戦力より戦略。
戦争も相手によって対処変わるよね
「よっし、二つ名持ちが増えたぜ!」
「これで百人力ね!」
ケインとエルメが目の前で大はしゃぎしてる。
「あれを協力してくれるかの応答だと捉える奴いる!? 普通あれは初めましての挨拶だろ?」
「「知らん!」ないわ!」
「さっさと決断しないのが悪いのよ!」
「もうあまり時間もないことだしな!」
二人で一気にまくしたててくる。
「お二人さんは幼馴染かなんか?」
二人が{驚愕}を見せる。
「なぜわかった?」
「いや、どう見ても息ぴったりだし……。ある程度の付き合いが無いとそういう掛け合いはできないだろうなと思って」
二人の{驚愕}が{感心}に変わる。
「よく見ているものだ」
「そうね。私たちは同じ地区に住んでたの。年も2つしか離れてなかったから、子供の頃はよく遊んだわ。ただし、これだけは言っておくわ。断じて! このおっさんと息はあってないわ!」
「激しく同意だ。こんなのと意見が一致したことは一度もない」
今一致してんじゃん。
待てよ……。
おっさんとこのお姉さんの年が2つしか離れてないってことは、どっちが年上だとしてもお姉さんって実はおば……。
そこまで考えたところでエルメから{怒り}のオーラが立ち上る。
「今、なにを考えていたのかな?」
迫力のある笑顔で問うてくる。
「いや、なにも。どこらへんに住んでたんだろうなーってだけだよ」
命の危険を感じて咄嗟に答える。
「私たちが住んでいたのは平民街の5区の方よ」
「へ、へー。そうなのか」
緊張を切らさずに答える。
「そろそろよろしいですか? 相手のことを協議しなければなりませんので」
マレイユさんが助けてくれた。
感謝!
「わかりましたわ」
各々自分の席に戻る。
その直前、
「そうそう、リブレさん」
「あ、はい。なんでしょう?」
「それ以上考えたら、敵とみなしますから」
こっわ!
なんでまず俺が考えてることわかったんだ?
「女性は自分の年齢について男性が考えてるのは察知できるものなんですよ。全くメカニズムはわかりませんけど……」
『偉い人』ショックから立ち直ってきたレインが教えてくれる。
特定のことだけ察知できるんだろ?
俺の能力の数百倍使い勝手がいいな、それ。
「てことは、レインもわかるのか?」
「いえ、私はまだですね。ある時を境にその能力に目覚めるらしいです」
それ十中八九老いを自覚した瞬間とかだろうな……。
「そんなこと誰に習ったんだ?」
「お母さんが言ってました」
お母さん……。
娘さんになにを教えてるんですか……。
「では、リブレさんが加わったところで今一度整理をしておきましょう。今我が国へ侵攻してきているのは獣人国家、ドルガバ。我々より数段上の身体能力を持った非常に厄介な相手です」
へー、そうだったのか。
ちなみに……。
「相手の容姿はどういった感じなんだ? 見分けとかはつくものなのか?」
「容姿、ですか…。そうですね。基本的には人型の二足歩行ですけど、違いと言えば、耳としっぽがあるくらいですかね。種によってまちまちですが」
神、いやヘスティアさん……。
獣人という種族を生み出してくださり、誠に感謝いたします。
遂にこの目でけも耳っ娘をみることが出来るのだ!
「いや、男性の方も……」
レイン!
うるさい!
「対処はどうしますか? リブレさん」
マレイユさんが意見を聞いてくる。
「決まっている! 全員助ける!」
じゃねーと思いっきり愛でられないだろ!
「考えてることが心読めなくてもわかります……」
「これで百人力ね!」
ケインとエルメが目の前で大はしゃぎしてる。
「あれを協力してくれるかの応答だと捉える奴いる!? 普通あれは初めましての挨拶だろ?」
「「知らん!」ないわ!」
「さっさと決断しないのが悪いのよ!」
「もうあまり時間もないことだしな!」
二人で一気にまくしたててくる。
「お二人さんは幼馴染かなんか?」
二人が{驚愕}を見せる。
「なぜわかった?」
「いや、どう見ても息ぴったりだし……。ある程度の付き合いが無いとそういう掛け合いはできないだろうなと思って」
二人の{驚愕}が{感心}に変わる。
「よく見ているものだ」
「そうね。私たちは同じ地区に住んでたの。年も2つしか離れてなかったから、子供の頃はよく遊んだわ。ただし、これだけは言っておくわ。断じて! このおっさんと息はあってないわ!」
「激しく同意だ。こんなのと意見が一致したことは一度もない」
今一致してんじゃん。
待てよ……。
おっさんとこのお姉さんの年が2つしか離れてないってことは、どっちが年上だとしてもお姉さんって実はおば……。
そこまで考えたところでエルメから{怒り}のオーラが立ち上る。
「今、なにを考えていたのかな?」
迫力のある笑顔で問うてくる。
「いや、なにも。どこらへんに住んでたんだろうなーってだけだよ」
命の危険を感じて咄嗟に答える。
「私たちが住んでいたのは平民街の5区の方よ」
「へ、へー。そうなのか」
緊張を切らさずに答える。
「そろそろよろしいですか? 相手のことを協議しなければなりませんので」
マレイユさんが助けてくれた。
感謝!
「わかりましたわ」
各々自分の席に戻る。
その直前、
「そうそう、リブレさん」
「あ、はい。なんでしょう?」
「それ以上考えたら、敵とみなしますから」
こっわ!
なんでまず俺が考えてることわかったんだ?
「女性は自分の年齢について男性が考えてるのは察知できるものなんですよ。全くメカニズムはわかりませんけど……」
『偉い人』ショックから立ち直ってきたレインが教えてくれる。
特定のことだけ察知できるんだろ?
俺の能力の数百倍使い勝手がいいな、それ。
「てことは、レインもわかるのか?」
「いえ、私はまだですね。ある時を境にその能力に目覚めるらしいです」
それ十中八九老いを自覚した瞬間とかだろうな……。
「そんなこと誰に習ったんだ?」
「お母さんが言ってました」
お母さん……。
娘さんになにを教えてるんですか……。
「では、リブレさんが加わったところで今一度整理をしておきましょう。今我が国へ侵攻してきているのは獣人国家、ドルガバ。我々より数段上の身体能力を持った非常に厄介な相手です」
へー、そうだったのか。
ちなみに……。
「相手の容姿はどういった感じなんだ? 見分けとかはつくものなのか?」
「容姿、ですか…。そうですね。基本的には人型の二足歩行ですけど、違いと言えば、耳としっぽがあるくらいですかね。種によってまちまちですが」
神、いやヘスティアさん……。
獣人という種族を生み出してくださり、誠に感謝いたします。
遂にこの目でけも耳っ娘をみることが出来るのだ!
「いや、男性の方も……」
レイン!
うるさい!
「対処はどうしますか? リブレさん」
マレイユさんが意見を聞いてくる。
「決まっている! 全員助ける!」
じゃねーと思いっきり愛でられないだろ!
「考えてることが心読めなくてもわかります……」
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