パーティー追放されたのでパーティー結成してみたら

永遠ノ宮

パーティー追放されました

「お前はもういらないんだカイン。邪魔だからパーティー追放ということで」


 朝起きてすぐの第一声がこれとは悪夢としか思えなかったが現実逃避したところで現実は現実だ。
 理由を知りたかった俺は聞いてみる。


「俺の何がダメだ?」

「カイン…、君はステータス全般みてもただの雑魚なんだよ。俺達みたいなAランク勇者と今まで来れたことを感謝してくれ、じゃあな」


 理由はごもっともだな、Aランク勇者だけのパーティーに幼馴染権限でEランク勇者が入っていた事自体が奇跡だしな。だが、これからどうすっか…、俺はとりあえず街におりた。
 街におり酒場で酒を飲みながら掲示板を眺めながらどうするかと考えていた時にひらめいた。


「自分でパーティーをつくろう!そしたらなんとかなる!」

「兄ちゃん、そりゃやめときなや。ここらへんはAランク勇者ばかりであんたみたいなチンピラのパーティーなんぞ誰も入らないぞ?」


 酒場の親父…、痛いところをさらりと言いやがった…。
 だが俺は生まれた時から諦めが悪いはずだ!なら、SSランク勇者くらい仲間にしてやるさと意気込み掲示板に貼り紙を貼る。



「仲間求む。募集内容…初心者から可。募集者ランク…Eランク~可」




 ー 次の日 ー
 

「さすがに誰もこねーわな。そんな簡単にSSランク勇者が、パーティーに入れてくだいますか?なんて来たら俺の人生薔薇色黄色ピンク色、お花畑の頭になってもいいくらいだわ」


 コンコンッ…。


「あの、失礼します…。貼り紙見てきました。パーティーに入りたいのですが…いいですか?」

「あ、どうぞって、ほんとに来た。パーティーに入りたいって本当?すごく嬉しいし是非って言いたいのだけど女の子だけど大丈夫?すごく服もヒラヒラで貴族様に近いみたいだけど…」

「あ!そのことでしたら問題ないですよ?私の名前は、シー・フィルテンプ・ネメシス六世です。ネメシス家の六世です。そして、SSランクですわ!」

「なるほどー、ネメシス六世すかー。ふーん。ちょい待てー!一番出てきたらすごいキャラがもうでてきてしまって一瞬で頭の中お花咲いちゃったよ俺の頭の中!それにSSランク?!是非お仲間に!」

「ならば、あなたの名は確か…カインでしたか?カイン、今から私の奴隷になりなさい!」

「はいはい!なりますとも!奴隷にでもなんで…も…?奴隷?!」

「さぁて、これからカインには何をしてもらおうかしら…あれとこれと…、カイン聞いてますの?!」


 あぁ、俺の人生Eランクのまんまで終わるのが落ちですか…。
 出だしでしくじった主人公の気持ちがわかったパーティー活動開始日であった。


「人の話をお聞きなさーい!」

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