異世界王政〜Four piece stories〜

桜井ギル

お正月特別編 後編

コレはお正月特別編 後編です。前編をまだ見ていない場合はそちらから






暁人「おみくじを引きましょう」


アリスティル「……おみくじ?」


暁人「今年の運試しのくじ引きです。」


暁人「これを振ってこの小さな穴から棒を出してください」


アリスティル「ええ」



ーカラッカラッカラッ



アリスティル「……八十四」


暁人「では引き返しますね……どうぞ」


アリスティル「………吉?」


暁人「おお、なかなか良いですね。2番目にいいです。」


アリスティル「へぇ」



おみくじの結果、スピアは小吉、フランチェスカさんはアリスティルと同じ吉。


俺はと言うと…



暁人「……………………凶」



俺は目を疑ったがそれは真実であった。急いで紐に結んだ。



暁人「これでよし、っと」


アリスティル「………?」


暁人「これは、おみくじの運勢が悪い時に結ぶんです。…ああ、3人はそのまま持っていてください。そういうルールなので」



今年は凶……


何も起こらないといいけど



?「あ、アリスティル!?」


アリスティル「………!!その声まさか!」



それは俺にも見覚えのある顔だった。



ローレンツ「よっ!お前らも来てたのか」


アリスティル「なんでいるのよ」


ローレンツ「俺らはこれが毎年恒例行事。クソ親父の命令でこうやって初詣してるんだよ」


ローレンツ「……向こうにアイツらもいるけど会ってく?」


アリスティル「……………遠慮するわ」


ローレンツ「まあそう言わずに、会ってけよ」



ローレンツはアリスティルさんの腕を掴み強く引っ張る。



アリスティル「……!やめて、嫌嫌!」


アリスティル「助けてスピア、フランチェスカ!」


フランチェスカ「向こうに店があるみたい。食べ物が売ってるのかな?私お腹すいちゃった」


スピア「………うぷっ。気持ち悪い、トイレ…………でも主が……………うぅ」


暁人「ああはいはい。トイレはあっちです。場所分からなくなるかもなので着いていきますよ」


アリスティル「この、薄情者ぉぉおおおおおおおおおおおおお!(主にフランチェスカ)」






投稿遅れましたが新年明けましておめでとうございます(*>ω<*)♡


今年も「異世界王政」をよろしくお願い致します!




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