パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら
ダンジョン攻略再開したが……
ダンジョン攻略でダンジョンへ足を踏み入れて二日目の夜を今迎えている。
ダンジョン攻略一日目の夜は前回のネメシス六年、フィルテンプの過去を聞いて一夜を過ごした。
たいていのパーティーは魔法使いがいるため夜までダンジョン探索をし異空間転送で街へと帰るのだ。夜のダンジョンはモンスターが凶暴化するため安全面を考慮してどこのパーティーでもそうしているが………、うちのパーティーだけはなぜかダンジョンをキャンプ場だと勘違いしているほどに楽しんでいる。
夜のダンジョンで寝泊まりするなんて命知らずと言われてもおかしくないし、魔法使いがいないわけでもないのに寝泊まりすることになったのだ。
「なぁ、なんでダンジョンで寝泊まりするんだよ?ユミソファがいるから別にここに夜もいる必要ないだろ?」
「カインの頭はどうしょうもなく硬いですわね。夜のモンスターは凶暴化するかつ、魔力が高まって筋肉質になりますわ、とても美味しいお肉がたくさんてにはいりましてよ?」
「カイン様は心配性なのですね、ウフフ。お優しいのはいいのですが、カイン様は反撃体制特化のチートスキルがありますので、寝ている最中襲われても直感的に反撃体制に入り一撃のはずですよ」
「いや、さすがに寝てたら無理だろ……。てか、俺らはモンスターのお肉目的で寝泊まりしてるのか?!筋肉質で美味しくなるからという理由だけでか?!」
「それもこれも立派な理由になってるじゃありません!何か不満があるのとおっしゃいますの?!怖がりもいい加減にしくされですわ!」
だめだコイツら……、美食家もここまでいけば呪われてるのと変わらないぞ……。
しかも俺の反撃チート能力は寝ていても機能するなんて試したこともないから知らないっての。
この二人が勝手に美肉を求めて夜な夜なモンスター倒してる間に俺はユミソファの魔法結界の中でのんびり寝て……。
ブーンブンブンブーン……パシッ!
「あれ?俺寝てたのか。てか、今虫の飛んでる音聞いただけで反撃体制に入って仕留めてしまった!ユミソファの言うとおり、俺は寝ていても反撃体制にはいることができるのか。それもそっか、反応速度も最大値だからな」
「カインですの……。まだ夜中なのにうるさいですわよ、静かにしないと風穴あけますわよ?フワァハァ……、あれ?ユミソファはどこにいますの?」
「ユミソファならそこで寝て……」
「ユミソファが消えたーー!!」
「ユミソファが消えましたわーー!!」
ユミソファが寝ている間に姿を消した。
夜のダンジョンだ、何があってもおかしくない。たとえあの最上位魔法使いのユミソファでも寝込みを襲われたらひとたまりもない。
最悪の事態を俺とフィルテンプは考慮しながら辺りを捜索してみると、
「カイン!ここに血が落ちていますわ!火をくださいな!」
「ちょっと待ってろ!ここか?うわ……、本当だ。血が落ちてやがる。しかも、奥へと続いてやがる……」
「ユミソファの血ということはないですわよね……?」
急げーー!!と、俺とフィルテンプは叫びながら夜のダンジョンを走る。
血は下の階へ、下の階へと降りていき、気づけばダンジョンの伍階層まで降りて来ていた。
途中暗闇から飛びかかってくるモンスターがいたが俺の反撃スキルですべての敵を一撃で吹き飛ばしてきていた。
伍階層についたらもう血痕は残っておらず、伍階に何かがあると確信を得た俺とフィルテンプは落ちている木くずに火をつけまくり、伍階全体に灯りを灯す。
「ユミソファいるかー?俺だカインだ!いるなら返事をしてくれー!」
「あらあらカイン様とネメシス様ではありませんか。どうしたのですか?寝ていなきゃいけませんよ?」
「ユミソファ無事で何よりです、うわぁ!ユミソファ!どうしたのですの?!その服についている血は!」
「えーとですね、あとでお話いたしますので今はとりあえずですね、あのエリアボスを倒すことをオススメしますー」
ユミソファは大丈夫だとわかったがエリアボスが奥から出現してしまった。
エリアボスとは1~5などのように、伍階層づつにいる小ボスのようなものである。
ダンジョンは下へと階を進めていくにつれてモンスター全般強くなるが、エリアボスは下にいくにつれて強さが二倍、三倍とかけ算方式で強くなる為やっかいだ。
俺はエリアボスと目があい、牙を大きくむかれたので俺も攻撃体制に入る。たして何もできないくせに格好だけとってみたが適切な回答だろうか。
俺は雰囲気ぽく、警戒しろ、ヤツは強いぞと言おうとした時にはもう雰囲気はぶち壊された。
「覇道剣、一段階!!」
フィルテンプは全くその場の空気をよむことなく、剣をひと振りしてエリアボスのレッドパンサーを一刀両断した。
「お前、フィルテンプ!場の空気感じて俺にセリフはかせろよ!何勝手に殺してんだよ!」
「聞き捨てなりませんわね?あのようなモンスターは素早く仕留めないとお肉が柔らかくなりすぎて脂多めになって美味しくなくなってしまいますわ!なので、あれで良くてよ?!」
「カイン様、お肉の品質とカイン様のセリフ、どちらが大事ですか?私はやっぱりお肉だと思いますよ?美味しいですよこのお肉」
だめだ……。美食家のこの二人に何を言って通用しない、はじめからわかってはいたのだがな。
「ユミソファ、そういえばその血なんなんだ?」
「これは先ほどのエリアボスの血なのです。怪我をしていたので運んで癒やしてあげていたのです。お肉が美味しくなるように!」
「でかしましたわ!ユミソファあなた、なかなかやりますわね!」
もうお前ら……、少しは頭からお肉を放り出して真面目にやってくれ!!
ダンジョン攻略一日目の夜は前回のネメシス六年、フィルテンプの過去を聞いて一夜を過ごした。
たいていのパーティーは魔法使いがいるため夜までダンジョン探索をし異空間転送で街へと帰るのだ。夜のダンジョンはモンスターが凶暴化するため安全面を考慮してどこのパーティーでもそうしているが………、うちのパーティーだけはなぜかダンジョンをキャンプ場だと勘違いしているほどに楽しんでいる。
夜のダンジョンで寝泊まりするなんて命知らずと言われてもおかしくないし、魔法使いがいないわけでもないのに寝泊まりすることになったのだ。
「なぁ、なんでダンジョンで寝泊まりするんだよ?ユミソファがいるから別にここに夜もいる必要ないだろ?」
「カインの頭はどうしょうもなく硬いですわね。夜のモンスターは凶暴化するかつ、魔力が高まって筋肉質になりますわ、とても美味しいお肉がたくさんてにはいりましてよ?」
「カイン様は心配性なのですね、ウフフ。お優しいのはいいのですが、カイン様は反撃体制特化のチートスキルがありますので、寝ている最中襲われても直感的に反撃体制に入り一撃のはずですよ」
「いや、さすがに寝てたら無理だろ……。てか、俺らはモンスターのお肉目的で寝泊まりしてるのか?!筋肉質で美味しくなるからという理由だけでか?!」
「それもこれも立派な理由になってるじゃありません!何か不満があるのとおっしゃいますの?!怖がりもいい加減にしくされですわ!」
だめだコイツら……、美食家もここまでいけば呪われてるのと変わらないぞ……。
しかも俺の反撃チート能力は寝ていても機能するなんて試したこともないから知らないっての。
この二人が勝手に美肉を求めて夜な夜なモンスター倒してる間に俺はユミソファの魔法結界の中でのんびり寝て……。
ブーンブンブンブーン……パシッ!
「あれ?俺寝てたのか。てか、今虫の飛んでる音聞いただけで反撃体制に入って仕留めてしまった!ユミソファの言うとおり、俺は寝ていても反撃体制にはいることができるのか。それもそっか、反応速度も最大値だからな」
「カインですの……。まだ夜中なのにうるさいですわよ、静かにしないと風穴あけますわよ?フワァハァ……、あれ?ユミソファはどこにいますの?」
「ユミソファならそこで寝て……」
「ユミソファが消えたーー!!」
「ユミソファが消えましたわーー!!」
ユミソファが寝ている間に姿を消した。
夜のダンジョンだ、何があってもおかしくない。たとえあの最上位魔法使いのユミソファでも寝込みを襲われたらひとたまりもない。
最悪の事態を俺とフィルテンプは考慮しながら辺りを捜索してみると、
「カイン!ここに血が落ちていますわ!火をくださいな!」
「ちょっと待ってろ!ここか?うわ……、本当だ。血が落ちてやがる。しかも、奥へと続いてやがる……」
「ユミソファの血ということはないですわよね……?」
急げーー!!と、俺とフィルテンプは叫びながら夜のダンジョンを走る。
血は下の階へ、下の階へと降りていき、気づけばダンジョンの伍階層まで降りて来ていた。
途中暗闇から飛びかかってくるモンスターがいたが俺の反撃スキルですべての敵を一撃で吹き飛ばしてきていた。
伍階層についたらもう血痕は残っておらず、伍階に何かがあると確信を得た俺とフィルテンプは落ちている木くずに火をつけまくり、伍階全体に灯りを灯す。
「ユミソファいるかー?俺だカインだ!いるなら返事をしてくれー!」
「あらあらカイン様とネメシス様ではありませんか。どうしたのですか?寝ていなきゃいけませんよ?」
「ユミソファ無事で何よりです、うわぁ!ユミソファ!どうしたのですの?!その服についている血は!」
「えーとですね、あとでお話いたしますので今はとりあえずですね、あのエリアボスを倒すことをオススメしますー」
ユミソファは大丈夫だとわかったがエリアボスが奥から出現してしまった。
エリアボスとは1~5などのように、伍階層づつにいる小ボスのようなものである。
ダンジョンは下へと階を進めていくにつれてモンスター全般強くなるが、エリアボスは下にいくにつれて強さが二倍、三倍とかけ算方式で強くなる為やっかいだ。
俺はエリアボスと目があい、牙を大きくむかれたので俺も攻撃体制に入る。たして何もできないくせに格好だけとってみたが適切な回答だろうか。
俺は雰囲気ぽく、警戒しろ、ヤツは強いぞと言おうとした時にはもう雰囲気はぶち壊された。
「覇道剣、一段階!!」
フィルテンプは全くその場の空気をよむことなく、剣をひと振りしてエリアボスのレッドパンサーを一刀両断した。
「お前、フィルテンプ!場の空気感じて俺にセリフはかせろよ!何勝手に殺してんだよ!」
「聞き捨てなりませんわね?あのようなモンスターは素早く仕留めないとお肉が柔らかくなりすぎて脂多めになって美味しくなくなってしまいますわ!なので、あれで良くてよ?!」
「カイン様、お肉の品質とカイン様のセリフ、どちらが大事ですか?私はやっぱりお肉だと思いますよ?美味しいですよこのお肉」
だめだ……。美食家のこの二人に何を言って通用しない、はじめからわかってはいたのだがな。
「ユミソファ、そういえばその血なんなんだ?」
「これは先ほどのエリアボスの血なのです。怪我をしていたので運んで癒やしてあげていたのです。お肉が美味しくなるように!」
「でかしましたわ!ユミソファあなた、なかなかやりますわね!」
もうお前ら……、少しは頭からお肉を放り出して真面目にやってくれ!!
「ファンタジー」の人気作品
-
-
3万
-
4.9万
-
-
2.1万
-
7万
-
-
1.3万
-
2.2万
-
-
1.2万
-
4.8万
-
-
1万
-
2.3万
-
-
9,711
-
1.6万
-
-
9,545
-
1.1万
-
-
9,448
-
2.4万
-
-
9,173
-
2.3万
コメント