普通の学校に通うちょっと普通じゃない(性格が)高校生たちの恋愛日常

澪燈

2話

「「ええええええええええ?!」」

…ん?

「だだだだだ誰ですか!」

おぉ…委員長が真っ赤になって慌ててる…

レアだ…

って、違う!

「…誰だ…出てこいよ。まぁ…わかってるが」


「いや〜…面白そうだったからねぇ〜…」

「ご…ごめんね…?大雅くん…」

そう言いながら男女が扉の向こうから出てきた

「り…凛音!先に帰ってと…!」

「えへへぇ〜…ごめんね〜?」

…こいつは琴先凛音(ことさきりんね)

委員長の親友で天然なんだが
こいつの側にいると気が抜けるから
俺は苦手だ

「た…大雅くん…」

…んで、こっちのなよなよしてる
いかにも男の娘ーって感じなのが
赤嵜光(あかさきひかる)

俺の幼馴染でもある

「あー…めんどくせぇ…委員ちょ…「舞姫と呼んで!」…わかったよ」

「ところで帰っていいか?」

「一色くん…返事…」

あぁ…

「わりぃ、恋愛とかめんどくせぇわ」

「……え…?一色…く…」

「んじゃな」

俺は逃げるように教室を飛び出す

…めんどくせぇ

「はぁ…」

「……い…くーん…!」

…あぁ?

「大雅くん!」

「なんだ光か」

「やっと追いついた…」

息切らしながら追いついてきたのは

光だった

「…その、よかったの?」

「なにが?」

「蘇芳さんのこと…」

「…まぁな。俺は恋愛はめんどくせぇよ」

吐き捨てるように言う

「…そっか!」

ったく…

「名前の通りの笑顔しやがって…w」

「…?なんか言った?」

「なんでもねぇよ」

「わぁ!はぅはぅ…嬉しいけどちょっと痛いよぉ」

ちょっと乱暴に頭なでてやった

「…俺は………ん…だ」

「…?」

「いや、なんでもねぇよ。おいてくぞ!」

「待ってよ大雅くんー!」


ーーーーーーーTo be continue…

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