パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
四人目の仲間は半妖だった
俺達三人はダンジョンを下へ下へと進み、十二階層まで辿り着いていた。
だが、ユミソファの惚れ魔法がユミソファの無意識のうちに流れ出しており、ダンジョン中のモンスターがユミソファの周りに集まり群れていた。
「ユミソファ……、お前そのモンスターたち何とかしろ!」
「無理そうですね!一度惚れたモンスターは二日目ほど周りに居着きますので」
「まぁ、何かあれば私達は戦わずにモンスターたちを突撃させモンスター同士でやりあわせますわ!」
「お前が手なづけたんじゃないんだから胸を張って言うてるんじゃない!」
どうして、うちのメンバーはこうもまともな考えを持つ者が一人としていないのか悩まされる。
もう一人メンバーがいてくれたら……、その子がとてもいい子でまともだったら。
そんなことを考えながら俺はフィルテンプとユミソファから離れていく。
「しくった、完全に迷ってしまった……」
単独行動をしたもののダンジョンは広い、ユミソファの探索能力とフィルテンプの直感で今までは迷わずに来ていたが一人になった瞬間完全に迷った。
俺は来た道を戻ろうと後ろを振り返った瞬間、ある予感がよぎる。
俺の足元に何かいる……、動いたら多分それを蹴ってしまう。
恐る恐る足元に目を配ってみると、
「うわぁ!何だこの可愛い生き物は!」
「う、うるさいですです……。助けるですです人間……」
俺の足元でくたばっていたのは、狐の尻尾に狐の耳をつけた超絶可愛い生き物だった。
助けろと言われたのでとりあえず助けようとお姫様抱っこで持ち上げる。
か、軽い!この世の生き物とは思えないほどに軽い!猫よりも軽い!俺はこの生き物をどう助ければいいかわからなかったが持っていたレッドパンサーの干し肉を渡してみた。
「人間!この肉はモンスターのなのですか?です。美味しいのですか?です」
「そうだよ?美味しいよ!そのお肉」
俺は満面の笑みでそう答えながら、お肉を渡した。
可愛い狐のような生き物はありがとうですですと答えお肉を少しちぎりって食べる。
「美味しいですです!一週間ぶりに何かを食べたですです!」
「君そんなに食べ物を食べてなかったのかい?!それでよくダンジョンにいられたね」
「ナズナはダンジョンに迷い込んでモンスターに不意をつかれてしまい、隠れていたですです。なので、人間のあなたが通るまで上の隠れ穴にいたですです」
なるほどと納得した。
確かに上を見ると穴があるのと、この生き物が倒れていた位置と一致している。
「君の名前は?さっきナズナと言っていたけど……」
「うちの名前は、ナズナ・フォックス・ポンスと言うですです!人間の名は何と言うですです?」
「俺はカインだよ。その後の名前はない、元奴隷だからね」
「カイン……。気に入ったですです!カインには他の人間の匂いもついているですです!パーティーを組んでるように感じるですです!」
僕はこの子の鼻の良さに少し驚いた。
この子は獣の類に感じるが、それにしても僕につく他の人間の匂いもわかるとは凄いと思えた。
この子を欲しい!と思ったのは事実だが、この子にモンスターと戦えるほどの戦闘力があるようには思えなかった。
「君はモンスターと戦える力はあるの?」
「はい!大型モンスターのみですです!うちの種族は狐族といい、半妖種族なのですです!狐族は大型モンスターのみに力を発揮する特殊型戦闘種族なのですです!」
「狐族?!狐族って五百年前に滅びたんじゃなかったの?滅びたとばかり思っていたけど……」
「確かに、九割型滅びてるですです。うちが最後の生き残り……、といった感じですです!みんな五百年前の神の暴走大戦闘事件の時にステルスをもつナズナだけを皆が逃してくれたのですです」
「最後の生き残りか……。じゃあ君はずっと一人だったの?五百年もの間」
「そうですです。ナズナは一人でした、誰かと話したのは五百年ぶりで嬉しいのですです!」
物凄く可愛い笑顔で俺にそう話す狐族の生き残りナズナ・フォックス・ポンスと名乗る女の子。
俺はこの子と少しながら似ていると思った。
ナズナちゃんは五百年間一人だった、俺はパーティーいる間も実際心の中は一人で、孤独だった。どことなく少しだが似ている。
俺はこの子を連れて行ってあげたいと思った、だからフィルテンプとユミソファに相談しよう、そう思った。
「ナズナちゃん、俺のパーティーに入らない?他に女の子が二人いるけど……どうかな?」
「いくですです!一緒にカインと冒険したいですです!大型モンスターとしか戦闘できない……、それでもいいならいくですです!友達が増えるですです!」
「じゃあ決まりだね!一緒に行こうか」
その後のことを言う必要はないだろう。
ユミソファの能力により俺はすぐに発見され、一緒にいたナズナちゃんは可愛い!と二人から愛でられた。
ナズナちゃんも照れながらも嬉しいそうで、パーティーに入れることと、狐族であり特殊型戦闘種族である為に大型モンスターとしか戦えないとも話した。
フィルテンプとユミソファはそれなら大型モンスターが現れるまでは私達で護衛するだけだと言ってくれ、ナズナちゃんは仲間になった。
この子がまともでしっかりとした考えをもっているかは別として、仲間が増えた!そのことが俺にとってはとても嬉しくて自慢がまた増えたことにワクワクが止まらなかった。
だが、ユミソファの惚れ魔法がユミソファの無意識のうちに流れ出しており、ダンジョン中のモンスターがユミソファの周りに集まり群れていた。
「ユミソファ……、お前そのモンスターたち何とかしろ!」
「無理そうですね!一度惚れたモンスターは二日目ほど周りに居着きますので」
「まぁ、何かあれば私達は戦わずにモンスターたちを突撃させモンスター同士でやりあわせますわ!」
「お前が手なづけたんじゃないんだから胸を張って言うてるんじゃない!」
どうして、うちのメンバーはこうもまともな考えを持つ者が一人としていないのか悩まされる。
もう一人メンバーがいてくれたら……、その子がとてもいい子でまともだったら。
そんなことを考えながら俺はフィルテンプとユミソファから離れていく。
「しくった、完全に迷ってしまった……」
単独行動をしたもののダンジョンは広い、ユミソファの探索能力とフィルテンプの直感で今までは迷わずに来ていたが一人になった瞬間完全に迷った。
俺は来た道を戻ろうと後ろを振り返った瞬間、ある予感がよぎる。
俺の足元に何かいる……、動いたら多分それを蹴ってしまう。
恐る恐る足元に目を配ってみると、
「うわぁ!何だこの可愛い生き物は!」
「う、うるさいですです……。助けるですです人間……」
俺の足元でくたばっていたのは、狐の尻尾に狐の耳をつけた超絶可愛い生き物だった。
助けろと言われたのでとりあえず助けようとお姫様抱っこで持ち上げる。
か、軽い!この世の生き物とは思えないほどに軽い!猫よりも軽い!俺はこの生き物をどう助ければいいかわからなかったが持っていたレッドパンサーの干し肉を渡してみた。
「人間!この肉はモンスターのなのですか?です。美味しいのですか?です」
「そうだよ?美味しいよ!そのお肉」
俺は満面の笑みでそう答えながら、お肉を渡した。
可愛い狐のような生き物はありがとうですですと答えお肉を少しちぎりって食べる。
「美味しいですです!一週間ぶりに何かを食べたですです!」
「君そんなに食べ物を食べてなかったのかい?!それでよくダンジョンにいられたね」
「ナズナはダンジョンに迷い込んでモンスターに不意をつかれてしまい、隠れていたですです。なので、人間のあなたが通るまで上の隠れ穴にいたですです」
なるほどと納得した。
確かに上を見ると穴があるのと、この生き物が倒れていた位置と一致している。
「君の名前は?さっきナズナと言っていたけど……」
「うちの名前は、ナズナ・フォックス・ポンスと言うですです!人間の名は何と言うですです?」
「俺はカインだよ。その後の名前はない、元奴隷だからね」
「カイン……。気に入ったですです!カインには他の人間の匂いもついているですです!パーティーを組んでるように感じるですです!」
僕はこの子の鼻の良さに少し驚いた。
この子は獣の類に感じるが、それにしても僕につく他の人間の匂いもわかるとは凄いと思えた。
この子を欲しい!と思ったのは事実だが、この子にモンスターと戦えるほどの戦闘力があるようには思えなかった。
「君はモンスターと戦える力はあるの?」
「はい!大型モンスターのみですです!うちの種族は狐族といい、半妖種族なのですです!狐族は大型モンスターのみに力を発揮する特殊型戦闘種族なのですです!」
「狐族?!狐族って五百年前に滅びたんじゃなかったの?滅びたとばかり思っていたけど……」
「確かに、九割型滅びてるですです。うちが最後の生き残り……、といった感じですです!みんな五百年前の神の暴走大戦闘事件の時にステルスをもつナズナだけを皆が逃してくれたのですです」
「最後の生き残りか……。じゃあ君はずっと一人だったの?五百年もの間」
「そうですです。ナズナは一人でした、誰かと話したのは五百年ぶりで嬉しいのですです!」
物凄く可愛い笑顔で俺にそう話す狐族の生き残りナズナ・フォックス・ポンスと名乗る女の子。
俺はこの子と少しながら似ていると思った。
ナズナちゃんは五百年間一人だった、俺はパーティーいる間も実際心の中は一人で、孤独だった。どことなく少しだが似ている。
俺はこの子を連れて行ってあげたいと思った、だからフィルテンプとユミソファに相談しよう、そう思った。
「ナズナちゃん、俺のパーティーに入らない?他に女の子が二人いるけど……どうかな?」
「いくですです!一緒にカインと冒険したいですです!大型モンスターとしか戦闘できない……、それでもいいならいくですです!友達が増えるですです!」
「じゃあ決まりだね!一緒に行こうか」
その後のことを言う必要はないだろう。
ユミソファの能力により俺はすぐに発見され、一緒にいたナズナちゃんは可愛い!と二人から愛でられた。
ナズナちゃんも照れながらも嬉しいそうで、パーティーに入れることと、狐族であり特殊型戦闘種族である為に大型モンスターとしか戦えないとも話した。
フィルテンプとユミソファはそれなら大型モンスターが現れるまでは私達で護衛するだけだと言ってくれ、ナズナちゃんは仲間になった。
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