔法なのだが超高位種族の中から選ばれた三人のものにのみ取得することを許される幻に近いレアな必殺魔法なのである。
たかがダンジョンボスと言える立場ではないが、カッコつけて言ってみよう。
たかがダンジョンボス程度に使う技でもないが眠りを妨げるれた怒りからだろう。
ナズナちゃんはボスを倒してからもう生きていないボスに向かって、うちの眠り妨げるれたやつ死ねですです!と、死んでいる相手に死ねと言うバカ狐の姿があった。
「ナズナちゃんよくやりましたわね。あなたがまさか最後の刻を使えるとは思いませんでしたわ」
「うちはあいつに眠り妨げられたからあの必殺魔法くらって当然なのですです!いつものうちなら尻尾でひらひらとして吹き飛ばして、ついでに食べやすい形にカットするのですがですです」
「何さらりとナズナちゃん恐ろしいこと言ってくれてるの?!尻尾でひらひらして食べやすい形にお肉をカットして片付ける?!君は一級料理かなにかなのか?!」
「何をカイン様はおっしゃっているのですか?ナズナちゃんは狐族です」
「知ってるよ!なぜまともな返答を返したのだ?!」
色々とツッコミたいところやボロボロに言われるところもあったが、これにて一つ目のダンジョンは攻略できた。
「よし!みんな頑張ったから、うまいもの食べに行くぞー!」
「それはいいですね」
「いくですです!」
「私の口に合うものにしてくださいまし」
今日は奮発してやるから好きなもの食べろと俺はかっこよく言った。
「ナズナちゃんまだだめですわ!背中でヨダレ垂らしながら爆睡ですわ!」
「ユミソファなんとかならんか?」
「できないことはないのですが、私の魔法を使ってしまうとダンジョンもろとも無くなってしまいますので……」
「そうなんだよな……。俺の裏ステータスはまだ使いこなせないし……なんでダンジョンボスと出くわしてからこうなるかな!」
俺達はとうとうダンジョンの最下階層、ダンジョンボスの三十五階層に到達した。
到達したのはいいのだが……、ナズナちゃんは昨日の夜にユミソファとボードゲームで夜更しをしたせいでフィルテンプの背中で今になって爆睡中なのだ。
フィルテンプはナズナちゃんをおんぶしているから攻撃はできないし、ユミソファの魔法は囲いのない開けた場所で使わないと辺りにあるもの全て巻き込んでしまうためダンジョン内では使えない。
頼りとなるのは俺の裏ステータスだが……意識を他に集中させるものもなく、まだまだ使えこなせていない状態だからナズナちゃんが起きないと話にならない。
「ナズナちゃんそろそろおきてらしてよ?夜更しするなら朝はちゃんと起きるのがルールですわ」
「ネメシス様、お母さんみたいですね。ナズナちゃん頑張って起きないでますかね?」
「あの、アットホーム感だすのやめてもらっていいですかね?!今の状況見て少しは違和感もてーー!」
そう叫びながら俺はダンジョンボスと追っかけっこを楽しんでいる。楽しんではいないのだがな……。
捕まったらとりあえず喰われる、だがなぜか俺はダンジョンボスと同等の足の速さがある。
裏ステータス恐るべし……。
「ふぁ……。カインなにしてるですです?楽しそうですですね……ネムネム」
「おーい!起きたなら寝るんじゃないよナズナちゃん!そのまま起きて!起きて!俺体力限界だから!」
「ナズナちゃんは二度寝に入るのであった」
「アニメの続きを早く見たいと思わせるそのナレーション素敵ですね、ネメシス様。ウフフ」
「ウフフじゃねーー!何勝手に次回に回そうとしてるだフィルテンプ!」
「キーキーうるさいですわね、そのよく喋る口を腐らすことできないですの?!ナズナちゃん起きなさいまし、出番なのですよ?」
「うちおきたですです!大型モンスターの気配ですです!」
「やっと起きたか!ナズナちゃん頼む!」
やっと起きてくれたナズナちゃんにダンジョンボスを俺は引き渡した。
ナズナちゃんは特殊型戦闘種族の狐族……、大型モンスターにのみ力を発揮するなんともありがたくも使えないのである。一部シーンん除いて。
「うちの力!特と味わうがいいですです!」
第三陣形魔法 「最後の刻(ラストピリオド)」御見舞なのですです!
ナズナちゃんは陣形魔法を一瞬で発動しダンジョンボスは秒殺された。
ちなみに、最後の刻とこの必殺魔法なのだが超高位種族の中から選ばれた三人のものにのみ取得することを許される幻に近いレアな必殺魔法なのである。
たかがダンジョンボスと言える立場ではないが、カッコつけて言ってみよう。
たかがダンジョンボス程度に使う技でもないが眠りを妨げるれた怒りからだろう。
ナズナちゃんはボスを倒してからもう生きていないボスに向かって、うちの眠り妨げるれたやつ死ねですです!と、死んでいる相手に死ねと言うバカ狐の姿があった。
「ナズナちゃんよくやりましたわね。あなたがまさか最後の刻を使えるとは思いませんでしたわ」
「うちはあいつに眠り妨げられたからあの必殺魔法くらって当然なのですです!いつものうちなら尻尾でひらひらとして吹き飛ばして、ついでに食べやすい形にカットするのですがですです」
「何さらりとナズナちゃん恐ろしいこと言ってくれてるの?!尻尾でひらひらして食べやすい形にお肉をカットして片付ける?!君は一級料理かなにかなのか?!」
「何をカイン様はおっしゃっているのですか?ナズナちゃんは狐族です」
「知ってるよ!なぜまともな返答を返したのだ?!」
色々とツッコミたいところやボロボロに言われるところもあったが、これにて一つ目のダンジョンは攻略できた。
「よし!みんな頑張ったから、うまいもの食べに行くぞー!」
「それはいいですね」
「いくですです!」
「私の口に合うものにしてくださいまし」
今日は奮発してやるから好きなもの食べろと俺はかっこよく言った。
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