転生したら解体師のスキルを貰ったので魔王を解体したら英雄になってしまった!
第26話 ? … !?
あたりはすっかり暗くなり、どこからか狼のようなこえが聞こえてくる。
早速俺は、広場の北にあるベンチへと向かった。
そこは、懐かしの場所だった。
そういえば俺がこの世界に来た時もここだったな。
よし。
「メタモルフォーゼ、コーモスト!」
俺はコーモストに変身し、ベンチの横にある街灯の柱にひっそりと止まった。
しばらくすると、赤っぽい色の半袖半ズボンの軽装をした兵士達がやってきた。
「いやー、まさか途中で会うとはなぁ…。」
「俺もびっくりしたよ!早速行くとするか。」
彼らの足取りは軽く、なんの迷いもない。
こんな夜中に動くんだから相当悪いことしてるよね。
俺は後をつけていった。
…。
着いた場所は、小さな洞窟。
しかし、明らかに人工的な木のドアがあった。
その中へと進んで行く。
そこには、大きな池があり、その周りを囲うようにテーブルや椅子が並べられている。
かなり高めの天井には所々に松明がさしてあった。
そしてすごくアルコール臭い。
テーブルの上には、散乱した食器がある。
それをせっせとスーツ姿の男が片付け、どこかへ持っていく。
そしてまた新しい酒と料理が出てくる。
ここは一体なんのためにあるのだろう。
不思議だ。
特に二色の色の服が目立っていた。
赤色の服。青色の服。
そう、赤色の服はアラカリス。
青色の服はサラレーナ。
なんとそこには2つの軍が混在する秘密のバーだったのだ。
俺は中心にあった池に近づいた。
そこには美しい月の光が当たりなんとも言えない幻想的な雰囲気が漂っていた。
ん…?まてよ…。月の元に集まりし2人の王の使者…?
月の元はここか?!
2人の王の使者ということはこのバーの状態のことを指している?!
俺は直ちにスキャンをした。
微かではあるが、ところどころに魔力を感じる部分がある。
コーモストの飛行能力で、その場所へと近づく。
微量ながらなんらかのエネルギーを発する魔力を早速分析した。
爆発魔法Lv.5
特定の範囲を爆発させる魔法。レベル4以降は時限式にもできる。
…?!?!
これだ!
やつはここを爆破し、この戦争をさらに悪化させようとしている…?
これはまずい!早速王様に報告しなければいけない。
俺は全速力でその場を後にした。
ーーーーーーーーー
ん、んんんん…。
私は目が覚めると暗くてジメッとした狭い部屋にいた。
(こ、ここは…。どこなの?)
頭がクラクラする。
確か、へんなピエロのような人にさらわれて…。
そこからの記憶が全くない。
「お?眼が覚めたようだね。はじめまして。ミアさん。」
「なんで私の名前を…!」
「彼に関することは全て調べているつもりです。そうなってくるとあなたのことも調べざるを得ませんからねぇ。」
「あなたは、一体誰なんですか!」
「僕ですか…。あなたと一緒にいる人と似たようなもんです。」
「しゅんさんは、人を誘拐したりなんかしない!」
「人?ぁぁそうだ。確かにあなたは人でもある。そして、彼を呼び出す餌でもある。
そして…。神の血を引く者でもあるんだよ。」
「何を言っているんですか!私は神のなんとかでもない!餌でもありま…せん…。」
「やっと自分が置かれた立場を理解したか。まぁいい彼がここを特定して攻め入ってくるのも時間の問題だろう。」
(私のことなんかいいから…。お願いだからこないでほしい…。私のせいで、しゅんさんが犠牲になるなんて…。)
その瞬間、私の脳内に何かが話しかけてきた。
(彼は自分を犠牲にするつもりは無いと思います。この私が保証しましょう!)
(だ、誰?!)
(彼を異世界[ここ]へ連れてきた者です。)
〜〜〜〜〜〜
次の投稿は早いです。
早速俺は、広場の北にあるベンチへと向かった。
そこは、懐かしの場所だった。
そういえば俺がこの世界に来た時もここだったな。
よし。
「メタモルフォーゼ、コーモスト!」
俺はコーモストに変身し、ベンチの横にある街灯の柱にひっそりと止まった。
しばらくすると、赤っぽい色の半袖半ズボンの軽装をした兵士達がやってきた。
「いやー、まさか途中で会うとはなぁ…。」
「俺もびっくりしたよ!早速行くとするか。」
彼らの足取りは軽く、なんの迷いもない。
こんな夜中に動くんだから相当悪いことしてるよね。
俺は後をつけていった。
…。
着いた場所は、小さな洞窟。
しかし、明らかに人工的な木のドアがあった。
その中へと進んで行く。
そこには、大きな池があり、その周りを囲うようにテーブルや椅子が並べられている。
かなり高めの天井には所々に松明がさしてあった。
そしてすごくアルコール臭い。
テーブルの上には、散乱した食器がある。
それをせっせとスーツ姿の男が片付け、どこかへ持っていく。
そしてまた新しい酒と料理が出てくる。
ここは一体なんのためにあるのだろう。
不思議だ。
特に二色の色の服が目立っていた。
赤色の服。青色の服。
そう、赤色の服はアラカリス。
青色の服はサラレーナ。
なんとそこには2つの軍が混在する秘密のバーだったのだ。
俺は中心にあった池に近づいた。
そこには美しい月の光が当たりなんとも言えない幻想的な雰囲気が漂っていた。
ん…?まてよ…。月の元に集まりし2人の王の使者…?
月の元はここか?!
2人の王の使者ということはこのバーの状態のことを指している?!
俺は直ちにスキャンをした。
微かではあるが、ところどころに魔力を感じる部分がある。
コーモストの飛行能力で、その場所へと近づく。
微量ながらなんらかのエネルギーを発する魔力を早速分析した。
爆発魔法Lv.5
特定の範囲を爆発させる魔法。レベル4以降は時限式にもできる。
…?!?!
これだ!
やつはここを爆破し、この戦争をさらに悪化させようとしている…?
これはまずい!早速王様に報告しなければいけない。
俺は全速力でその場を後にした。
ーーーーーーーーー
ん、んんんん…。
私は目が覚めると暗くてジメッとした狭い部屋にいた。
(こ、ここは…。どこなの?)
頭がクラクラする。
確か、へんなピエロのような人にさらわれて…。
そこからの記憶が全くない。
「お?眼が覚めたようだね。はじめまして。ミアさん。」
「なんで私の名前を…!」
「彼に関することは全て調べているつもりです。そうなってくるとあなたのことも調べざるを得ませんからねぇ。」
「あなたは、一体誰なんですか!」
「僕ですか…。あなたと一緒にいる人と似たようなもんです。」
「しゅんさんは、人を誘拐したりなんかしない!」
「人?ぁぁそうだ。確かにあなたは人でもある。そして、彼を呼び出す餌でもある。
そして…。神の血を引く者でもあるんだよ。」
「何を言っているんですか!私は神のなんとかでもない!餌でもありま…せん…。」
「やっと自分が置かれた立場を理解したか。まぁいい彼がここを特定して攻め入ってくるのも時間の問題だろう。」
(私のことなんかいいから…。お願いだからこないでほしい…。私のせいで、しゅんさんが犠牲になるなんて…。)
その瞬間、私の脳内に何かが話しかけてきた。
(彼は自分を犠牲にするつもりは無いと思います。この私が保証しましょう!)
(だ、誰?!)
(彼を異世界[ここ]へ連れてきた者です。)
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次の投稿は早いです。
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