パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら

永遠ノ宮

シー・フィルテンプ・ネメシス六世 Ⅰ

私の名前は、シー・フィルテンプ・ネメシス。
 ネメシスとは世界中がモンスター爆発発生現象時にとても大きな影響をもたらした、その時のネメシス家はまだ名もない世界政府の下っ端だったがルパクトル・デルフ・ネメシス伯爵によってモンスター爆発発生現象は終息。
 それにより、ネメシス家は一気に世界で二番目の脅威をもつ貴族へと進化を遂げたのである。
 そして私、シー・フィルテンプ・ネメシスはネメシス四世のお祖父様の遺言通りに人を助ける為に勇者になり血と汗でSSランク勇者になりましたわ。



ーーシー・フィルテンプ・ネメシス 十歳の時


「六世起きてください、また奥様に怒られますわ!」

「メイドのマミパか……、六世と呼ぶのはやめよあれほど私は言うが言うておりますのに全然直ってないですわ。罰としてお母様に嘘つき私をもう少し寝かせなさい……。むにゃむにゃ……」

「あぁ!六世様、じゃなくて、お嬢様!だめです!今日は勇者育成会の入会式でございます!お支度をなさって元気よくいかなければなりません!」

「そうだったわ……。私としたことが、忘れておりました」


 その日は丁度、十歳から入ることのできる勇者育成会の入会式でした。
 その日はメイドの言う通りに起き、お気に入りのドレスを着用し、母親であるネミトンお母様と護衛兵の八名で会場へ入場し広場で馬車からおりた。
 そこでフィルテンプが目にするものとは、オシャレな男の子、女の子が沢山いるのとはかけ離れ、剣や杖を持った武装派に近い服装をしていた。
 フィルテンプが一人だけ浮いていた。
 フィルテンプは子供ながらに、自分人だけが皆から浮いていることを少し恥ずかしく思った。


「なんであの子あんなにフリフリのドレス着てるのだろうね?」

「王女様とか?」

「あんなフリフリばっかのドレス着た女がいるとか嫌だぜ」


 疑問に思う者や不快に思う者からのヒソヒソ話が沢山聞こえてきてしまう。
 フィルテンプは耳を塞いだ、何も聞きたくないと思ったからである。


「えぇ、皆さん静かに。これより、勇者育成会会長様から皆さんに、ご挨拶がございます。しっかりと聞いてくださいね。」



「えー、変わりました私が会長のルートンです。若き有望な皆さん、伝説の勇者を目指して一緒に頑張る仲間がここに集まっています!この中にいる者同士でパーティーを近い未来組むことがあるかもしれません!その為にも仲良くしてくださいね。」

「あの子は何なんですか?一人だけすごくフリフリのドレスを着た子がするんですけど」

「おや!こんなところにおられましたか、ネメシス六世様。ささ、こちらの集団の中へ……」

「触れるでない!私の体に触れるでなーい!」


 その時起きたことで、フィルテンプはもう一生、ここにいる者とは仲良くなれないと確信することになる。
 なぜならフィルテンプは、十歳ながらに覇気で会長を吹き飛ばしてましったからである。
 その場にいた大人はもちろん、同期の子どもたちもがフィルテンプを見る時の目が恐怖そのものもを見るかの様な目をしていた。
 

「わ、私……。帰りますわ……。」


 フィルテンプは泣きたくて仕方がなかった。
 友達ができると思っていたところでは、一人だけ服装が浮いている上に会長を覇気で吹き飛ばしてしまったのだ。もちろん、友達なんてできなくなるのは当たり前であった。
 フィルテンプが泣きたかった理由は友達ができなくなったこと以前に、自分は手を使わずとも興奮状態で精神不安定な状態にあると気迫のみで敵を近づけることすらできない力を持っていることを知ってしまった恐怖にだった。


「フィルテンプ……。私がお母さんが悪かったのかもしれないわ……。ごめんね、ごめんねフィルテンプ……。」


 その後、フィルテンプは勇者育成会に顔を出すことはなかったという。

 シー・フィルテンプ・ネメシス六世の幼少期時代にフィルテンプが見た自分の怖い一面のお話はここまで……。
 館から外に出ない貴族お嬢様がSSランク勇者になれた理由が本題ですがそれは次に話すとしましょう。

 では、また次回……。

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