パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
ナズナちゃんの暴走
フィルテンプは高熱から開放され動けるようになった。
一日ロスが生じているので、まだ高熱に侵されているナズナちゃんを俺は背中にのせて歩いていく。
フィルテンプとユミソファの護衛のおかげでモンスターから襲われないと思っていたが高熱でおかしくなったのか、ナズナちゃんは急に暴れだす。
「ナズナちゃん?!落ち着いて!俺は食っても上手くない!」
「あなたが先に落ち着きなさいまし!とりあえずナズナちゃんを寝かせますわよ」
フィルテンプとユミソファと三人でナズナちゃんを下ろし地面に寝かせたが暴走しはじめているナズナちゃんは余計興奮してしまい、十七階層を暴れ回り、挙げ句の果てには地面をぶち抜き十八階層をむき出しにしてしまう。
十八階層にいるモンスターの目玉が飛び出しまくっている。
「お前たちモンスターがそんな驚き方したら俺らはもっとすごい驚きしなきゃいけなくなったじゃねーか!」
「ここはひとまず首が飛べばモンスター共よりも非現実的に驚けますわ!」
「ネメシス様、お首が飛んだら私達は死んでしまいますよ?ウフフ」
ナズナちゃんをほっておきながらアットホーム感をかもしだしている俺達だったがすぐに現実へと帰ってくる。
「ナズナちゃーん!どこいったのー?でておいでー!」
「ナズナちゃんどこにいるのですのー?早く出てきなさいな!」
「ナズナちゃんどこにいますか?出てきてくださいー」
三人でナズナちゃんを呼びながら十七階層を歩いていくと明らかおかしな格好をしているバカを見つける。
「壁に……はまってるな」
「頭から……壁にはまってますわね」
「壁にはまっていますね」
頭から壁へ綺麗に刺さっている狐のような生き物をみつけた俺達は声をあえてかけずに放置してみた。
「いつまで放置するのですです!早ぬく抜くのですです!」
「やっと喋った。熱は大丈夫か?」
「熱よりも先に抜いてくださいですです!」
「少しカインは後ろにおさがりですわ。ナズナちゃんは息を止めていてくださいな」
そう言うとフィルテンプは剣をサクッとひと振りした。
するとナズナちゃんの頭の周りの壁をくり抜くとナズナちゃんも一緒に壁から外れたがライオンの鬣のような状態でナズナちゃんの顔周りを壁の一部がくっついている。
「ナズナちゃん可愛いですよ!ライオンさんみたいで!」
「ユミソファ!バカにするでないですですら!こんなの可愛くないし重いだけですです!」
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あっさりとドーナツ状の壁土を顔から抜く。
「そういえばナズナちゃん、熱は大丈夫なの?」
「少し暴れたらおさまりまったですです。でも、十七階層と十八階層を通り抜けできる状態を作ってしまったのですです」
「階段を降りる手間が省けて楽できますわ!行きますわよ!」
フィルテンプはナズナの開けた穴から十八階層へと降りる。
それに続けてナズナちゃんを抱っこしたユミソファも降りていった。
じゃあ次は俺だなと思い降りようとした時、抜け穴が閉じてしまう。
「あれ?俺だけ取り残された感凄いな、アハハハ。おい!?どうしてくれるんだ!?このクソ穴が!なんで俺一人になった瞬間閉じんだコノヤロ!俺は裏ステータス以外ざこなんだよ。そもそも、なぜ穴が閉じるんだよ……」
俺は一人取り残された感に精神をやられ、地面に手をつきくそう。くそう!と泣いてみようとがんばったが涙はでない。
普通に階段を降りたら下にいけるから、ただそれだけの話である。
「さぁ、俺も下に……なんだ?」
ゴゴゴゴゴゴ……と地面が揺れる。
俺は思わず立ち上がった!その次の瞬間、目を前をかめ○○波のような感じの光が下から飛んでくる。
また同じ場所に穴が空き、下を覗くとユミソファが微笑んでいる。
「なるほどな……。ユミソファの仕業かよ、よいしょっと!」
俺は下に降りてユミソファに、危ないだろう?俺が立ち上がってなかったら死ぬところだったぞ?と注意する。
「大丈夫ですよ?カインさんがお亡くなりになられた時はネメシス様がパーティーリーダーになり、三人で頑張っていきますので。ウフフ」
「さらりとひどいことをストレートに言われてましった!心が痛いぞ俺は……」
「ごちゃごちゃうるさいですわね!あなたが死んだら少しは泣いてさしあげますわ、今から感謝なさいな!」
「うちも頑張って泣くからカイン死んでもいいよ!」
「フィルテンプ!お前が変なこと言うからナズナちゃんがわけわからず続けてしまっただろ?!」
俺はまさかの全く心配されていないことを知ってしまったが悲しくはならなかった。
この三人はあいつらと違い、冗談で言っているとわかるからだ。
前のパーティーにいた時は本気でそう言われたことがあるからな……。
だが俺はコイツラを信じている!こいつらのためなら命張るぞー!
「カイン様、私達のために命張ってもいいと思っているようならご安心ください。自分の命を守ってくださいね?カイン様はすぐにやられちゃいそうなので」
心を読まれてた!ちくしょう!遠回しに雑魚と言われてしまった!
一日ロスが生じているので、まだ高熱に侵されているナズナちゃんを俺は背中にのせて歩いていく。
フィルテンプとユミソファの護衛のおかげでモンスターから襲われないと思っていたが高熱でおかしくなったのか、ナズナちゃんは急に暴れだす。
「ナズナちゃん?!落ち着いて!俺は食っても上手くない!」
「あなたが先に落ち着きなさいまし!とりあえずナズナちゃんを寝かせますわよ」
フィルテンプとユミソファと三人でナズナちゃんを下ろし地面に寝かせたが暴走しはじめているナズナちゃんは余計興奮してしまい、十七階層を暴れ回り、挙げ句の果てには地面をぶち抜き十八階層をむき出しにしてしまう。
十八階層にいるモンスターの目玉が飛び出しまくっている。
「お前たちモンスターがそんな驚き方したら俺らはもっとすごい驚きしなきゃいけなくなったじゃねーか!」
「ここはひとまず首が飛べばモンスター共よりも非現実的に驚けますわ!」
「ネメシス様、お首が飛んだら私達は死んでしまいますよ?ウフフ」
ナズナちゃんをほっておきながらアットホーム感をかもしだしている俺達だったがすぐに現実へと帰ってくる。
「ナズナちゃーん!どこいったのー?でておいでー!」
「ナズナちゃんどこにいるのですのー?早く出てきなさいな!」
「ナズナちゃんどこにいますか?出てきてくださいー」
三人でナズナちゃんを呼びながら十七階層を歩いていくと明らかおかしな格好をしているバカを見つける。
「壁に……はまってるな」
「頭から……壁にはまってますわね」
「壁にはまっていますね」
頭から壁へ綺麗に刺さっている狐のような生き物をみつけた俺達は声をあえてかけずに放置してみた。
「いつまで放置するのですです!早ぬく抜くのですです!」
「やっと喋った。熱は大丈夫か?」
「熱よりも先に抜いてくださいですです!」
「少しカインは後ろにおさがりですわ。ナズナちゃんは息を止めていてくださいな」
そう言うとフィルテンプは剣をサクッとひと振りした。
するとナズナちゃんの頭の周りの壁をくり抜くとナズナちゃんも一緒に壁から外れたがライオンの鬣のような状態でナズナちゃんの顔周りを壁の一部がくっついている。
「ナズナちゃん可愛いですよ!ライオンさんみたいで!」
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「そういえばナズナちゃん、熱は大丈夫なの?」
「少し暴れたらおさまりまったですです。でも、十七階層と十八階層を通り抜けできる状態を作ってしまったのですです」
「階段を降りる手間が省けて楽できますわ!行きますわよ!」
フィルテンプはナズナの開けた穴から十八階層へと降りる。
それに続けてナズナちゃんを抱っこしたユミソファも降りていった。
じゃあ次は俺だなと思い降りようとした時、抜け穴が閉じてしまう。
「あれ?俺だけ取り残された感凄いな、アハハハ。おい!?どうしてくれるんだ!?このクソ穴が!なんで俺一人になった瞬間閉じんだコノヤロ!俺は裏ステータス以外ざこなんだよ。そもそも、なぜ穴が閉じるんだよ……」
俺は一人取り残された感に精神をやられ、地面に手をつきくそう。くそう!と泣いてみようとがんばったが涙はでない。
普通に階段を降りたら下にいけるから、ただそれだけの話である。
「さぁ、俺も下に……なんだ?」
ゴゴゴゴゴゴ……と地面が揺れる。
俺は思わず立ち上がった!その次の瞬間、目を前をかめ○○波のような感じの光が下から飛んでくる。
また同じ場所に穴が空き、下を覗くとユミソファが微笑んでいる。
「なるほどな……。ユミソファの仕業かよ、よいしょっと!」
俺は下に降りてユミソファに、危ないだろう?俺が立ち上がってなかったら死ぬところだったぞ?と注意する。
「大丈夫ですよ?カインさんがお亡くなりになられた時はネメシス様がパーティーリーダーになり、三人で頑張っていきますので。ウフフ」
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「ごちゃごちゃうるさいですわね!あなたが死んだら少しは泣いてさしあげますわ、今から感謝なさいな!」
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俺はまさかの全く心配されていないことを知ってしまったが悲しくはならなかった。
この三人はあいつらと違い、冗談で言っているとわかるからだ。
前のパーティーにいた時は本気でそう言われたことがあるからな……。
だが俺はコイツラを信じている!こいつらのためなら命張るぞー!
「カイン様、私達のために命張ってもいいと思っているようならご安心ください。自分の命を守ってくださいね?カイン様はすぐにやられちゃいそうなので」
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