金髪、青目の美人エルフに転生!
第七話 学校 授業編
「今日はバリア系魔法をやろうか」
先生はそう言った。でも、私はやりたくない。魔法の中で一番苦手だから。
入学してから約二ヶ月。私は当然、魔法を途中から始めることになる。
今までやってたのはいいんだけど、そのほかがまずいのだ。だから、五年生として入学する事になった。
ダメだ。どうしてだろう?
私は撃った魔法を先生が作ったマジックミラーで反射させる。それを防ぐんだけど……。
私はそのまま弾き飛ばされて後ろに吹き飛ばされた。
私の攻撃魔法はどんどん上がってるから、ダメージがひどい。
「ソフィア! ちょっと来い!!」
ひゃあ、怖いよ、ミス.タルノフ。
先生の名前はリリア=タルノフ。女の先生だ。
でも、多分、男の先生よりも怖い。本気で、怖いんだ。
「もうちょっと手加減して撃てないか?」
「うーん、手加減すると疲れるんですよ」
すると、先生は自分が撃つから防いでくれだって。怖いんだけどな。
何するのか……。
先生が撃ったのは小さな弱い水球。当たっても濡れる程度の、最弱レベル。
なんとなく、いける気がしてた。
私は、手の甲で弾くように触れた。
やっぱり、それはそのまま先生の方に戻っていった。途中で力が足りなくて、消滅。
「それでいいぞ、ソフィア。お前、いきなり強すぎるんだよ」
「わかりました。先生」
でも、弱く撃とうとしたんだよ? うーん、簡単な事なんだけどなぁ……。
次の時間は剣術。これは、論外だ。まるでダメだった。
とは言っても、相手が悪い。みんな私よりおっきいから、勝とうと思っても出来ない。
そういえば、授業の中の戦いは二人一組なんだけど、私が入ると、全部で十一人。割れない。
そこで、エベリナが三人でやろうといってくれたのだ。今は、もうひとりのサウルとも仲良くなることができた。
ほかは、フェリオスとクララ、レオンとアラーナ、ヴェリとルアンナ、ニコライとナタリアだ。
剣士は、フェリオスとクララ。二人の戦いは、目で追えなかったりする。
私は魔法役だから、はっきり言って出来なくてもいい。
でも、魔力切れが起きた時、何もできないのでは困る。だから、少しくらいできるようにしたい。
そして、エベリナも、回復魔法らしいが、ともかく、武器は苦手だ。
「ソフィア、フェイントに引っかかりすぎだけど、大丈夫?」
「だ、ダメだ……」
大体、お嬢様がやるもんじゃない。ずっと家でお嬢様やってた私には無理だ。
剣術の成績はどうなることやら……。
三時間目に、計算の授業がある。私に計算の授業はいらないのだけれど、それは言ってないし、普通に受けている。
四時間目は、槍。
剣よりいいけど、あまり良くはない。
槍を使うのはレオン。レオンはすごくうまくて、アラーナがどうやって対抗してるのかよくわからない。
私はさっきやっとエベリナから一本とった。苦手だといっても、一個上の相手だし、体格も違うし。
もっと練習しなくては!
ここでお昼休み。私はカバンからお弁当を取り出してとなりのエベリナに声をかける。
「さ、行こう」
「うん」
今日みたいに晴れた日は、ちょこっと日陰になる木の下がいい。そうこうしていると、誰かが増えたりする。
今日は珍しく、大人しいアラーナだった。
「ソフィアは、今週末、暇?」
「えーっと、うん。空いてる」
今日は月曜日。ん、週末、ずいぶん遠いな。
「じゃあ、エベリナ。マリとリリに案内してあげて……」
「りょーかい」
マリとリリとは、誰のことでしょう? やば、気になっちゃうな。
このままだと、全てほったらかしにしてそっち考えそうだ。まだ授業はあるし。気にしない気にしない。
次は歴史だった。
私は社会、武器系はしっかりやらないといけない。知らないから。さて、集中せねば。
最後、六時間目に、種族の授業。これは、前世から知っていたものも多い。
大きく分けて、人間、獣人、精霊、小人、魔族、あとは亜種部類になるらしい。雪女とか、スライム娘とかいるらしい。凄い。会ってみたいなぁ。
そこから、細かく分けていく。人間が、黒人、白人、黄人って、なんじゃこりゃ?! 黄色人種じゃないの?
まあ、そこは私がどうこう言ったところで仕方がない。
獣人が、ケットシー、人狼、竜人、鳥人、人魚、ケンタウロス。
精霊が、ニンフと、私たちエルフ。
小人が、ドワーフとホビット。
魔族はサキュバス、インキュバス、ドラキュラ、ダークエルフ。
これでとりあえずは終了。多すぎでしょ。獣人とか、異常じゃん。
さて、今日の授業もなにもなく終了しました。あったね、バリアの時、ちょっと。まあ、いいや。
地球の学校優しすぎるでしょ。こっち、一日中体育みたいな感じだし。地球生まれには辛いんだけど、実際、体はそうでもない。エルフだもんね。
そういえば、時間割を。
 月    火    水    木     金  土
一 守護 魔法 回復 語学 回復 語学
二 剣術 語学 斧術 守護 槍術 鍛冶か木工
三 計算 弓術 木工 種族 計算 召喚
四 槍術 鍛冶 社会 魔法 社会
五 社会 逃亡 計算 剣術 種族
六 種族 体育 弓術 斧術
っていうか、逃亡って、不思議な授業だ。逃げ方の授業だ。自分より格上の相手とは戦うべきじゃない。逃げるが勝ち! だそう。
守護はバリアとか、盾の使い方とかをやる。
召喚はまだやっていない。みんなが魔法を一属性でも初級を完璧にしないといけないらしい。ルアンナとフェリオス、クララが苦戦中。
あとは……、鍛冶は剣、槍、斧の制作(たまに防具もやったりする)、木工は弓、矢、杖の製作だ。だったら、裁縫もあっていい気もする。別にいいけれど。
これで、あとは「え?」という科目はなくなっただろう。私たちの学校は、やはり地球と全然違うんだね……。
先生はそう言った。でも、私はやりたくない。魔法の中で一番苦手だから。
入学してから約二ヶ月。私は当然、魔法を途中から始めることになる。
今までやってたのはいいんだけど、そのほかがまずいのだ。だから、五年生として入学する事になった。
ダメだ。どうしてだろう?
私は撃った魔法を先生が作ったマジックミラーで反射させる。それを防ぐんだけど……。
私はそのまま弾き飛ばされて後ろに吹き飛ばされた。
私の攻撃魔法はどんどん上がってるから、ダメージがひどい。
「ソフィア! ちょっと来い!!」
ひゃあ、怖いよ、ミス.タルノフ。
先生の名前はリリア=タルノフ。女の先生だ。
でも、多分、男の先生よりも怖い。本気で、怖いんだ。
「もうちょっと手加減して撃てないか?」
「うーん、手加減すると疲れるんですよ」
すると、先生は自分が撃つから防いでくれだって。怖いんだけどな。
何するのか……。
先生が撃ったのは小さな弱い水球。当たっても濡れる程度の、最弱レベル。
なんとなく、いける気がしてた。
私は、手の甲で弾くように触れた。
やっぱり、それはそのまま先生の方に戻っていった。途中で力が足りなくて、消滅。
「それでいいぞ、ソフィア。お前、いきなり強すぎるんだよ」
「わかりました。先生」
でも、弱く撃とうとしたんだよ? うーん、簡単な事なんだけどなぁ……。
次の時間は剣術。これは、論外だ。まるでダメだった。
とは言っても、相手が悪い。みんな私よりおっきいから、勝とうと思っても出来ない。
そういえば、授業の中の戦いは二人一組なんだけど、私が入ると、全部で十一人。割れない。
そこで、エベリナが三人でやろうといってくれたのだ。今は、もうひとりのサウルとも仲良くなることができた。
ほかは、フェリオスとクララ、レオンとアラーナ、ヴェリとルアンナ、ニコライとナタリアだ。
剣士は、フェリオスとクララ。二人の戦いは、目で追えなかったりする。
私は魔法役だから、はっきり言って出来なくてもいい。
でも、魔力切れが起きた時、何もできないのでは困る。だから、少しくらいできるようにしたい。
そして、エベリナも、回復魔法らしいが、ともかく、武器は苦手だ。
「ソフィア、フェイントに引っかかりすぎだけど、大丈夫?」
「だ、ダメだ……」
大体、お嬢様がやるもんじゃない。ずっと家でお嬢様やってた私には無理だ。
剣術の成績はどうなることやら……。
三時間目に、計算の授業がある。私に計算の授業はいらないのだけれど、それは言ってないし、普通に受けている。
四時間目は、槍。
剣よりいいけど、あまり良くはない。
槍を使うのはレオン。レオンはすごくうまくて、アラーナがどうやって対抗してるのかよくわからない。
私はさっきやっとエベリナから一本とった。苦手だといっても、一個上の相手だし、体格も違うし。
もっと練習しなくては!
ここでお昼休み。私はカバンからお弁当を取り出してとなりのエベリナに声をかける。
「さ、行こう」
「うん」
今日みたいに晴れた日は、ちょこっと日陰になる木の下がいい。そうこうしていると、誰かが増えたりする。
今日は珍しく、大人しいアラーナだった。
「ソフィアは、今週末、暇?」
「えーっと、うん。空いてる」
今日は月曜日。ん、週末、ずいぶん遠いな。
「じゃあ、エベリナ。マリとリリに案内してあげて……」
「りょーかい」
マリとリリとは、誰のことでしょう? やば、気になっちゃうな。
このままだと、全てほったらかしにしてそっち考えそうだ。まだ授業はあるし。気にしない気にしない。
次は歴史だった。
私は社会、武器系はしっかりやらないといけない。知らないから。さて、集中せねば。
最後、六時間目に、種族の授業。これは、前世から知っていたものも多い。
大きく分けて、人間、獣人、精霊、小人、魔族、あとは亜種部類になるらしい。雪女とか、スライム娘とかいるらしい。凄い。会ってみたいなぁ。
そこから、細かく分けていく。人間が、黒人、白人、黄人って、なんじゃこりゃ?! 黄色人種じゃないの?
まあ、そこは私がどうこう言ったところで仕方がない。
獣人が、ケットシー、人狼、竜人、鳥人、人魚、ケンタウロス。
精霊が、ニンフと、私たちエルフ。
小人が、ドワーフとホビット。
魔族はサキュバス、インキュバス、ドラキュラ、ダークエルフ。
これでとりあえずは終了。多すぎでしょ。獣人とか、異常じゃん。
さて、今日の授業もなにもなく終了しました。あったね、バリアの時、ちょっと。まあ、いいや。
地球の学校優しすぎるでしょ。こっち、一日中体育みたいな感じだし。地球生まれには辛いんだけど、実際、体はそうでもない。エルフだもんね。
そういえば、時間割を。
 月    火    水    木     金  土
一 守護 魔法 回復 語学 回復 語学
二 剣術 語学 斧術 守護 槍術 鍛冶か木工
三 計算 弓術 木工 種族 計算 召喚
四 槍術 鍛冶 社会 魔法 社会
五 社会 逃亡 計算 剣術 種族
六 種族 体育 弓術 斧術
っていうか、逃亡って、不思議な授業だ。逃げ方の授業だ。自分より格上の相手とは戦うべきじゃない。逃げるが勝ち! だそう。
守護はバリアとか、盾の使い方とかをやる。
召喚はまだやっていない。みんなが魔法を一属性でも初級を完璧にしないといけないらしい。ルアンナとフェリオス、クララが苦戦中。
あとは……、鍛冶は剣、槍、斧の制作(たまに防具もやったりする)、木工は弓、矢、杖の製作だ。だったら、裁縫もあっていい気もする。別にいいけれど。
これで、あとは「え?」という科目はなくなっただろう。私たちの学校は、やはり地球と全然違うんだね……。
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