アチオ伝説

ふみゅうひぅ

第4話

?「……さて、ここなら落ち着いて話が出来るわね」

コチル「あの……いったい……」

?「それをこれから話すんじゃない」


?「私はコマチ・マータ。占い師をやっているわ」


コマチ「さっきの黒い化け物はラグナロクと呼ばれる生物兵器」

コチル「せ、生物兵器…!?」

コマチ「そう。それも宇宙規模で害があるものをラグナロクと呼ぶわ」


コマチ「そんな化け物を貴方は蹴り飛ばしたの。それは一般の人間に出来るものではない…」

コチル「………」

コマチ「「アチオ」って、知ってる?」

コチル「何です?その変なワード…」

コマチ「まあ、知ってるはずもないか……」

コマチ「アチオというのは古代の少数精鋭の戦闘民族、及びその一族が使う戦闘法のことよ」


コマチ「コチル君、貴方はその血を引く人間なの」

コチル「……!!」


コマチ「……ここ最近、ラグナロクの出現報告が絶えない、それは世界の終焉を予告しているとしか思えない」

コマチ「ゴピン・アラサンという男に会いに行きなさい。彼もきっとこの予兆を、そして貴方のことも知っているはずだわ」

コチル「そ、そんな…突然そんなこと言われても……!」

コマチ「とにかく貴方は旅に出るの。そのうち気づくわ、ことの重大性にね…」

コチル「………分かりました…。コマチさんは…?」

コマチ「私は「彼女」を待つわ。きっと来るもの」

コチル「?」




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