ワルフラーン ~廃れし神話
魔王たる男の意地
時間にして一時間。長い時間掛かった金比羅船々は、遂に決着を迎えた。
結果は………………半ば意識を失っていたアルドによる、粘り勝ちだった。
最終的に曲の速度は従来の五倍以上に跳ね上がり、ワドフでさえ追いつくだけでやっとの境地、そもそもまともに弾けている事自体おかしいがそれは置いといて、考えて動いていては遅すぎる程に昇華していた。それに対してアルドは反射だけで行動し、真の無念無想の境地に至った。
両者共に追いつくのがやっとだった為、会話など一言も無かった。そんな余裕は無かった。その末にようやく、アルドが勝利した。ただし、あまりにも犠牲を払い過ぎた。
「…………ふう。まさか私が、負けてしまうとは。流石はアルドさんですね!」
「…………」
「アルドさん?」
顔を覗き込むと、彼の意識は完全に失われていた。ちょんと頭を突いてやると、ぐらりと身体が揺れて、そのまま台の上に突っ伏した。台をどかして、彼の頭を自身の膝に乗せると、彼の表情が少しだけ和らぐ。頭を撫でていると、今度は静かな寝息を立て始めた。彼も、疲労が限界に達していたのだ。自分としては何気ない誘いだったが、それが彼からすれば、精神を極限まで追い詰めうるものだったらしい。遊郭は客の疲れを取る場所でもあるので、そういう意味では、遊女として失格である。
「…………ゆっくり、寝て下さいね」
今なら分かる。遊女として色々な客を見てきた今ならば。ここで疲れを癒しても、彼は遠くない未来に倒れていた。彼の背負う疲労は、たかだか遊女一人如きでどうにか出来るものじゃない。そもそも彼は、心から休みたいと思っていないのだ。何があったのかは知らないが、彼は起こりうる全ての罪過を自分のせいと思う様になっていた。そんな自分に休む権利などないとも思っている。口ではどう言ったって身体は正直だ。嘘を吐かないし、吐けない。表面上は休んでいても、彼の筋肉は全然休んでいない。柔軟ではあるが、この凝り方は尋常ではない。
本名を明かさない方が良かっただろうか。
静雲として接していた時は、彼は本当に休めていた様な気がする。そう思ったら、わざわざ自分がワドフだと明かしたのは悪手であった。これでは休むというのも、表面上はという前置きが必要になってしまう。
そういえば、アルドは何処で生活しているのだろうか。ここで一夜を過ごさせるのも悪くないが、それだと彼が勝利した意味を無碍にしてしまう。出来れば宿泊先に返しておきたいのだが、ヒデアキが来ないとそれも無理だ。
「戻ったぞ。悪いな、静雲。アルドの世話をしてもらって」
そう思っていた矢先、不審な足取りでヒデアキが入ってきた。酔いが醒めたにしては明らかに早すぎるので、それ程酔っていなかったのだろう。部屋を出たのは、単純にアルドと自分を二人きりにする為に違いない。有難い事にヒデアキにはとても気に入ってもらっているので、そうでもなければ彼が席を外すとは思えない。
「いえ、気にしいひんでください。所でお聞きしたいんどすけど、アルドはんが泊っとる場所、何処か分かるんどすか?」
「……心当たりはないでもない。何だ、寝てしまったのか?」
「…………あんたも悪い人どすな。こうなる事は、元々わかっとったんでしょう?」
「ふ、流石は静雲だな。余の狙いも直ぐにお見通しという訳か。見込んだだけの事はある」
「おおきに。ほな、アルドはんのことは任せてもええどすか?」
「言われるまでもない。霧代アルドは余の数少なき朋だ。此度のお座敷遊びで、貴様も疲れただろう。余が去ろうともますます遊郭は忙しくなるであろうが、程々にな」
「……ほな、さいなら」
「うむ」
ヒデアキは自身の身の丈以上もあるアルドをひょいと抱えて、そのまま部屋を後にした。両手が塞がっているのにどうやって料金を払うのか気になったが、彼の事だ。後で家臣を遣わせて払うのだろうと。容易に想像がついた。
ワドフは閉じられた障子に向かって、深々と頭を下げた。
彼女と出会ったのは、お忍びで下町の遊郭を出歩いていた時の事だった。何故か道端に倒れていて、その異邦人である事を前面に出した格好には、如何に盗賊と言えども手を出さず、ヒデアキが見つけた時、彼女は野良犬に囲まれていた。見ず知らずの格好とあればヒデアキも無視したかもしれないが、何故かその服……正確には、その素材に見覚えがあり、気まぐれに助けた所、何とアルドと同じ大陸の出身だと言うではないか。
己が故郷の未練を断ち切るべく赴いた友に、兼ねてから手助けをしたいとヒデアキは思っていた。しかし彼は頑としてそれを拒否したので、その思いはずっと心の中で消化不良を起こしていた。しかし彼女と出会った事で、ふと、消化不良を起こして、一種の化石となっていた思いが掘り起こされたのだ。
彼女を助ける事が、友への助けになるのではないかと。
幸いにも、女性であれば直ぐに入る事が出来る職業がある。それが遊郭だった。将軍命令という事で通せばそれくらいの事は訳ない。彼女の所属する現屋の主人とは、古くからの仲だったのもそれを可能にした要因の一つだ。結果、彼女は他の遊女と比べても遜色ない、それどころか他の遊女に物事を教えるくらいに成長した。それもたった数年で(尚、飽くまでジバル準拠である。五大陸とジバルでは、時間の数え方が違うのだ)。
友がもう戻ってこないとあればそれも無駄に終わったが、こうして友を助ける事が出来て、ヒデアキは嬉しく思っていた。滞在、というのが引っかかるが、いずれは彼も自分の家臣に加わってくれるだろう。いずれ、というのは、彼が断ち切るべき未練が全て断ち切られたらという意味である。
やがて戻ってきたのは、天森白鏡流道場の前。彼の宿泊先は知らないが、どうせここに決まっている。門が締まっていたらその前で置き去りにする予定だったが、不用心にも開いていた。
「入るぞ」
当然だが、道場には誰も居ない。妙に歴史の蓄積された建物には、まるで古寺の幽寂な境内の如き静けさが覆っていた。大声を出せばそれなりに響きそうではあるが、幾ら将軍と言えども無礼である。アルドは道場の中央にでも置いといて、自分は大人しく退散した方が賢明であろう。これ以上何処かへ行っていたら、キリュウにお忍びで遊郭へ行った事がバレてしまう。
「……それではな、アルド。貴様の人生に、数多くの幸福があらん事を。異教の教えとはいえ、貴様に向けるには、悪くない言葉だな」
踵の返された足音を聞いても、アルドが起き上がる事は無かった。
夢を見る事が出来ていれば、どれだけ良かったのかも分からない。アルドは夢の一つも見ないで、深い眠りについていた。いや、もしかしたら夢は見ていたのかもしれない。けれどもそれは、あまりに色が無かった。
深海。一言で言えばそうなる。体の沈むこの感覚は、息すら吐けぬこの息苦しさは、まるで深海に沈んだ死体である。
アルドは死んでいた。彼は生きてなどいなかった。己の存在を証明しようと試みているだけの、過去の遺物に過ぎなかった。記憶の残滓に過ぎなかった。けれども彼には、それを認め、大人しく過去へと追いやられる気持ちは無かった。この世界をおかしくしてしまった罪過を背負い、永久に忘却の彼方で膝を突くつもりは無かった。
彼には大切な人が居た。自分を引っ張ってくれるような大切な人が居た。これ程に罪深い身体でも、確かに救えた者達が居たのだ。その者達を傷つけない為にも、今までアルドは生きていた。今までアルドは抗ってきた。何度も限界を超えて、遂に絶対正義すらも覆して。
段々、自分が薄れていくのを感じる。ひょっとしたら、自分も行き着く先は執行者となってしまうのかもしれない。執行者とは大罪を犯した者の呼称。
『剣』の執行者は武器という文明を破壊した。それ故に執行者。
『死』の執行者は終わりという概念を破壊した。それ故に執行者。
であればアルドは。アルド・クウィンツは。何と呼ぶ。世界の均衡を崩すようなものは破壊していない。であれば、何と呼ぶ。誰が何と名づける。
……もしもここに、初代『勝利』であるエイン・ランドが居れば、彼はきっとこう言っただろう。
脱せられる状況も脱さず、自ら底なし沼に身体を沈めていくその様は、さながら罪を償う者の様であると。救いを願いながら求める事をせず、報われる事を願いながら不幸を背負う事を望む。誰よりも平和を愛しながら、誰よりも闘争の中でしか価値を見出せない男。即ち―――
『救』の贖罪者。
結果は………………半ば意識を失っていたアルドによる、粘り勝ちだった。
最終的に曲の速度は従来の五倍以上に跳ね上がり、ワドフでさえ追いつくだけでやっとの境地、そもそもまともに弾けている事自体おかしいがそれは置いといて、考えて動いていては遅すぎる程に昇華していた。それに対してアルドは反射だけで行動し、真の無念無想の境地に至った。
両者共に追いつくのがやっとだった為、会話など一言も無かった。そんな余裕は無かった。その末にようやく、アルドが勝利した。ただし、あまりにも犠牲を払い過ぎた。
「…………ふう。まさか私が、負けてしまうとは。流石はアルドさんですね!」
「…………」
「アルドさん?」
顔を覗き込むと、彼の意識は完全に失われていた。ちょんと頭を突いてやると、ぐらりと身体が揺れて、そのまま台の上に突っ伏した。台をどかして、彼の頭を自身の膝に乗せると、彼の表情が少しだけ和らぐ。頭を撫でていると、今度は静かな寝息を立て始めた。彼も、疲労が限界に達していたのだ。自分としては何気ない誘いだったが、それが彼からすれば、精神を極限まで追い詰めうるものだったらしい。遊郭は客の疲れを取る場所でもあるので、そういう意味では、遊女として失格である。
「…………ゆっくり、寝て下さいね」
今なら分かる。遊女として色々な客を見てきた今ならば。ここで疲れを癒しても、彼は遠くない未来に倒れていた。彼の背負う疲労は、たかだか遊女一人如きでどうにか出来るものじゃない。そもそも彼は、心から休みたいと思っていないのだ。何があったのかは知らないが、彼は起こりうる全ての罪過を自分のせいと思う様になっていた。そんな自分に休む権利などないとも思っている。口ではどう言ったって身体は正直だ。嘘を吐かないし、吐けない。表面上は休んでいても、彼の筋肉は全然休んでいない。柔軟ではあるが、この凝り方は尋常ではない。
本名を明かさない方が良かっただろうか。
静雲として接していた時は、彼は本当に休めていた様な気がする。そう思ったら、わざわざ自分がワドフだと明かしたのは悪手であった。これでは休むというのも、表面上はという前置きが必要になってしまう。
そういえば、アルドは何処で生活しているのだろうか。ここで一夜を過ごさせるのも悪くないが、それだと彼が勝利した意味を無碍にしてしまう。出来れば宿泊先に返しておきたいのだが、ヒデアキが来ないとそれも無理だ。
「戻ったぞ。悪いな、静雲。アルドの世話をしてもらって」
そう思っていた矢先、不審な足取りでヒデアキが入ってきた。酔いが醒めたにしては明らかに早すぎるので、それ程酔っていなかったのだろう。部屋を出たのは、単純にアルドと自分を二人きりにする為に違いない。有難い事にヒデアキにはとても気に入ってもらっているので、そうでもなければ彼が席を外すとは思えない。
「いえ、気にしいひんでください。所でお聞きしたいんどすけど、アルドはんが泊っとる場所、何処か分かるんどすか?」
「……心当たりはないでもない。何だ、寝てしまったのか?」
「…………あんたも悪い人どすな。こうなる事は、元々わかっとったんでしょう?」
「ふ、流石は静雲だな。余の狙いも直ぐにお見通しという訳か。見込んだだけの事はある」
「おおきに。ほな、アルドはんのことは任せてもええどすか?」
「言われるまでもない。霧代アルドは余の数少なき朋だ。此度のお座敷遊びで、貴様も疲れただろう。余が去ろうともますます遊郭は忙しくなるであろうが、程々にな」
「……ほな、さいなら」
「うむ」
ヒデアキは自身の身の丈以上もあるアルドをひょいと抱えて、そのまま部屋を後にした。両手が塞がっているのにどうやって料金を払うのか気になったが、彼の事だ。後で家臣を遣わせて払うのだろうと。容易に想像がついた。
ワドフは閉じられた障子に向かって、深々と頭を下げた。
彼女と出会ったのは、お忍びで下町の遊郭を出歩いていた時の事だった。何故か道端に倒れていて、その異邦人である事を前面に出した格好には、如何に盗賊と言えども手を出さず、ヒデアキが見つけた時、彼女は野良犬に囲まれていた。見ず知らずの格好とあればヒデアキも無視したかもしれないが、何故かその服……正確には、その素材に見覚えがあり、気まぐれに助けた所、何とアルドと同じ大陸の出身だと言うではないか。
己が故郷の未練を断ち切るべく赴いた友に、兼ねてから手助けをしたいとヒデアキは思っていた。しかし彼は頑としてそれを拒否したので、その思いはずっと心の中で消化不良を起こしていた。しかし彼女と出会った事で、ふと、消化不良を起こして、一種の化石となっていた思いが掘り起こされたのだ。
彼女を助ける事が、友への助けになるのではないかと。
幸いにも、女性であれば直ぐに入る事が出来る職業がある。それが遊郭だった。将軍命令という事で通せばそれくらいの事は訳ない。彼女の所属する現屋の主人とは、古くからの仲だったのもそれを可能にした要因の一つだ。結果、彼女は他の遊女と比べても遜色ない、それどころか他の遊女に物事を教えるくらいに成長した。それもたった数年で(尚、飽くまでジバル準拠である。五大陸とジバルでは、時間の数え方が違うのだ)。
友がもう戻ってこないとあればそれも無駄に終わったが、こうして友を助ける事が出来て、ヒデアキは嬉しく思っていた。滞在、というのが引っかかるが、いずれは彼も自分の家臣に加わってくれるだろう。いずれ、というのは、彼が断ち切るべき未練が全て断ち切られたらという意味である。
やがて戻ってきたのは、天森白鏡流道場の前。彼の宿泊先は知らないが、どうせここに決まっている。門が締まっていたらその前で置き去りにする予定だったが、不用心にも開いていた。
「入るぞ」
当然だが、道場には誰も居ない。妙に歴史の蓄積された建物には、まるで古寺の幽寂な境内の如き静けさが覆っていた。大声を出せばそれなりに響きそうではあるが、幾ら将軍と言えども無礼である。アルドは道場の中央にでも置いといて、自分は大人しく退散した方が賢明であろう。これ以上何処かへ行っていたら、キリュウにお忍びで遊郭へ行った事がバレてしまう。
「……それではな、アルド。貴様の人生に、数多くの幸福があらん事を。異教の教えとはいえ、貴様に向けるには、悪くない言葉だな」
踵の返された足音を聞いても、アルドが起き上がる事は無かった。
夢を見る事が出来ていれば、どれだけ良かったのかも分からない。アルドは夢の一つも見ないで、深い眠りについていた。いや、もしかしたら夢は見ていたのかもしれない。けれどもそれは、あまりに色が無かった。
深海。一言で言えばそうなる。体の沈むこの感覚は、息すら吐けぬこの息苦しさは、まるで深海に沈んだ死体である。
アルドは死んでいた。彼は生きてなどいなかった。己の存在を証明しようと試みているだけの、過去の遺物に過ぎなかった。記憶の残滓に過ぎなかった。けれども彼には、それを認め、大人しく過去へと追いやられる気持ちは無かった。この世界をおかしくしてしまった罪過を背負い、永久に忘却の彼方で膝を突くつもりは無かった。
彼には大切な人が居た。自分を引っ張ってくれるような大切な人が居た。これ程に罪深い身体でも、確かに救えた者達が居たのだ。その者達を傷つけない為にも、今までアルドは生きていた。今までアルドは抗ってきた。何度も限界を超えて、遂に絶対正義すらも覆して。
段々、自分が薄れていくのを感じる。ひょっとしたら、自分も行き着く先は執行者となってしまうのかもしれない。執行者とは大罪を犯した者の呼称。
『剣』の執行者は武器という文明を破壊した。それ故に執行者。
『死』の執行者は終わりという概念を破壊した。それ故に執行者。
であればアルドは。アルド・クウィンツは。何と呼ぶ。世界の均衡を崩すようなものは破壊していない。であれば、何と呼ぶ。誰が何と名づける。
……もしもここに、初代『勝利』であるエイン・ランドが居れば、彼はきっとこう言っただろう。
脱せられる状況も脱さず、自ら底なし沼に身体を沈めていくその様は、さながら罪を償う者の様であると。救いを願いながら求める事をせず、報われる事を願いながら不幸を背負う事を望む。誰よりも平和を愛しながら、誰よりも闘争の中でしか価値を見出せない男。即ち―――
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