短編シリーズ
伝説の勇者(?)
男「勇者の血を引く者よ……」
僕「え、僕っすか?」
男「そうだ…お前だ……」
伝説の勇者…!?
マジか…この僕が…勇者…!
男「この剣を…取るがいい」
僕「は、はい!」
めちゃくちゃかっこいい剣を手に取る
!?
お、重たい…
振るとかそういうレベルじゃない、持てない…
男「え………マジで……(小声)」
僕「…さ、流石伝説の剣すね!いやー、重たい重たい!」
男「あー、うん。とりあえず、いったん置いたら?ね?」
なんか様子が変だ
僕「……は、はぁ……」
男「………あの…さ、本っ当ー悪いんだけど………なんて言うのかな、あのー…」
僕「…………人違い」
男「そう、それ!」
僕「それ!っじゃないっすよ!僕は血を引く者なんでしょ!?」
男「いやまだちゃんと血液検査とかしてないから……」
僕「あ、そういうの必要なんだ…」
男「そりゃあそうだろ、見ただけじゃわかんねぇよ」
僕「じゃあなんで呼び止めたの!?」
男「それはごめん。でも違うもんは違うから」
僕「なんだそれ、納得いくか」
男「伝説の勇者になりたい人はいませんかー。今ならたったの10000G!安いよー!」
僕「誰でもいいんじゃねぇか!てか金とるんかい」
若者A「お前さー、なんか伝説の勇者の血を引く者らしいじゃん?」
僕「あ!あの人達…!」
男「どれどれ?」
若者B「そうらしいYO!」
若者A「なんでラッパーなんかになったの。絶対勇者の方が儲かるし、誰かの家でタンスいじくり回せるのに」
若者B「なんか古臭いじゃん?そんなのもうオワコンYO!」
僕「………」
男「………」
男「……勇者、君でいいよ」
僕「いや、いいです」
END
僕「え、僕っすか?」
男「そうだ…お前だ……」
伝説の勇者…!?
マジか…この僕が…勇者…!
男「この剣を…取るがいい」
僕「は、はい!」
めちゃくちゃかっこいい剣を手に取る
!?
お、重たい…
振るとかそういうレベルじゃない、持てない…
男「え………マジで……(小声)」
僕「…さ、流石伝説の剣すね!いやー、重たい重たい!」
男「あー、うん。とりあえず、いったん置いたら?ね?」
なんか様子が変だ
僕「……は、はぁ……」
男「………あの…さ、本っ当ー悪いんだけど………なんて言うのかな、あのー…」
僕「…………人違い」
男「そう、それ!」
僕「それ!っじゃないっすよ!僕は血を引く者なんでしょ!?」
男「いやまだちゃんと血液検査とかしてないから……」
僕「あ、そういうの必要なんだ…」
男「そりゃあそうだろ、見ただけじゃわかんねぇよ」
僕「じゃあなんで呼び止めたの!?」
男「それはごめん。でも違うもんは違うから」
僕「なんだそれ、納得いくか」
男「伝説の勇者になりたい人はいませんかー。今ならたったの10000G!安いよー!」
僕「誰でもいいんじゃねぇか!てか金とるんかい」
若者A「お前さー、なんか伝説の勇者の血を引く者らしいじゃん?」
僕「あ!あの人達…!」
男「どれどれ?」
若者B「そうらしいYO!」
若者A「なんでラッパーなんかになったの。絶対勇者の方が儲かるし、誰かの家でタンスいじくり回せるのに」
若者B「なんか古臭いじゃん?そんなのもうオワコンYO!」
僕「………」
男「………」
男「……勇者、君でいいよ」
僕「いや、いいです」
END
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