アトランダワールド

りゅう

生成作業









「では、ティナよ。お前には先程生成した人間の兵士20名を部下とした部隊を率いてもらう。異論はあるか?」

僕は目の前に跪くティナに尋ねる。ティナを生成してから数分後、僕は人間兵士と呼ばれるキャラクターを20名生成した。全員レベルは5で統一されてティナのように自分で考えて行動することができないことが欠点だが使用アイテムが少なく簡単に作れるので兵士としてはかなり重宝する。

人間兵士には感情や名前、個性などは全くない、主人の意思に従うだけの兵力でしかない。

「いいえ、異論はございません。ありがたく20名をお借りします」
「うむ。ティナには20名を率いて城門警備に当たって欲しい」
「かしこまりました。では、すぐに城門警備に向かいます」
「任せたぞ」

この城に唯一繋がる城門をティナに任せて僕は再びキャラクターの生成を始める。

ティナと人間兵士を生成した後だし人間以外に手をつけてみようかな…

僕は生成アプリを開いて生成を開始した。

種族:エルフ
名前:フィーナ
性別:女
職業:魔導師
特徴:72歳のエルフの女の子、見た目は人間の8歳くらいの女の子で耳が長い。綺麗な金髪、大人しい性格。支援魔法で双子の妹、フィールを支える。リュウに忠誠を誓っている。

種族:ダークエルフ
名前:フィール
性別:女
職業:魔導師
特徴:72歳のダークエルフの女の子、フィーナとそっくりの見た目だがフィーナより肌が黒く白髪。フィーナとは違い積極的な性格で強化魔法を自分にかけて戦う近接戦闘型魔導師。リュウに忠誠を誓っている。

「これでよし…」

僕は生成を開始した。

「「リュウ様、この度は我々を生成していただき感謝いたします。我々はリュウ様に永遠の忠誠を誓います」」

エルフとダークエルフの双子は僕の前に跪き言う。僕はさっそくステータスを確認した。フィーナは女の子らしい短めのスカートにタイツ、フィールは短パンにニーソという感じの服装だった。

フィーナ
レベル85
武力:5
魔力:45
耐久力:25
その他:10

フィール
レベル85
武力:45
魔力:20
耐久力:20
その他:0

レベル85が2人か…うん。かなりいい感じだな。

「うむ。2人ともよろしく頼む。とりあえず2人には私の側近として側に仕えてもらおう」
「「かしこまりました。喜んでリュウ様に仕えさせていただきます」」

エルフとダークエルフはそう言い玉座の横に控える。















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