戦力より戦略。
初めては年関係ないよね!
「遅くなってごめんな」
「ううん、大丈夫……。リブレさんが無事ならそれでいいんだよ……」
いい子!
「うぅー、よし!」
プリンセは俺にぐりぐりと頭をこすりつけた後にパッと離れる。
「リブレさん、疲れてるよね……? とりあえずは寝たほうがいいよ」
「そうだな……。寝かせてもらえればありがたいかな」
家に帰り着いてドッと疲れがきた。
「わかった……。いつ起こしたらいい……?」
「うーん、俺が起きたい時に起きたいかな。起きるまでは寝かせてもらえれば……」
「うん、わかった。じゃあ、おやすみなさい」
ベッドに入るまで見送ってくれてからまだ昼なのでカーテンを閉めてから出ていく。
ありがたい……。
もう……、限界……、だ……。
「リブレさーん、さすがにもう起きてー。もう1日も寝てるよー」
そんなに寝てるのか。
「まだ眠い……」
「もう起きなきゃだよー」
「あと5分だけー……」
「だーめ、早く起きないと……、どうなるの?」
いや知らねーよ。
思いつかんのかい。
心の中でツッコみながらまだ起きない。
「んーと、じゃあ、起きなかったら、チュウしちゃうよ?」
むしろカモンだ!
俺は気合を入れて寝る。
気合い入れたら寝れんだろとかいう野暮だ。
「んしょ」
ベッドに登ってきたプリンセがぽそっと呟く。
「これ、おじいちゃんが知ったらなんていうかな……」
「もちろん、わたくし起きておりますよぉ!?」
なんて恐ろしいこと言いやがる!?
プリンセを溺愛していてこっちについてくるときでさえ代わりに俺を殴らせろとか言ってくる奴だぞ。
実際に殴りやがったし。
そんな親バカに知られてみろ。
今度こそ殺される。
あの人別に親じゃないけど。
「ん、起きた……。偉い」
「え」
プリンセがすっと顔を近づけてきて俺は固まる。
チュッ。
「頬なら怒られないよね?」
プリンセが良い笑顔で言う。
ベッドからピョンと降りると、
「ご飯用意してるから、準備ができたら降りてきてね?」
小走りで出ていった。
……なにがあった?
ちょっと思考が停止気味なんだが?
いや、待て待て。
なにもやましいことはないぞ。
プリンセは6歳だ。
幼稚園生か小学1年生だぞ。
うん、そうだ、そういうこともあるだろう。
こうやって正当化させようとしてる時点でなんか怪しいことになってそうだけどな!
自分の中で折り合いをつけて、どうにか平静を保つ。
子供の頃から人付き合いをかなり避け、青春を棒に振ってきた俺にはこういう些細と思われることでも大事件なのだ。
本当に些細なのかは知らんけども。
ってなにを6歳に翻弄されてるんだ。
とりあえず気持ちを落ち着けて1階に降りる。
「ん、ご飯だよ」
食卓につくと、プリンセが普通にご飯を持ってくる。
おぉ……。
もうニュートラルか。
俺がおかしいのか?
「ん?」
ここでキッチンに戻るプリンセに違和感を覚える。
よく見ると、落ち着いてるプリンセがいつもより頬が紅潮してるし、しっぽもフリフリ動いている。
どうやら動揺しているのは俺だけではなさそうだ。
とりあえずそこは良かった……。
6歳となにをしてんのやら。
「ううん、大丈夫……。リブレさんが無事ならそれでいいんだよ……」
いい子!
「うぅー、よし!」
プリンセは俺にぐりぐりと頭をこすりつけた後にパッと離れる。
「リブレさん、疲れてるよね……? とりあえずは寝たほうがいいよ」
「そうだな……。寝かせてもらえればありがたいかな」
家に帰り着いてドッと疲れがきた。
「わかった……。いつ起こしたらいい……?」
「うーん、俺が起きたい時に起きたいかな。起きるまでは寝かせてもらえれば……」
「うん、わかった。じゃあ、おやすみなさい」
ベッドに入るまで見送ってくれてからまだ昼なのでカーテンを閉めてから出ていく。
ありがたい……。
もう……、限界……、だ……。
「リブレさーん、さすがにもう起きてー。もう1日も寝てるよー」
そんなに寝てるのか。
「まだ眠い……」
「もう起きなきゃだよー」
「あと5分だけー……」
「だーめ、早く起きないと……、どうなるの?」
いや知らねーよ。
思いつかんのかい。
心の中でツッコみながらまだ起きない。
「んーと、じゃあ、起きなかったら、チュウしちゃうよ?」
むしろカモンだ!
俺は気合を入れて寝る。
気合い入れたら寝れんだろとかいう野暮だ。
「んしょ」
ベッドに登ってきたプリンセがぽそっと呟く。
「これ、おじいちゃんが知ったらなんていうかな……」
「もちろん、わたくし起きておりますよぉ!?」
なんて恐ろしいこと言いやがる!?
プリンセを溺愛していてこっちについてくるときでさえ代わりに俺を殴らせろとか言ってくる奴だぞ。
実際に殴りやがったし。
そんな親バカに知られてみろ。
今度こそ殺される。
あの人別に親じゃないけど。
「ん、起きた……。偉い」
「え」
プリンセがすっと顔を近づけてきて俺は固まる。
チュッ。
「頬なら怒られないよね?」
プリンセが良い笑顔で言う。
ベッドからピョンと降りると、
「ご飯用意してるから、準備ができたら降りてきてね?」
小走りで出ていった。
……なにがあった?
ちょっと思考が停止気味なんだが?
いや、待て待て。
なにもやましいことはないぞ。
プリンセは6歳だ。
幼稚園生か小学1年生だぞ。
うん、そうだ、そういうこともあるだろう。
こうやって正当化させようとしてる時点でなんか怪しいことになってそうだけどな!
自分の中で折り合いをつけて、どうにか平静を保つ。
子供の頃から人付き合いをかなり避け、青春を棒に振ってきた俺にはこういう些細と思われることでも大事件なのだ。
本当に些細なのかは知らんけども。
ってなにを6歳に翻弄されてるんだ。
とりあえず気持ちを落ち着けて1階に降りる。
「ん、ご飯だよ」
食卓につくと、プリンセが普通にご飯を持ってくる。
おぉ……。
もうニュートラルか。
俺がおかしいのか?
「ん?」
ここでキッチンに戻るプリンセに違和感を覚える。
よく見ると、落ち着いてるプリンセがいつもより頬が紅潮してるし、しっぽもフリフリ動いている。
どうやら動揺しているのは俺だけではなさそうだ。
とりあえずそこは良かった……。
6歳となにをしてんのやら。
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