赤い記憶~リーナが魔王を倒して彼の隣を手に入れるまで~
第69話 魔王城攻略1
朝。起きてすぐ、私は悲鳴をあげそうになった。けれど、魔力が動かせなかった。声は出せず、ただ黙って目の前の状況を見ていた。
黒いローブを纏った人が一人、部屋に立っていた。
「悪いが、君の声は出せない様にしておく。黙って話を聞いて欲しい」
「……ッ!」
「今日……。魔王が動き出す。頼れるのは、君たちだけだ。だから、言っておく」
魔王が、動き出す……! ってことは、ついに、その時がやって来てしまった。魔王戦。出来れば、やりたくなかったな。
私が頷くと、その人は黙って後ろを向く。
「ま、待って!」
「っ! なんだ?」
「敎、えて。貴方、あの時、の?」
「……。そうだ。じゃあ、頼んだぞ」
スゥッと、消えてしまった。私はそっと、息を吐く。そう、魔王が……。みんなに、伝えなきゃ。
妙に、冷静だった。もう、そろそろだろうな、と思っていたからかもしれない。いつかやることだろう、と思っていたからかもしれない。自信が付いたからかもしれない。どれだかは、分からない。
いつものように準備をし、少しだけ早く部屋を出た。
私がみんなにその事を伝えると、みんなは驚いたみたいだった。
ミレがいつもより目を大きくしながら私に訊く。
「え、魔王? 何、今日戦うの?」
「多分。覚悟、してて欲しい」
頷いてくれた。それを見て、とても安心した。少し不安だった。嫌な顔をする人がいるんじゃないか、と。でも、そんな事はなかった。みんな、しっかりと、頷いてくれた。
一人じゃ出来なくても、みんなでちょっとずつやれば出来る。だから、魔王戦も。みんなで戦えば、絶対勝てる。そう、信じてる。だからみんな、お願いだよ。
いつも通り戦場に向かうと、その様子は少し、いや、だいぶおかしかった。
大きなお城が建っている。間違いなく、昨日はなかったものだ。気付かなかっただけ、という事はまずない。王城くらいの大きさがあるから。しかも、無駄に高い塔がある。遠くからだって気付くだろう。
茫然とお城を見上げていると、急に空の色が変わった。雲ひとつない綺麗な青空は、紫になり、やがて真っ赤になった。空が、紅い。夕焼けなんかとは、比べ物にならないくらい、鮮やかな赤。鮮血の様な色をしている。
「ちょっと、なによこれ?! こんなの聞いてないわ! お城も、空も!」
「私も、知らなかったの。一体、何?」
「リーナちゃんも知らないの? 一体、何がしたいんだろ」
ユリアは私の手を握りながら言い、ベルさんは空を見上げながら呟くように言う。周りの兵士も、困惑したように囁き合っている。
なんで、こんなことを? デモンストレーションでもするつもり? ほんと、訳が分からない。
と、急に私とユリアの居る場所が暗くなる。上を見ると……。え!
上から、とても大きな岩が降って来た。私はユリアの手を引いてその場から逃げ出す。
「って、うわああああっ?!」
岩は、地面に着く十メートルくらい上でバラバラに割れた。直径十センチくらいの岩が沢山降ってくる!
それも地面に着く前に割れる。最終的に、私達のもとに着く頃には当たっても痛くないくらい、小石ほどの大きさになっていた。何これ?! ふざけてるの?
周りを見てみると、この場にいる全員が慌て、その後、割れながら降ってくる石に目を奪われている。
「ようこそいらっしゃいました、皆さま」
「!」
「わたくし、魔王の専属メイドを務めさせていただいております、ミリアムと申します」
声の主は……、真っ赤な髪をした女性。背中には大きな蝙蝠の翼、尻尾もある。正式な、長いスカートのメイド服を着ている。口から覗く小さな牙。空と同じ赤い瞳。さらりと長い赤い髪。なるほど、悪魔か。魔王のメイドにはふさわしいな。
彼女は、高い塔のてっぺんから飛び降り、地面に着くと、そっと笑みを浮かべて私たちを見た。
「この城は、魔王のものです。気付いていらっしゃった方も居るでしょう」
「……!」
「つきましては、戦争は一時中断して頂きたいのです」
誰も、何も言わなかった。当然、この状況で、まだ戦争をしようという人なんて、居るはずがない。魔王の逆鱗に触れるかもしれない行動を、誰が出来るだろうか。一晩でこの城を立て、空を赤く染めてしまい、変わった岩を降らせる様な魔王に、怯えるのが当然だろう。
メイドの彼女は私を見て、名前を呼んだ。仕方なく、一歩前に出る。当然のようにユリアが付いて来た。
「魔王は、この城の頂上で皆様をお待ちです。どうぞ、お入り下さい」
「お入り下さいって、あんたねぇ……」
「大丈夫、もちろん、失礼は致しません。少し遊んでいただきたいとは思いますが」
「ちょっと……」
ユリアは私を見てもう一度メイドに目を向けた。どうも、随分とメイドが気に入らないらしい。
私は振り向いてみんなの顔を見る。エティ、ベルさん、ミレ、アンジェラさん、そして、ラザールお兄様。みんな、頷いてくれた。だから。
「みんな、行こう」
魔王は私たちを待っているらしい。だったら、向かわない筈がない。赤魔族のみんなに、約束した。私は、魔王を倒すと。だから。私は、いや、私達は、魔王城に、入る。
一歩足を踏み入れてみると、其処は異様な空間だった。全員が入り終えると同時に扉は閉まり、明かりが付く。
「何よ、これ。趣味悪いわね」
壁と床は……、もともと黒かったみたいだけど、赤黒いペイントがされている。ところどころに、人形なのかな? 頭とか、足とかが落ちている。
趣味が悪いどころの話じゃない。悪魔の家か何かみたいだ。
でも、此処はエントランスらしい。広いし、正面にいかにも『登って下さい』って感じの階段がある。
「登る?」
ベルさんが問う。その問いに、ラザールお兄様が答える。
「扉は開かないみたいだし、登るしかないよ」
恐る恐る、階段に近づいていく。なにが出てくるか分かったもんじゃないから。
階段に一歩足を乗せると……。
「きゃああっ?!」
明かりが一気に消えた。明るさに目が慣れていた分、何も見えなくなる。
でも、それ以上何かあるわけではなく。気をつけながら、急いで階段を上り切った。と、階段の上にあった扉が開く。同時に明かりも付いた。
「なにこれ、お化け屋敷?」
「そんなこと言ってないで、早く行きましょう」
ミレの『お化け屋敷』言葉には同意する。今の、明らかに驚かそうとしてたでしょ。信じられない。って、アンジェラさんが妙に冷静。こういうの得意なのかな。
扉の先は、長い廊下だった。窓の外が見えない。窓が黒く塗られているのだ。明かりが少ししかないから、廊下は暗い。しかも、そのライトが紫色だからとても不気味。その上少し寒い。
急に、バタバタっ、という羽の音が響く。慌てて振り返るけれど、よく見えない。次に聞こえるのは、不気味な笑い声……。だからもう、此処はお化け屋敷じゃないでしょうが!
羽の音や、笑い声。とてもべ棚怖がらせ方。でも、これが結構怖い。みんなで廊下を走る。
「おっと、此処は通さないよ?」
「え……?」
廊下の一番端には、人がいた。くるりと振り返ったその顔は、青色をしていた。
肌が全部、青かった。瞳は赤い色。髪も赤。頭の上には猫耳。人には見えないな。悪魔?
「ふふ、ここを通りたくば、私を倒すが良い!」
私達は一斉に身構えた。それを見て、彼女はそっと口角を上げる。そして。
「じゃーんけーん、ぽい!」
思わず手を出していた。私はグーで、彼女はチョキ。あ、勝っちゃった。
「あー、負けた! 通っていいよ」
「ちょ、ちょっと待って、これで良いの?」
「ん、御嬢にはそう言われてる」
「御嬢?」
「うん、魔王の事。私達の御嬢。ま、そういう訳だから」
いやいや、そういう訳ってどういう訳? なんで此処に来てじゃんけん? 幾らなんでもおかしいって。
私達、戦うつもりだったんだけど? 普通に考えて、それはない。
「ちなみに、私、じゃんけん勝った事ない」
「何がしたいんだ魔王は!」
「んー、遊びたいんじゃない? 友達いないから」
「えっ?」
「あ、いけない、そろそろ怒られるかも。まー、私を傷つけたくなかったのかもね」
「……?」
「結構可愛がられてるんだ。だから。危ない目に遭わせたくなかったのかも」
え……? もしかして、魔王って、そんなに怖くない? いや、そんな風に考えない方がいいか。実際はどうなのか分からないし。でも、彼女の話を聞く限り、あまり……。
「あのー、そろそろ通ってくれない?」
「あ、ごめんごめん」
「んじゃ、頑張って御嬢のところに辿りついてねー!」
彼女の開けた扉を通る。次の部屋は……?
黒いローブを纏った人が一人、部屋に立っていた。
「悪いが、君の声は出せない様にしておく。黙って話を聞いて欲しい」
「……ッ!」
「今日……。魔王が動き出す。頼れるのは、君たちだけだ。だから、言っておく」
魔王が、動き出す……! ってことは、ついに、その時がやって来てしまった。魔王戦。出来れば、やりたくなかったな。
私が頷くと、その人は黙って後ろを向く。
「ま、待って!」
「っ! なんだ?」
「敎、えて。貴方、あの時、の?」
「……。そうだ。じゃあ、頼んだぞ」
スゥッと、消えてしまった。私はそっと、息を吐く。そう、魔王が……。みんなに、伝えなきゃ。
妙に、冷静だった。もう、そろそろだろうな、と思っていたからかもしれない。いつかやることだろう、と思っていたからかもしれない。自信が付いたからかもしれない。どれだかは、分からない。
いつものように準備をし、少しだけ早く部屋を出た。
私がみんなにその事を伝えると、みんなは驚いたみたいだった。
ミレがいつもより目を大きくしながら私に訊く。
「え、魔王? 何、今日戦うの?」
「多分。覚悟、してて欲しい」
頷いてくれた。それを見て、とても安心した。少し不安だった。嫌な顔をする人がいるんじゃないか、と。でも、そんな事はなかった。みんな、しっかりと、頷いてくれた。
一人じゃ出来なくても、みんなでちょっとずつやれば出来る。だから、魔王戦も。みんなで戦えば、絶対勝てる。そう、信じてる。だからみんな、お願いだよ。
いつも通り戦場に向かうと、その様子は少し、いや、だいぶおかしかった。
大きなお城が建っている。間違いなく、昨日はなかったものだ。気付かなかっただけ、という事はまずない。王城くらいの大きさがあるから。しかも、無駄に高い塔がある。遠くからだって気付くだろう。
茫然とお城を見上げていると、急に空の色が変わった。雲ひとつない綺麗な青空は、紫になり、やがて真っ赤になった。空が、紅い。夕焼けなんかとは、比べ物にならないくらい、鮮やかな赤。鮮血の様な色をしている。
「ちょっと、なによこれ?! こんなの聞いてないわ! お城も、空も!」
「私も、知らなかったの。一体、何?」
「リーナちゃんも知らないの? 一体、何がしたいんだろ」
ユリアは私の手を握りながら言い、ベルさんは空を見上げながら呟くように言う。周りの兵士も、困惑したように囁き合っている。
なんで、こんなことを? デモンストレーションでもするつもり? ほんと、訳が分からない。
と、急に私とユリアの居る場所が暗くなる。上を見ると……。え!
上から、とても大きな岩が降って来た。私はユリアの手を引いてその場から逃げ出す。
「って、うわああああっ?!」
岩は、地面に着く十メートルくらい上でバラバラに割れた。直径十センチくらいの岩が沢山降ってくる!
それも地面に着く前に割れる。最終的に、私達のもとに着く頃には当たっても痛くないくらい、小石ほどの大きさになっていた。何これ?! ふざけてるの?
周りを見てみると、この場にいる全員が慌て、その後、割れながら降ってくる石に目を奪われている。
「ようこそいらっしゃいました、皆さま」
「!」
「わたくし、魔王の専属メイドを務めさせていただいております、ミリアムと申します」
声の主は……、真っ赤な髪をした女性。背中には大きな蝙蝠の翼、尻尾もある。正式な、長いスカートのメイド服を着ている。口から覗く小さな牙。空と同じ赤い瞳。さらりと長い赤い髪。なるほど、悪魔か。魔王のメイドにはふさわしいな。
彼女は、高い塔のてっぺんから飛び降り、地面に着くと、そっと笑みを浮かべて私たちを見た。
「この城は、魔王のものです。気付いていらっしゃった方も居るでしょう」
「……!」
「つきましては、戦争は一時中断して頂きたいのです」
誰も、何も言わなかった。当然、この状況で、まだ戦争をしようという人なんて、居るはずがない。魔王の逆鱗に触れるかもしれない行動を、誰が出来るだろうか。一晩でこの城を立て、空を赤く染めてしまい、変わった岩を降らせる様な魔王に、怯えるのが当然だろう。
メイドの彼女は私を見て、名前を呼んだ。仕方なく、一歩前に出る。当然のようにユリアが付いて来た。
「魔王は、この城の頂上で皆様をお待ちです。どうぞ、お入り下さい」
「お入り下さいって、あんたねぇ……」
「大丈夫、もちろん、失礼は致しません。少し遊んでいただきたいとは思いますが」
「ちょっと……」
ユリアは私を見てもう一度メイドに目を向けた。どうも、随分とメイドが気に入らないらしい。
私は振り向いてみんなの顔を見る。エティ、ベルさん、ミレ、アンジェラさん、そして、ラザールお兄様。みんな、頷いてくれた。だから。
「みんな、行こう」
魔王は私たちを待っているらしい。だったら、向かわない筈がない。赤魔族のみんなに、約束した。私は、魔王を倒すと。だから。私は、いや、私達は、魔王城に、入る。
一歩足を踏み入れてみると、其処は異様な空間だった。全員が入り終えると同時に扉は閉まり、明かりが付く。
「何よ、これ。趣味悪いわね」
壁と床は……、もともと黒かったみたいだけど、赤黒いペイントがされている。ところどころに、人形なのかな? 頭とか、足とかが落ちている。
趣味が悪いどころの話じゃない。悪魔の家か何かみたいだ。
でも、此処はエントランスらしい。広いし、正面にいかにも『登って下さい』って感じの階段がある。
「登る?」
ベルさんが問う。その問いに、ラザールお兄様が答える。
「扉は開かないみたいだし、登るしかないよ」
恐る恐る、階段に近づいていく。なにが出てくるか分かったもんじゃないから。
階段に一歩足を乗せると……。
「きゃああっ?!」
明かりが一気に消えた。明るさに目が慣れていた分、何も見えなくなる。
でも、それ以上何かあるわけではなく。気をつけながら、急いで階段を上り切った。と、階段の上にあった扉が開く。同時に明かりも付いた。
「なにこれ、お化け屋敷?」
「そんなこと言ってないで、早く行きましょう」
ミレの『お化け屋敷』言葉には同意する。今の、明らかに驚かそうとしてたでしょ。信じられない。って、アンジェラさんが妙に冷静。こういうの得意なのかな。
扉の先は、長い廊下だった。窓の外が見えない。窓が黒く塗られているのだ。明かりが少ししかないから、廊下は暗い。しかも、そのライトが紫色だからとても不気味。その上少し寒い。
急に、バタバタっ、という羽の音が響く。慌てて振り返るけれど、よく見えない。次に聞こえるのは、不気味な笑い声……。だからもう、此処はお化け屋敷じゃないでしょうが!
羽の音や、笑い声。とてもべ棚怖がらせ方。でも、これが結構怖い。みんなで廊下を走る。
「おっと、此処は通さないよ?」
「え……?」
廊下の一番端には、人がいた。くるりと振り返ったその顔は、青色をしていた。
肌が全部、青かった。瞳は赤い色。髪も赤。頭の上には猫耳。人には見えないな。悪魔?
「ふふ、ここを通りたくば、私を倒すが良い!」
私達は一斉に身構えた。それを見て、彼女はそっと口角を上げる。そして。
「じゃーんけーん、ぽい!」
思わず手を出していた。私はグーで、彼女はチョキ。あ、勝っちゃった。
「あー、負けた! 通っていいよ」
「ちょ、ちょっと待って、これで良いの?」
「ん、御嬢にはそう言われてる」
「御嬢?」
「うん、魔王の事。私達の御嬢。ま、そういう訳だから」
いやいや、そういう訳ってどういう訳? なんで此処に来てじゃんけん? 幾らなんでもおかしいって。
私達、戦うつもりだったんだけど? 普通に考えて、それはない。
「ちなみに、私、じゃんけん勝った事ない」
「何がしたいんだ魔王は!」
「んー、遊びたいんじゃない? 友達いないから」
「えっ?」
「あ、いけない、そろそろ怒られるかも。まー、私を傷つけたくなかったのかもね」
「……?」
「結構可愛がられてるんだ。だから。危ない目に遭わせたくなかったのかも」
え……? もしかして、魔王って、そんなに怖くない? いや、そんな風に考えない方がいいか。実際はどうなのか分からないし。でも、彼女の話を聞く限り、あまり……。
「あのー、そろそろ通ってくれない?」
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