短編シリーズ

ふみゅうひぅ

迷子のおまわりさん

迷子の迷子の~♪
「…私です。」
「私は、迷っていたんです。」
「この仕事が自分にとって正しいのか、どうか…」
「ですが、もう辞めると決めました。
明日にでも…」
「先輩!!」

そこに1匹の犬が駆け寄ってきた。

「先輩は何も悪くないじゃないですか!なのに…どうしてですか!!」

俺は答えた。

「俺は迷ってたんだよ…迷い犬なんだよ…。迷子を救う側の犬が迷っているようじゃ、どうしようもないと思ったのさ…。じゃあな、しっかりやれよ…」
「先輩…先輩ーーっっっ!!」

犬は吠えた。夕焼けでシルエットになった先輩に。
彼もまた、迷い子だったのだ
色んなものが交差する、それが物語
もし彼が迷っていたら、あなたが導いてあげてください
きっと、あなたなら出来る
次に彼という物語と交差するのはあなたかも知れません


犬は交差していた
導けなかった思いと先輩の意思を無駄にしないという決意が

犬はただただ、吠えていた……

…わんわんわわん♪わんわんわわん♪

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