未知日々 (ミチヒビ)
始まりの生活
◇始まりの生活◇
小鳥が鳴く朝、光夜は目を覚ました。そして、ふわぁ〜っとアクビをして隣を見た。
「すぅーっ……すぅーっ」……
そこには寝息をたてながら寝ている新がいた。
そして朝7時30分…
新は俺が作った目玉焼きとウインナーを大盛りのご飯と一緒に食べていた。
「うめぇ!!」
「あ、そう」
光夜はそう言う新に相づちをしながら制服に着替えていた。すると新が光夜に尋ねた。
「なぁ?」
「何?」
「昨日から思ってたんだけどさぁ……お前、親は?」
「…………」
しかし光夜は何も言わずカバンを持った。
「じゃあ、留守番たのんだから!」
そして光夜はそう言って玄関のドアを開けて外に出ていった。
〇利鞘通り〇
光夜は家から出た後、歩きながら昨日の事を思い出していた。
すると…
「こ〜〜〜〜〜や〜〜〜〜!」
背後から殺気と声が聞こえ光夜はビクッっ体を震わした。
そしてゆっくりと振り返ると
そこには桜が立っていた。
「あ…………おはー」
「おはようじゃない!!」
そして桜は光夜にそう言いながら近づき、微笑みながら言った。
「ねぇ、今私にここで叩かれるか今日の帰りに私について行く、どっちがいい?」
そして光夜は桜にそう言われて、冷や汗顔を青くさせながら
「……ついて行くの方でいいですか?」
っと言った。
そして桜は、よろしい!っと言って光夜の手を引っ張りながら学校へと走って行った。
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